ニコミュ第4弾『ココロ』ゲネプロレポート&コメントをご紹介

“心”を手に入れたロボットの未来は――? ニコニコミュージカル第4弾舞台劇『ココロ』ゲネプロレポート&出演者からのコメントをご紹介!

 ニコニコミュージカル第4弾となる舞台劇『ココロ』のゲネプロが、東京・北千住にあるTHEATRE1010(シアターセンジュ)にて行なわれた。

 舞台劇『ココロ』は、トラボルタP氏によってニコニコ動画にアップされた楽曲「ココロ」を元に制作された。プログラムによって心を得たロボットの心情を、ボーカロイド・鏡音リンが切なく歌い上げ話題となった楽曲「ココロ」は、その完成度の高さからニコニコ動画における再生回数が140万回を越える大ヒット。

 そして、舞台劇となった『ココロ』は、2009年の水戸市芸術祭演劇フェスティバルで初上演され、2010年には東京で再演された。今回は、初演から数えて3演目の舞台となる。

 人工知能を持つロボット、通称・二号機。その研究に明け暮れる科学者・天本のもとに1人の男が現れる。それはかつて、ロボットが人間と同じ心を持つことができるプログラム“ココロシステム”開発に携わっていた岸田だった。とある事故をきっかけに中断された“ココロシステム”の開発。だが岸田は密かにその研究を続け、ついにそのプログラムを完成させたと言う。

 「ロボットに心はいらない」と主張する天本に対し、岸田は彼に想いを寄せる研究員・町子を利用し“ココロシステム”のインストールを実行してしまう。二号機のプログラムは書き換えられ、混沌の中で“ココロシステム”の基盤となった一号機、リンの記憶と交錯していくのだった――。

 未来と現代、ふたつの時間軸を移動しながら進むストーリーは切ないシーンやミステリアスなシーンも多いが、時折挟まれるテンポの良いコミカルなパートも見どころのひとつだ。随所にアニメやゲームファンをニヤリとさせるような話題やセリフが組み込まれており、バラエティ豊かな内容になっている。


 ストーリーの基軸が「心」であるだけに、観客の心に響くようなセリフが多いことにも注目して欲しい。ロボットを取り巻く環境のため専門用語が飛び交うシーンも見られるが、それらも心にスッと溶け込むような、爽やかな感動を与えてくれる舞台構成になっている。

 『ココロ』は現在公演中で、ゴールデンウィークスペシャル公演として、同じTHEATRE1010で上演される『DEAR BOYS -Double Revenge-』と、昼夜で作品を入れ替えて上演される。ニコニコ動画での観覧も可能(※ネットチケットが必要)なので、残念ながら会場に足を運べない人もぜひ、この感動を味わって欲しい。

 最後に初日を控えてのキャストと脚本・演出の石沢克宜氏、原作・音楽のトラボルタP氏のコメントを紹介しよう。

秦みずほさん(リン一号機役):“ココロ”を持っていることの大切さや、誰かを大事に思う気持ちが描かれているので、そこを是非ご覧頂きたいです。皆さんに気持ちが届くように精一杯頑張ります。

小松美咲(リン二号機役):ファンの皆様の期待を裏切らないように精一杯練習してきました。笑ったり、泣いたり、いろんな感情が沸いてくれると嬉しいです。

寺門文人(天本役):天本が背負っているもの。彼が背負いながら見ている現実に注目してご覧頂けたらと思います。皆と、楽しい時間を過ごせる様に一生懸命作りました。頑張ります。

石沢克宜(脚本/演出):この公演も今回で三回目を迎えました。たくさんの方々の思いがこの作品の原動力です。皆さんの期待を裏切らないように頑張ります。楽しんでいただければ幸いです。

トラボルタP(原作/音楽):今回で三回目の公演となるわけですが、初日と言うのはやはり緊張感がありドキドキします。今回はドワンゴさんの下での公演となるので舞台設備や衣装などなど本格的になり、色々パワーアップしていると思いますのでより臨場感の増したこの作品を楽しんで頂けたら嬉しいです。

<取材・文:杉山玲菜>

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