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- 五六七八千代
- 徳島出身のフリーライター&歌人。現在は、特撮、アニメ、DOMOTOが生きがい。

2026年7月26日(日)よりスタートした、東映特撮の新シリーズ【PROJECT R.E.D.】第2弾『角醒ハンター オメガホーン』。
古代の地上を支配していた巨大生命体「角獣(かくじゅう)」と、その力を引き出して戦う「ハンター」。独特な世界観を舞台に、主人公のシャウトと、人間の姿になれる“角獣王”炎角(えんかく)は、さまざまなハンターたちと出会いながら旅を続けています。
前回、シャウトはイバル連合の首領・絶暴のイバルに文字通り手も足も出ず完敗。相棒の角獣王・炎角と、双子から預かっていた剛角まで奪われてしまいました。
第八話では、強力な2体を失ったシャウトが、イバル連合・絶の幹部、砕厄のゲンノウとのハンターバトルに挑みます。さらに絶炎角の不穏な野望や、鉄壁のレイジと前作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』をめぐる衝撃の事実も明らかに。
敗北の連鎖に苦しむシャウトと、次々と明かされていく新たな謎。物語が大きく動き出した第八話を、ネタバレありで振り返りながら、印象的なシーンや見どころを紹介していきます!
イバル連合のアジトで囚われ、厳重な鎖につながれている炎角。そこへ姿を現した絶炎角は、兄を慕うどころか、強い憎しみを抱いているような様子を見せます。
そんな絶炎角の口から語られたのは、驚くべき過去。なんと彼が人間の姿(亜人態)になれるようになったのは、「黒い仮面をかぶった男」と契約を交わしたからだというのです。
さらに明らかになったのが、絶炎角が抱く「エゴ」の正体。彼が目指しているのは、イバルが掲げる世界の統合だけではありません。その先にあるのは、「人間を飼い慣らし、角獣が頂点に立つ世界」を作ること。人間と角獣の立場を完全に逆転させるという、恐ろしく歪んだ野望でした。
表向きはイバルの右腕として活躍しつつ、裏では己の目的のために動いていた絶炎角。不穏で真意の読めないその振る舞いには、過去にゲンノウたちも警戒を見せていました。
そして気になるのが「黒い仮面の男」というワード。前作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』をご存知の方なら、デス・ギャバンが頭によぎったのではないでしょうか。
現時点では仮面の男の正体も、絶炎角との契約内容も明かされていません。ただ、その契約と前作から続く”アザ・ゾルス”が繋がっているとすれば――『オメガホーン』の世界に隠された過去は、私たちが想像する以上に深いものなのかもしれません。
明日9月13日 午前9:30~
— 角醒ハンター オメガホーン/PROJECT R.E.D.シリーズ【東映公式】 (@ProjectRED_Toei) September 12, 2026
『#角醒ハンターオメガホーン』
第八話放送🧢
攫われた炎角の対戦相手は――
コスモギャバリオン!?
ギャバリオンセイバーと強制合身させられた炎角と巨大戦が繰り広げられる!
さらにシャウトとゲンノウが対決🔨
転角アクションが炸裂💥
一方、銀河連邦警察にも動きが…!?🚨 pic.twitter.com/fSDyJPwEUd
イバルに敗れて気を失ったシャウトは、双子のハンター・剛胆エイルと剛直のアルに助けられ、病院のベッドで目を覚まします。イバルとのバトルについて2人に話しているところへ現れたのが、シャウトのハンター仲間である波斬のギリコでした。
探している飛角(ひかく)をイバル連合の飛導のバーサーが持っていると知ったギリコは、すぐさま彼女の元へと向かいます。ギリコのあとを追ってきたシャウト、エイル、アル。しかし、そんな4人の前に立ちはだかったのが、砕厄のゲンノウでした。
ここで注目したいのが、ゲンノウのバトルアーマー。第六話でバーサーが見せたものと同系統のアーマーを全身に装着し、打撃特化の砕角(さいかく)を角醒憑依させます。ゲンノウらしい、パワフルで重量感たっぷりのバトルは、これまでの戦闘とはまた違ったシビれる魅力がありました。
一方、炎角を奪われたシャウトは、残されたエゴルギアもわずか。今回は防御特化の転角(てんかく)を角醒憑依させてゲンノウに挑みます。丸まって超高速回転するスピンアタックを繰り出すなど、持ち前の機転と泥臭い意地で必死に食らいつくシャウト。最終的には打撃に強い砕角の圧倒的なパワーの前に無念の敗北となりますが、絶望的な状況でも絶対に折れないシャウトの強い意地が見えた、見応え抜群のバトルでした。
イバル戦に続く、まさかの2連敗。炎角を失ったうえに手持ちのエゴルギアも少なくなり、シャウトはまさにどん底の状況に陥ってしまいました。
ところが、このバトルでゲンノウがシャウトに投げかけた言葉が印象的でした。
「やつ(イバル)を倒したけりゃ自分が何者なのか、この世界 この時代で何を成し遂げたいか……。見えてなきゃ勝てねえ!」
単にシャウトを打ち負かすだけなら、こんな言葉をかける必要はありません。イバルに立ち向かおうとするシャウトを認めているからこそ、「おまえは何者なのか」「何を成し遂げたいのか」と、その根本を問いかけたようにも見えます。
第七話ではイバルに力の差を見せつけられ、第八話ではゲンノウにも敗北。しかし、その連敗を通してシャウトは、イバルに勝つために必要なものだけでなく、自分自身がこの世界で何をしたいのかを見つめ直すきっかけを得ました。
一方、ギリコがゲンノウにバーサーについて尋ねても、「ハンターなら自分で聞け」と返されるだけでした。ギリコが探し続けている明導のカンナと、バーサーには一体どんな関係があるのでしょうか。シャウトの再起とともに、ギリコの旅にも新たな動きが生まれそうです。
ドクター・テクノによって修復・復活を遂げた“再生兵器”。その正体は、なんと前作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』に登場したコスモギャバリオンでした。
そんなコスモギャバリオンのパイロットを務めたのが、鉄壁のレイジ。イバルの命令によって、拘束された炎角にはギャバリオンセイバーが強制的に装着され、両者による異色のハンターバトルが幕を開けます。
ところが、ここで驚かされたのがレイジの操縦技術です。初めて扱うはずのコスモギャバリオンを自在に操り、イバルをも驚かせるほどの見事な戦いを披露します。炎角の攻撃を右手のアームで受け止めると、左手の射撃で武装の接続部だけを正確に撃ち抜いて強制解除。炎角を必要以上に傷つけることなく、鮮やかな勝利を収めました。
そして、戦いが終わった直後。レイジがコスモギャバリオンを撫でながら、静かに口にした一言……。
「またな、コスモギャバリオン」
ここで重要なのが、レイジがこの機体を「コスモギャバリオン」と認識していたこと。『オメガホーン』の世界では、コスモギャバリオンは数世紀前に存在した「再生兵器」にすぎません。しかし、レイジはその名前を呼び、まるで旧知の相棒に語りかけるように別れを告げたのです。
その声色も、これまでの無気力で淡々としたレイジとは明らかに違いました。そこに感じられたのは、前作の主人公・弩城怜慈の面影。「コスモギャバリオンの操縦ができる」という事実と、この一言が重なり、「鉄壁のレイジ=弩城怜慈」であることはほぼ確定と言えるかもしれません。
さらに物語は、前作の舞台だった多元地球Α0073へ。
銀河連邦警察の最高会議では、行方不明となり連絡が途絶えている怜慈に対し、なんと「ギャバンの資格剥奪」が決定。次期ギャバン候補者の選出まで始めるという、あまりにもシビアな現実が突きつけられます。(ワニパトコンビは大盛り上がり!)
それでも、怜慈をあきらめないと誓うのは、同僚であり親友でもある伊達大佐。『オメガホーン』側で静かに生きる怜慈と、多次元地球で彼を待ち続ける前作の仲間たち。その対比が、前作ファンにはたまらなく切ない展開でした。
また、ドクター・テクノはコスモギャバリオンを「数世紀前の発掘メカ」と説明し、アギも「怜慈くんは未来へ向かった」という言葉も重要なピースです。これらの情報を紐解くと、『オメガホーン』の舞台が前作から数百年後などかなり未来の世界である可能性が濃厚になってきました。
未来の世界でレイジが秘める真の目的とは一体何なのか。そして、彼を待ち続ける仲間たちと再び交わる日は訪れるのか――。2つの作品を繋ぐクロスオーバーの行方から、今後も目が離せません!
『角醒ハンター オメガホーン』第八話「復活せよ!古の兵器!」は、シャウトの挫折と成長、絶炎角をめぐる謎、そして前作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』とのつながりが一気に動き出した、濃密なエピソードとなりました。
そして気になる次回、第九話では、なんとシャウトと炎角がハンターバトルを繰り広げる模様! 一度は離れ離れになったシャウトと炎角が、再び向き合うことに。2人は何をぶつけ合い、どんな答えを見つけるのでしょうか。
炎角を取り戻し、どん底から反撃へ転じられるのか――。シャウトの新たな「エゴ」が、ここからどんな未来を切り開いていくのか楽しみです。
次回も鼓膜に力を入れて、シャウトたちの冒険を見届けましょう!
来週9月20日㈰
— 角醒ハンター オメガホーン/PROJECT R.E.D.シリーズ【東映公式】 (@ProjectRED_Toei) September 13, 2026
『#角醒ハンターオメガホーン』
第九話「時代を創れ!シャウトVS炎角!」放送📢
全ての角獣を失うも、イバルに再戦を挑むシャウト🔥
イバルのエゴのまま使役される炎角VS身一つのシャウト👊
キャプテン・オメガホーン初のリミッター解除!🧢https://t.co/7HOdPI1tOD#オメガホーン pic.twitter.com/nUf39FUzpR
[文/五六七 八千代]
