声優
Trignalライブツアー、真夏の秘密基地で大はしゃぎ!?

真夏の秘密基地で、江口さん・木村さん・代永さんが大はしゃぎ!?『Trignal Live Tour 2016 “SECRET GARAGE”』ライブレポート

 Kiramuneに所属する声優の江口拓也さん、木村良平さん、代永翼さんの3人からなるユニット「Trignal(トリグナル)」。2016年には大阪、福岡、横浜を舞台にツアーイベント『Trignal Live Tour 2016 “SECRET GARAGE”』を開催しました。

 今まで様々な感動のステージを繰り広げたTrignal。今回はどんな姿を披露してくれたのでしょうか? 本稿では、2016年13日と14日の2日間に渡って行われたパシフィコ横浜公演のうち、13日の模様をお届けしていきます。

■ 江口さんが流す凄まじい量の汗に、思わず2人もツッコミ!?

 会場では、まず「Trignal」の文字にあわせてのカウントダウンが行われたあと、黄色(江口さん)、赤(木村さん)、青(代永さん)と、それぞれのイメージカラーを彩った衣装に身を包んだ3人が、割れんばかりの大歓声の中登壇。その3人の衣装にあわせるように、3色のサイリウムによって客席が色鮮やかに染め上げられる中、ライブ最初の楽曲となる「PANORAMA SODA」が爽やかに歌い上げられます。

 続く「SUMMER MAGIC」、「KICKSTART×TRIGGER」らの楽曲では、ライブ中に互いに肩を組みあったり、抱き合ったりと仲の良さを披露する三人の姿に、客席は大興奮。楽曲の途中にはトロッコに乗った3人が客席の間近まで急接近するという演出も行われつつ、サビ部分を会場が一体となって合唱するなど、開始早々から凄まじい盛り上がりを見せることになります。

 大阪・福岡での公演にも負けないほどの横浜のファンの大声援に、すっかり感激した様子の3人。そんな中、さきほどの見事なパフォーマンスを見せてくれた江口さんはまさに「滝のよう」と表現するに相応しい量の汗を流しており、木村さん、代永さんの2人からツッコまれることに。実は楽屋の時からすでに兆候があったようで、開演直前になって涼もうとしていたところ、本番前の熱を下げないようにと、木村さんろ話していたというエピソードも明かされることに。またライブ中も、くっきりと残った汗の痕により、江口さんの通った場所が分かるほどなのだそうで、代永さんが「犬が帰ってきた直後みたい」とその状態を的確にコメントすると、大爆笑が沸き起こっていました。

 ここからは続くのは「GREAT ESCAPE PARTY」、「Kiss Plus」、「towards the tomorrow」、「ORIGINAL COLOR」といった、しっとりとしたものから熱く激しい、爽やかなものまで、様々な「Trignal」の側面を見ることができるバリエーション豊かな楽曲群。特に「GREAT ESCAPE PARTY」から登場したバックダンサー達、三人の美麗な歌声にあわせて、ステージから雨のように美しく降り注ぐ光の光条の演出も加わり、幻想的な光景が映し出されます。

 一方、客席の度肝を抜いたのが、「Win-possible!」。楽曲が始まる直前、突如ステージが暗転したかと思うと、なんと3人がオープンカーのセットの上に乗って登場! 車の真後ろには景色が流れていくスクリーンが設置されており、さらにその光景を映し出すステージ用カメラが細かく左右に動くことで、まるで今本当にドライブを満喫しているかのような、こだわりのステージ演出が形作られていました。

 このとき、車の運転は江口さんが担当していたのですが、傍から見て楽しそうだと思ったのか、助手席の木村さんがすかさずハンドルを奪おうとするというお茶目な一幕も。

 「PARTY☆ビート」では、その車に乗って海へとやってきた3人が、ビーチボールや水鉄砲で遊び始めるというストーリー仕立ての流れ。今回のライブタイトルにもなっている“SECRET GARAGE”の秘密基地的イメージを体現したかのような、すっかり少年の頃に戻った3人の溌剌とした楽しそうな姿に、客席も一緒になってノリノリとなっていきます。楽曲のラストに代永さんや江口さんが実際に遊んでいたビーチボールが客席に投げ入れられると、大きな歓声が上がっていました。

■ 中盤のMCパートでは、代永さんのマルチすぎる才能が明らかに

 前半の締めくくりとして行われたMCパートでは、今回のライブが実現するまでの様々な裏話が語られることに。実は今回のライブで実際に使われているロゴは、「秘密基地的なことがやりたい」という、ふとした木村さんの思いつきを耳にした代永さんが、ラジオの公開録音の合間に楽屋でデザインしたものであることが判明。

 “SECRET GARAGE”という言葉のイメージに合う車を中央に配置しつつ、サーフボードやミラーボールはこれまでのライブで使われた小道具も盛り込むという小ネタも仕込まれた、これまでの「Trignal」の活動を振り返れるようなデザインになっているのだとか。さらに今回のステージは代永さんがデザインしたそのロゴを着想としてセットが作られるという流れになっていたそうで、実際にセットで車を作ってしまうという話を聞いたとき、木村さん達も大いに驚かされたそう。

 また会場の物販では、UVカット加工を施した「ドライジップパーカー」が販売されており、当日も多くのファンが身につけていたのですが、これはライブ前から長い時間並んでくれているファンを気遣う、代永さんの発案で作られたという経緯があったのだとか。なかなか男性だと気が回らない日焼けを気遣える「女子力」の高さ、加えてロゴのデザインまでこなせてしまう代永さんの器用さには、木村さんと江口さんも「太刀打ちできねぇ」と感心していた様子でした。

 一方、江口さんは5周年を迎えた「Trignal」の活動を振り返りつつ、「やりたいことが明確になってきた」とコメント。活動を続けていく内に、自然とライブを意識した曲作りをするようになってきたそうなのですが、最新作はそれが特にふんだんに詰まった、ライブのために作ったとも言える楽曲となっているのだとか。曲を作っている間は不安もあったものの、いざ会場で大盛り上がりとなっていた反応をみて一安心したと、ライブならではの楽しさについても語られていました。

■ 半端じゃなく気持ちいいライブ!

 ライブの後半の冒頭を飾るのは、しっとりと落ち着いた雰囲気のバラード曲である「星空センチメント」。さらに立て続けに「愛しさのコントラスト」という、甘く切ない楽曲が続き、パシフィコ横浜中に響き渡る美声を、客席の誰もがうっとりと聴き入ります。

 しかし、そんな静かなムードからは一転、「Blazing」ではど派手なスモーク演出と共に、3人がお揃いの黒いジャケットに衣装チェンジして登場! ややテクノ調な曲の雰囲気にあうシックな衣装に身を包みつつ、バックダンサーと一緒になってのダンスパフォーマンスも披露します。ダンサー達と一緒に踊るということで、3人は半端ではないプレッシャーを感じていたそうですが、歌いながらの踊りという体力的にも大きな負担がかかる中見せくれた息ピッタリなダンスに、一際大きな歓声と喝采が送られていました。

 その後には「MISSION」「RESISTANCE」と、アップテンポの激しい楽曲を歌い上げて会場の熱気を高めた後、「ALL FOR ONE!!!」では早着替えも披露。新たにキラキラとした輝きを纏ったジャケットに身を包みながら、聴く者を明るく前向きにさせてくれるような楽曲を溌剌と歌い上げ、客席を元気づけます。このとき、星空のように鮮やかに空間を彩るサイリウムをみた木村さん自身も「半端じゃなく気持ちいい」とライブを楽しんでいた様子でした。

 そんな一体感に溢れた大興奮のライブも、いよいよ大詰めに。夏にピッタリな南国の雰囲気も漂う独特なリズムの「Cupid Cupid Cupid!!!」では、3人が作ったハートマークに大興奮し、続く「RAINBOW」では、明日への希望が満ちた歌詞にあわせて、サイリウムが鮮やかな虹のようにステージを照らし上げる、幻想的な光景も形作られます。

 最後の曲となったのは、エンディング曲にピッタリな、懐かしい故郷の思い出を連想させる楽曲である「HOME」。歌詞の中にもある「ありがとう」の部分では、3人が今回の充実した時間を噛み締めた想いが込められているかのようにも感じられ、それぞれの口から言葉が告げられた際には、大きな感動をよんでいました。

■ とっておきのサプライズ演出に、客席は大興奮!

 これにてライブは締めくくられたかに思われたのですが、会場から長い間鳴り響くアンコールにこたえる形で、「Sunny Shiny Days」を歌いつつ、会場の客席側出入り口から3人が再登場するという特大のサプライズ!

 しかも1階席から2・3階席まで、それぞれ分散する形で、全ての客席に見える形での登場となっており、会場の至るところから悲鳴のような歓声が上がり、一番の盛り上がりを迎えることに。3人はそれぞれ、応援してくれたファンに感謝の気持ちを伝えるかのように、全ての列をゆっくりと廻りながら、一人一人に丁寧に手を振っていた姿が、非常に印象的でした。

 その後には、2016年10月29・30日に開催されるKiramuneが送るリーディングライブ『パンプキンファームの宇宙人』に関する詳細情報も発表。会場では出演者の名前が読み上げられる度に大歓声が上がっていたほどの超豪華なキャスト陣が勢ぞろいのライブとなっているので、是非公式サイトで詳細情報のご確認を。

 そしていよいよ迎えた本当の最後の一曲、ライブのフィナーレを飾るのは「We are Trignal!!!」。この最後の最後のタイミングに、改めて自己紹介を兼ねた楽曲をチョイスするというニクイ演出で、客席も残る気力を全て注ぎ込み、江口さん、木村さん、代永さんらそれぞれのメンバーの名前を絶叫。それに答えるように、3人もパワフルな楽曲を、全身全霊をかけて歌い上げ、客席とステージが一つとなった大熱狂のライブは幕を閉じました。

[取材・文/米澤崇史]

■ Trignal Live Tour 2016 “SECRET GARAGE”セットリスト
PANORAMA SODA
SUMMER MAGIC
KICKSTART×TRIGGER
<MC>
GREAT ESCAPE PARTY
Kiss Plus
towards the tomorrow
ORIGINAL COLOR
Win-possible!
PARTY☆ビート
<MC>
星空センチメント
愛しさのコントラスト
Blazing
MISSION
RESISTANCE
ALL FOR ONE!!!
<MC>
Cupid Cupid Cupid!!!
RAINBOW
HOME
<アンコール>
Sunny Shiny Days (13日)
We are Trignal!!!


<Kiramune Presents リーディングライブ 『パンプキンファームの宇宙人』>
シナリオ:綾部 和(ミレニアムキッチン)
演出:伊藤マサミ(進戯団夢命クラシックス/bpm)
音楽:島 秀行
スーパーバイザー:水島精二

【日時】
2016年10月29日 (土)[昼公演] 13:30 開場/14:30 開演
            [夜公演] 18:00 開場/19:00 開演
2016年10月30日 (日)[昼公演] 12:30 開場/13:30 開演
             [夜公演] 16:30 開場/17:30 開演

【会場】
舞浜アンフィシアター

【出演】
[10/29 (土) 昼公演]
出演:岡本信彦/木村良平/浪川大輔/保志総一朗/安元洋貴/代永 翼 (※五十音順)
[10/29 (土) 夜公演]
出演:江口拓也/柿原徹也/神谷浩史/野島健児/緑川 光/吉野裕行 (※五十音順)

[10/30 (日) 昼公演]
出演:江口拓也/柿原徹也/神谷浩史/野島健児/緑川 光/吉野裕行 (※五十音順)
[10/30 (日) 夜公演]
出演:岡本信彦/木村良平/浪川大輔/保志総一朗/安元洋貴/代永 翼 (※五十音順)

【チケット料金】
全席指定 6,000円(税別)/6,480円(税込)


>>Kiramune公式サイト
>>Kiramune公式Twitter


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