ラップが楽しい──『福山潤・ひとりのBocchiShow』に向けた新曲制作秘話／インタビュー

人気声優／アーティストの福山潤さんが、9月に行われる自身のイベント『福山潤・ひとりのBocchiShow』でのライブ向け楽曲を緊急配信リリースしました。

注目の新曲『Hi-Fi-Highway➡』の作詞・作曲を手掛けたのは、『弱虫ペダルNEW GENERATION』『刀剣乱舞-花丸-』『A3!』『白猫プロジェクト』など数々のテーマソングやゲーム楽曲などを手掛ける、設楽哲也さん、ミズノゲンキさんの若手ヒットクリエイターコンビです。爽やかな風が広がるリズミカルなダンスナンバーと仕上がりました。

『Hi-Fi-Highway➡』について、そして気になるイベントについて、福山さんに書面にて質問に答えていただきました。

　

アルバムのコンセプトや雰囲気とも違ったものがあると面白いだろうと」
――9月に行われる福山潤スペシャルイベント「福山潤・ひとりのBocchiShow」でのライブ向け楽曲として制作、緊急リリースされることになった今作ですが、その制作の経緯を具体的に教えていただけると幸いです。

福山潤さん(以下、福山)：アルバム『OWL』はあくまでアルバムとしてのバランスで製作させて頂きまして、コントとの親和性などもそれなりに考慮しながら作っていました。その中でイベントで歌唱する段を考えた時に、またアルバムのコンセプトや雰囲気とも違ったものがあると面白いだろうという事になり、作らせていただく運びになりました。

――ラップの爽やかな力強さとソウルフルな歌声、夏らしいアップテンポのサウンドなど、すごく新鮮に響いてきました。福山さんのほうから、設楽哲也さん、ミズノゲンキさんと、歌リハの際などにどのようなコミュニケーションがあったのでしょうか。

福山：楽曲の方向性は事前にもう纒めて頂いていたので、ボーカルのテイストをどうして行くかというのが議題だと思うのですが、曲と歌詞の雰囲気から得た印象をそのままやって良いという感触でした。お二人とスタッフみんなで議論したのは寧ろ内容より「タイトルをどうしよう？」というところでしたね(笑)。


「ラップのセクションがとにかくやっていて楽しい」
――聴いていてエネルギーのもらえる曲です。ファンへのメッセージが透けて見えると同時に、＜考えたって全然 いつだって、Jump up!　そこにしかない道なら ただ進もう＞という言葉をはじめ、福山さんの姿勢や覚悟を感じさせる言葉も並んでいるなと感じたのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

福山：ラップのセクションがとにかくやっていて楽しいですね。歌詞もリズムもとても前を向きながら、まわりへの思いを描いていたり。そういう気持ちの流れも楽曲であらわされているので気持ちが良いですね。

――レコーディングはいかがでしたか？　エピソードなどありましたら教えて下さい。

福山：アルバム制作が終わってあまり間を空けずに作りましたので、比較的スムーズに行きました。


「やってみないとわからないというのが本音です」
――完成した曲を聞いたときの印象を教えて下さい。またライブでどのように披露されるかが楽しみなのですが、福山さんの中でイメージは出来あがっていますか？

福山：ライブに関してはもうわからない事だらけなので、やってみないとわからないというのが本音ですが、曲の完成を聞かせて頂いて、それをベースにして更に良くできたら良いなぁと思ってはいます。できたら良いなぁ(笑)。

――タイトルの由来を教えて下さい。ちなみに→にはどのような意味があるんでしょうか？

福山：「Highway」の言葉でイメージされるものに前進や疾走する感じは込められるので、後はハイフンと矢印で視覚的なイメージをプラス出来れば後は皆さんが聞いて頂いたイメージに任せられるのではないか、という考えで決めさせて頂きました。

――『福山潤・ひとりのBocchiShow』はどんなイベントになりそうですか？　現段階でお話できることがあったら教えて下さい。

福山：とにかく頑張るイベントにはなりそうです。歌有りで、イベントとして面白く出来れば何よりなんですが(笑)。

――今年は精力的にアーティスト活動をされていますが、今後やってみたいことなどはありますか？

福山：先ずは目の前の事をシッカリやって、その先はそこから考えます。ただ、また面白い事や、無謀な事はやりたいですね！

――ありがとうございました！

[文／逆井マリ]


リリース情報
■福山潤「Hi-Fi- Highway→」(配信限定)
作詞:設楽哲也・ミズノゲンキ
作曲:設楽哲也
編曲:ANCHOR

>>福山潤アーティスト公式サイト
>>福山潤スタッフTwitter (＠f_junjun_music)