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堀内賢雄さん登壇『ジョーカー・ゲーム』最終話上映会で語られる真実

キービジュアルにはある秘密が隠されていた……? 堀内賢雄さん登壇の『ジョーカー・ゲーム』最終話上映会で語られる真実

 昨今のアニメには珍しいハードな大人のスパイゲームで話題となっている『ジョーカー・ゲーム』。待ちに待った、そして名残惜しいTVアニメ最終話の放送を目前としながら、2016年6月19日(日)に角川シネマ新宿で最終話先行上映会が開催されました。イベントには堀内賢雄さん (結城中佐 役)、野村和也さん(監督)、岩浪美和さん(音響監督)らが登壇し、上映会とトークショーを行いました。

 本稿では、イベントの模様をレポートでお届けしていきます。最終話を終えた後だからこそ言えるここだけの話、キービジュアルに隠された衝撃の事実など、ファンにはたまらない内容が飛び出した本イベント。最終話をご覧いただく前に、ぜひともチェックしてみてください。


■ スパイの見せる厳しさと優しさに注目

 イベントは堀内さん、野村監督のオススメである第4話「魔都」、第5話「ロビンソン」の上映からスタート。すでに放送されている話ではありますが、大スクリーンでの臨場感は格別です。細かな描写、渦巻く策略の数々は何度見ても飽きることなく、手に汗握るものとなっていました。

▲会場には台本などの展示も

▲会場には台本などの展示も

▲第5話「ロビンソン」で結城中佐の講義シーンのために作られた黒板

▲第5話「ロビンソン」で結城中佐の講義シーンのために作られた黒板

 そして、登壇者がステージに。野村監督は第5話をオススメする理由として、スパイたちが所属するD機関の一番厳しい、裏の顔が見える話だからこそのチョイスだと語ります。全てを裏で操り、必要な情報だけを抜き取る、そんなある意味D機関らしい話は、確かに「魔都」で顕著に表れています。

 対する堀内さんが選んだ「ロビンソン」は、意外にも結城中佐がほとんど登場しない話。堀内さんによると、尋問を切り抜ける姿が最もスパイらしいと感じたそうで、あえて「ロビンソン」を選んだとコメントします。

 これだけのストーリーを演じるとなると、アフレコも大変そう……というのが一般的な見解ですが、岩浪さんによるとそうでもなかったとか。それもそのはず、これだけの豪華声優陣が揃えば、逆に任せられる場面が多かったそうです。渋い演技をしてきた堀内さんが結城中佐の若いころを演じた際は、不安な気持ちでアフレコに挑んだようですが、岩浪音響監督から甘えるんじゃないよと檄が飛されたエピソードも語られます。

 今回のイベントは最終話上映会ということで、登壇者のみなさんから第12話「XX ダブルクロス」の見どころが語られていきます。堀内さんからは、視聴者でも知っている場所が度々登場すること、スパイが見せる優しさ、スパイが情に流されてしまった末路、などなど様々な場面に注目して欲しいとのこと。結末が気になる中、最終上映がスタートしていきました。

 
■ キービジュアルに隠されていた三好の事実……

 最終話を固唾を呑んで見守るファンたち。新たなスポットライトを浴びるスパイ・小田切(CV:細谷佳正さん)や美しい新宿の街並み、結城中佐が魅せたラストシーン……。語ればきりがないほどの最終話に、上映後はしばらく拍手が鳴りやみませんでした。スパイたちが見せる最後のジョーカー・ゲームは、ぜひともその目でご確認ください。

 上映後はみなさんが再登場し、トークショーへ。最終話のこだわりを語っていきました。さらには今までの思い出も語られていきます。メインキャストもゲストキャストもかなりのメンバーを揃えたためアフレコのタイミングを調整することが大変だった、堀内さんが下野紘さん(三好 役)に実は堀内さんが三好を演じることになる予定だったと嘘をついて驚かせたなど、裏話の数々には会場に集まったファンたちも笑い声を上げます。

 次回予告もとても印象的でしたが、実は第1話で全員が集合したときにほとんどを収録していたことが明らかに。岩浪音響監督はどれもイケメンボイス過ぎて楽しかったと笑みを見せます。これを聞いた野村監督は、田崎(CV:櫻井孝宏さん)の次回予告は若干やりすぎたと語り、観客も笑い声を上げていました(田崎の次回予告は、トランプさばきを見せつつ、「俺が操っているのはカードじゃない。お前の心さ」というイケメン過ぎる台詞が話題になりました)。

 最終話を見終わった後にもう一度見て欲しいのがキービジュアル。パッと見でもカッコイイものになっていますが、実は全てのキャラクターには隠し要素が込められたものになっていると野村監督。各キャラクターのポーズは、メインになった話のワンシーンなどを再現したものになっているそうで、田崎は鳩を出そうとしているシーン、結城中佐は決して直視はしないながらもスパイたちを片目で見ているシーン、神永(CV:木村良平さん)はドアを開け放つシーン(そのため顔にドアの影がかかっている)など、衝撃の事実が明らかになっていきます。

 特に、三好は、帽子を取って「さよなら」をしている意味が込められており、これには観客からも感嘆の声が上がっていました。

 イベントの終盤では告知コーナーも行われていましたが、なんでもBlu-ray BOXに付属する特別篇「黒猫ヨルの冒険」(前編)は必見だとか。猫目線で繰り広げられるストーリーで、素の表情を見せないスパイたちが動物には朗らかな表情を見せてしまう……という、なんとも見てみたくなる内容になっているそうです。こちらも合わせてお楽しみに。

 お話は尽きませんが、ここでイベント終了の時間です。最後に会場に集まったファンたちへ登壇者のみなさんからメッセージが贈られていました。堀内さんは胸を張って『ジョーカー・ゲーム』を演じたと言える作品だと語り、温かい拍手が贈られていました。そして、最終話ラストシーンの台詞を堀内さんが披露し、イベントが終了しました。

 『ジョーカー・ゲーム』最終話「XX ダブルクロス」は放送間近。最終話、そして作品の今後の展開もお見逃しなく!


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◆『ジョーカー・ゲーム 』Blu-rayBOX上巻
発売日:2016年7月27日(水)
品番:ZMAZ-10711
本体価格:18,000円(税別)
収録話:本編(第1話~第6話)+特典映像 収録分数:約144分+特典映像

★新作アニメーション「黒猫ヨルの冒険」(前編)
脚本:岸本卓 絵コンテ・演出:細川ヒデキ 作画監督:石井明治
【あらすじ】
好奇心旺盛な野良猫「ヨル」が腹を空かせていると、魚屋で買い物をするD機関の福本と遭遇する。匂いにつれられてその後を追うヨル。魚に目がくらんだヨルが大東亜文化協會に忍び込むと、そこには訓練中の機関員たちがいて……。

【初回特典】
(1)キャラクター原案・三輪士郎描き下ろし収納BOX
(2)キャラクターデザイン・矢萩利幸描き下ろしデジ仕様
(3)特製100Pブックレット「ジョーカー・ゲームEXPERT-WORKS」
(4)複製絵コンテ(第1話)
(5)オリジナルサウンドトラックCD「Out of TRACK」vol.1
(6)イベントチケット優先販売申込券
<対象イベント>
日時:2016年10月16日
出演:堀内賢雄、下野紘、梶裕貴、櫻井孝宏、関智一(予定)
(7)全巻購入特典応募券

【毎回特典】
(1)新作アニメーション「黒猫ヨルの冒険(上)」
(2)インタビュー映像
(3)CM&PV集
(4)ピクチャーレーベル

◆『ジョーカー・ゲーム』Blu-rayBOX下巻
発売日:2016年9月28日(水)
品番:ZMAZ-10712
本体価格:18,000円(税別)
収録話:本編(第7話~第12話)+特典映像 収録分数:約144分+特典映像

★新作アニメーション「黒猫ヨルの冒険」(後編)
脚本:岸本卓 絵コンテ・演出:細川ヒデキ 作画監督:石井明治
【あらすじ】
福本から魚をもらうことに成功するも、猫嫌いの三好に見つかってしまい大東亞文化協會から追い出されるヨル。しかし、D機関を陥れようとしている者たちの陰謀を知ってしまい……。

【初回特典】
(1)キャラクター原案・三輪士郎描き下ろし収納BOX
(2)キャラクターデザイン・矢萩利幸描き下ろしデジ仕様
(3)特製100Pブックレット「ジョーカー・ゲーム PERFECTION-FILES」
※原作者・柳広司描き下ろし「黒猫ヨルの冒険」プロット掲載
(4)複製絵コンテ(第12話)
(5)オリジナルサウンドトラックCD「Out of TRACK」vol.2
(6)全巻購入特典応募券

【毎回特典】
(1)新作アニメーション「黒猫ヨルの冒険(下)」
(2)CM&PV集
(3)ピクチャーレーベル


◆『ジョーカー・ゲーム』DVD
第1巻:2016年7月27日(水)発売収録内容:本編(第1話~第3話)価格:7,000円(税抜)
第2巻:2016年8月24日(水)発売収録内容:本編(第4話~第6話)価格:7,000円(税抜)
第3巻:2016年9月28日(水)発売収録内容:本編(第7話~第9話)価格:7,000円(税抜)
第4巻:2016年10月26日(水)発売収録内容:本編(第10話~第12話)価格:7,000円(税抜)

【毎回特典】
(1)キャラクターデザイン・矢萩利幸描き下ろしジャケット
(2)リーフレット6P
(3)ピクチャーレーベル

発売元:ショウゲート/販売元:株式会社KADOKAWA

■TVアニメ『ジョーカー・ゲーム』
<イントロダクション>
世界大戦の火種がくすぶる昭和12年秋、帝国陸軍の結城中佐によって、スパイ養成部門“D機関”が秘密裏に設立される。生え抜きの軍人を尊ぶ陸軍の風潮に反し、機関員として選ばれたのは、東京や京都といった一般の大学を卒業し、超人的な選抜試験を平然とくぐり抜けた若者たちだ。彼らは魔術師のごとき知略を持つ結城中佐のもと、爆薬や無電の扱い方、自動車や飛行機の操縦法はもちろん、スリや金庫破りの技に至るまで、スパイ活動に必要なありとあらゆる技術を身につけ、任地へと旅立っていく。「死ぬな、殺すな」ーー目立たぬことを旨とするスパイにとって自決と殺人は最悪の選択肢であるとするD機関は、陸軍中枢部から猛反発を受けつつも、味方を欺き、敵の裏をかき、世界中を暗躍する。東京、上海、ロンドン……世界各地で繰り広げられるインテリジェンス・ミステリー。

<スタッフ>
原作:柳広司「ジョーカー・ゲーム」
シリーズ(角川文庫・KADOKAWA刊)
監督:野村和也
シリーズ構成・脚本:岸本 卓
キャラクター原案:三輪士郎
キャラクターデザイン・総作画監督:矢萩利幸
チーフリサーチャー:白土晴一
美術監督:谷岡善王
美術設定:成田偉保
3DCGI:サブリメイション
色彩設計:野田採芳子
特殊効果:村上正博
撮影監督:田中宏侍
編集:植松淳一
音楽:川井憲次
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:Production I.G

<キャスト>
結城中佐:堀内賢雄
三好:下野紘
神永:木村良平
小田切:細谷佳正
甘利:森川智之
波多野:梶裕貴
実井:福山潤
福本:中井和哉
田崎:櫻井孝宏
蒲生次郎:津田健次郎
佐久間中尉:関智一 ほか

<放送情報>
AT-X:4月5日より毎週火曜日夜11時00分~
【リピート放送】
4月7日より毎週木曜日午後3時00分~
4月10日より毎週日曜日深夜1時00分~
4月11日より毎週月曜日朝7時00分~

TOKYO MX:4月5日より毎週火曜日深夜0時30分~
MBS:4月5日より毎週火曜日深夜2時30分~
テレビ愛知:4月5日より毎週火曜日深夜1時35分~
BS11:4月6日より毎週水曜日深夜0時00分~
※放送日時は予告なく変更となる可能性がございます。


>>TVアニメ『ジョーカー・ゲーム』公式サイト
>>TVアニメ『ジョーカー・ゲーム』公式ツイッター

(C)柳広司・KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT
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