
恐れずに最後まで見てほしいです。サーカスは、みんなを笑顔にするためのものですから『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』間宮凛役・茅野愛衣さん×麻利亜役・釘宮理恵さんインタビュー第2弾
アニプレックスとA-1 Pictures / Psyde Kick Studioによる新作オリジナルアニメーション『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』が、毎週土曜日24:00よりTOKYO MX/BS11ほかにて放送中。
本作の舞台は、サーカスが娯楽の中心として人々の生活に溶け込んでいた高度経済成長期の日本。天才サーカス少女・鶴巻瑞佳が万年金欠の弱小サーカス団・ひまわりサーカスに協力することになり、物語が動き始めます。
アニメイトタイムズでは、本作の魅力に迫るキャスト・スタッフインタビュー連載を実施。今回は間宮 凛役・茅野愛衣さんと麻利亜役・釘宮理恵さんに、ここまでの物語を振り返ってもらいつつ、今後の見どころについて語ってもらいました。アフレコでは、先の展開を知っていたふたりならではの想いもあったようで……。
麻利亜の病状、そして凛が抱える葛藤
──第9話から作品の雰囲気が大きく変わり、シリアスな展開が続いています。これまでのストーリーを振り返ってみて、いかがでしょうか。
間宮 凛役・茅野愛衣さん(以下、茅野):まず(鶴巻)瑞佳がだいぶ柔らかくなったのが印象的ですね。
麻利亜役・釘宮理恵さん(以下、釘宮):最初の尖った感じから、だいぶ変わったよね。
茅野:実は先の展開まで知りながらアフレコしていたのは、凛や麻利亜といった大人組だけなんです。なので、瑞佳を含めた子どもたちのキャストは第9話以降の展開を知らなくて。そのあたりを踏まえて見返すと、また大きく印象が変わると思います。
釘宮:麻利亜は今後ずっと病床にいる状態なので、どのような塩梅で演じるのかを常に悩んでいました。特にみんながお見舞いに来てくれるシーンでは気を張って元気に見せているけれど、回を重ねるごとに体調が悪くなっていってしまうんです。
茅野:そうなんです。でも麻利亜はこの問題をずっと抱えてきたので、その深刻さを出さないようにみんなと接してきたはず。きっとこれまでも調子が悪いときはあっただろうに、人知れず乗り越えてきたんだろうなって。
──麻利亜が周囲に心配をかけないよう振る舞う一方で、凛はその病状を誰よりも理解している立場でもあります。
茅野:凛さんは医療の知識があるからこそ、麻利亜の容態を特に気にしていたと思います。でも、ずっとそういう気持ちでいると子どもたちが気付いてしまう。なので、どれだけ自然に振る舞えるかを意識して演じていました。
麻利亜の夢を叶えてあげたいし頑張ってほしいけど、頑張ってほしくない……。いちばん複雑な心境を抱えていたキャラクターだと思います。このあたりのシーンでは、ずっと眉間にしわを寄せて収録していた気がします(笑)。
──そうした凛のままならない感情がある一方で、サーカス団が大変な状況に陥っています。しかし麻利亜自身は動くことができない。とても歯がゆい気持ちだったのではないでしょうか。
釘宮:凛さんが肩を落としている姿を見るたびに、胸が引き裂かれるような申し訳なさや切なさ、自分の不甲斐なさを感じていたと思います。でも瑞佳に団長を引き継いでもらうことで、自分やみんなの夢を叶えたいという気持ちもギラギラとあるんです。
後半の収録は、回ごとの間隔が結構空いていました。なので、収録のたびに重たい病状へ引き戻されるような感覚がありましたね。心の中は「ようこそ、ひまわりサーカスへ!」という気持ちなんですけど、現場では「みんな、うまくいきますように……!」と祈りながら収録していました。
──そんな麻利亜の意思を引き継ぎ、ひまわりサーカスは「キルクスコレクション」に挑んでいくことになります。
茅野:本作最大の見せ場になると思います。瑞佳を団長に据えたひまわりサーカスが、勝利をつかむためにどのようなサーカスを展開するのか。楽しみにしてください。特に空中ブランコのシーンは、私たちの集大成になっています。
そして、シリアスな展開が続くので「つらいな」と感じるかもしれませんが、とても前向きなお話になっているので、恐れずに見てほしいです。サーカスは、みんなを笑顔にするためのものですからね。
釘宮:うんうん。みんなの成長ぶりは、ぜひ感じてほしい! あと、映像としての鮮やかさや美しさにも注目してください。サーカスシーンで舞っている、宝石のようなキラキラや花が弾けていくときの音も印象的ですね。
茅野:各サーカス団で特徴も異なるので、その見せ方も面白いと思います。ひまわりサーカスはお金がないからこそ、工夫しながら、どうやって観客を楽しませるのかを考えていますから。

































