『薄桜鬼』EDで人気！　maoが1stアルバム『toddle』をリリース――「アルバムはこれからも私を支えてくださいというメッセージ」と語る彼女にインタビュー！

　TVアニメ『薄桜鬼』のED「君ノ記憶」もスマッシュヒット！生み出すサウンドの幅の広さがすごすぎて、いつも感動しちゃうスーパーアーティストの maoさんが、ついに、ついに、待望の1stアルバム『toddle』を7月7日に発売！「君ノ記憶」はモチロン、『トトリのアトリエ』、『S.Y.K～新説西遊記』、『蒼空のフロンティア』などゲーム・アニメのテーマ曲から、新曲「恋のココロ」まで12曲がつまった、まさにファンのみんなへの“七夕プレゼント”だ。ベスト感すらただよう豪華なアルバムに託した想いを、maoさんに直撃っ！

●現在、アニメ4作品のテーマ曲を歌うmaoさんが遂に1stアルバムを発売！

――現在、『ドラえもん』、『薄桜鬼』、『クプ～！まめゴマ』、『たまごっち！』と4つのTVアニメでmaoさんがテーマ曲を歌っています。すごいことですよね

maoさん（以下mao）：ありがとうございます！　小さなお子様から大きなお友達までカバーさせていただいてます（笑）。私も最近まで気が付いてなかったんですけど、たくさんの方に私の歌を聴いていただく機会が増えて、とても嬉しいです。

――1stアルバムの発売が決まった時の感想は？

mao：「やっと出せた～！」って安ど感が先に来て、その後に嬉しさとか、楽しみな気持ちもわいてきました！収録曲のほとんどがアニメやゲームのタイアップ曲なので1stにして、ベストアルバム的な感じがあります。

――収録曲は「START！」や「S.Y.K」などアッパーな曲に、「Departure」や「願いゴト」などのバラード曲と、ジェットコースターというより絶叫マシンくらいのアップダウンが目まぐるしいアルバムになりましたね

mao：名刺代わりのつもりで、「maoはこんな歌や表現ができるんだよ」とアピールするつもりでしたが驚くかも（笑）。それぞれの作品で知ってくれた方に私の違う面を見ていただきつつ、サプライズを与えられたらいいですね。

――タイトルの由来を教えてください。

mao：自分で考えたんですけど“よちよち歩き”という意味です。私は歌い手としても人間としてもまだ未熟なところがありますが、たくさんの人に支えてもらっていることをアルバム制作の過程で再確認できたし、感謝しなくてはいけないと思ったんです。遅い歩幅だけどみんなが支えてくれたからここまで来られたという意味と、「これからも支えてね」という願いを込めました。

――アルバムでは「Dia」以外の曲で、ご自身が作詞を手がけていらっしゃいますが、身近なテーマや恋を描いた詞は多くの女性の共感を得ているのでは？

mao：『薄桜鬼』の曲を歌わせていただいてから、女性ファンが増えたという実感はあります。恋愛の歌詞は好きで結構書くんですが、同性の方に共感していただけるのはとっても嬉しいですね。タイアップ曲の場合も作品の世界観を壊さず、なおかつずっと歌い続けていけるようにしたいと心がけています。

『toddle』/mao
7月7日発売
3150円（税込）
発売：ティームエンタテインメント

●ビジュアルコンセプトとつながるタイトル曲！「ジャケの卵は本物なんですよ！」

――新曲が2曲収録されていますが、1曲目に来るタイトルチューンはインストナンバーなんですね

mao：この曲は、ジャケットのコンセプトとつながっているんです。私は外では明るくしているけど実は内向的なところがあるんですが、これから音楽で、殻を破っていきたいという意味も込めて、タマゴの殻を破ったジャケットになっています。ブックレットとCDトレイ全部で一つのストーリーが流れています。ちなみにタマゴは、デザイナーさんが実際にタマゴを割っていい形に作ってくれた力作です（笑）。
　そして曲ですが、タマゴの中で夢を見ているイメージでかわいらしい感じになっています。

――もう1曲の「恋のココロ」はアルバムのラストに収録されていて、maoさんの作詞ですがどんな曲ですか？

mao：自分で考えたコンセプトがわりと“かたい”ものだったので、やわらかい曲でしめたいと思いました。また最後まで聴いてくれた人がホッとしたり、幸せになれる曲にしたいなと。それと先日発売されたシングル「君ノ記憶」と、そのカップリング曲「センチメント」がせつない歌だったし、私自身、悲しい詞を書くことが多いのでたまには幸せな詞を書いてみたくなって。みんなに「私生活がうまくいってないのでは」と心配されないように（笑）。「久しぶりに恋してみようかな」と思える、かわいい曲になったかなと思います。


●印象深い曲は「君ノ記憶」、お気に入りは「願いゴト。」

――収録曲の中で印象深い曲を挙げてもらえますか？

mao：やっぱりターニングポイントになった「君ノ記憶」ですね。あと個人的に一番好きな曲は「願いゴト。」。皆さんのお気に入りも教えてください。

――他にもこのアルバムの聴きどころを教えてください。

mao：1曲1曲の中に私の成長が刻まれていると思っていて、それを感じていただけたら嬉しいです。皆さんが日常の中で感じていることに重ね合わせられるところがこのアルバムにはきっとあるはずなので、聴いた人が勇気が湧いたり、恋をしたいなと思ったり、少しでもパワーになってくれたらいいなと思います。

――発売後の7月10日にはアニメイト横浜店でトーク&ミニライブイベント、7月31日には初台Doorsでワンマンライブも開催されますね

mao：5月にもアニメイト横浜店さんで吉岡亜衣加ちゃんとイベントをやらせていただきましたが、「生で聴くとより情感があって泣いちゃいました」というコメントをくださった女の子もいて。そういうのはライブならではの醍醐味ですよね。7月31日のワンマンライブでは「もういいよ」って言われるくらい歌いますから（笑）。ここでしか聴けない曲もあるので来てください！

――念願の1stアルバムが出ました。次の野望は？

mao：曲を書けるようになりたいです。自分で作詞・作曲した曲を歌うこと。そしてアルバム全曲の作詞・作曲など夢はまだまだ続きます。これからも私のよちよち歩きを温かい目で見守ってください。

＜TEXT：永井和幸＞

アルバム発売記念トーク＆ミニライブ
7月10日（土）17時～
アニメイト横浜店

アルバム発売記念ワンマンライブ
7月31日（土）東京・初台Doors

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