『Candy boy』新キャラを演じる小林ゆうさんにインタビ..

大人気のWEBアニメ『Candy boy』新キャラも登場!奏と雪乃の妹、雫を演じる小林ゆうさんにアフレコ後インタビュー!「雫ちゃんを演じさせていただくことができてすごく嬉しいです!」

 07年秋にCD「Candy☆Boy」の表題曲をモチーフ(原作)にしたオリジナルアニメとして制作され、ニコニコ動画で“放送”された『Candy☆Boy』は、そのクオリティの高さと時代が求めた“放送形態”によって、ファンの間で大反響を巻き起こし、大ヒットとなった。その後今年5月から新シリーズ『Candy boy』がニコニコ動画で放送開始。現在までに2話が放送され、さらに番外編アニメが収録されたDVD付きの主題歌CD集もヒットを記録。

 現在配信中のシリーズでは、なんと新キャラクターが登場。奏と雪乃の双子の姉妹の妹で、中学1年生の“雫”(しずく)だ。高校進学のため上京した2人に対し、中学ということでまだ実家で暮らす雫。仲の良い2人の姉の帰りを待ちわびる彼女を演じるのは、小林ゆうさん。中学1年生という若い年齢設定のキャラクターを演じるのは初めてという小林さんに、演じてみての感想や作品の見どころをアフレコ後にうかがった。

 そして11月7日の18:00からは、ニコニコ生放送にて第4話を1万人限定で先行上映。常に新たな挑戦に挑む『Candy boy』から目が離せない!


――まずは今回演じられたキャラクターをご紹介ください

小林さん:雫という、奏さん・雪乃さんという2人の姉の妹にあたる、現在中学1年生の女の子です。姉2人は高校進学のために上京していますが、雫ちゃんは実家で両親と一緒に暮らしています。ストーリー展開より先にデザイン画を見せていただいたのですが、雫ちゃんの第一印象は、雪の似合う可愛らしくて素朴な少女という印象でした。その後、台本を読ませていただくうちに、心の中に色々な葛藤を持ちながら、それを素直に表現できずにいて、でも、お姉さんと再会できて嬉しかったり……、という、様々な感情が心の中で“ぐるぐる”している女の子なんだな、ということがわかったんです。それで最初のキャラクターを見たときの印象からさらに深く、「こういった感情を抱えている女の子なんだ」と改めて感じました。


――『Candy boy』という作品についての印象はどのようなものでしたか?

小林さん:今回のお話をいただいて、私にこのような素晴らしい役柄を与えていただけたことが何よりも一番嬉しかったんです。こういった役柄を演じさせていただくのは初めてに近く、とても嬉しく思いました。作品についても、奏さんと雪乃さんの2人がとても仲がよくて、姉妹の仲の良さがここまで深いと、単純にうらやましいなと思ってしまいます。雫ちゃんの目線から見るとやきもちを焼いてしまうのもわかるなというぐらいの、暖かくてふわ~んとしていて素敵な世界だなと思いました。


――では共感する部分もあるキャラクターだったのですね

小林さん:
好きだからこそすねてしまったり、やきもちを焼いてしまったりとか、例えば、友達に対して、本当は自分も仲間に入れて欲しいのに、そのことが言い出せないだとか、そういうのってあると思うんですよね。みんなと仲良くしたいんだけど、自分がその中に入れなくて淋しくなってしまうといった思いは、この年頃だとよくあると思いますし、大人になってからでもあると思うんです。客観的に見ると落ち着いて見られるのですが、雫ちゃんの視点から見ると、姉2人の仲の良さは悔しくなって来ますね。学校に行く意味がないとまで思うのもわかる気がします。
 他の方から見れば、「他にも楽しいことはいっぱいあるよ」とか、「学校に行けば行ったで楽しいことや夢を見つけられるはずだ」と思うかもしれないのですが、彼女にとっては、すごく大切なものが離れていってしまった時に、目の前が真っ暗になってしまったと思うんです。学校に行く意味も持てなくなり、別に何も楽しくなくなってしまう。自分の夢や目標が叶わなくなったときに、絶望じゃないけど“他の事はもうどうでもいい”ってきっと思ったんじゃないかなと思います。


――実際に演じてみて難しかった点や感想などはありますか?

小林さん:アフレコの前に、ほしかわ監督さんが色々ディスカッションしくださいまして、わからないことは質問し解決し、暖かく1つ1つ丁寧にお教えいただいてアフレコに臨めたので、とても安心して収録することができました。今回が初めての収録で、しかも初めて演じるタイプのキャラクターで、そのなかで私にも期待や嬉しさとともに、不安もありましたし、それを監督さんとのお話のなかで取り除くことができ、スタッフさんもすごく暖かくて、その気持ちが伝わったことも安心できました。


――演じてみて一番印象に残ったシーンや、視聴者の方にここを見て欲しいといった「見どころ」はありますか?

小林さん:私が印象深いなと思ったシーンは、台所で雫ちゃんと奏さんが料理を始めるシーンで、2人の背中だけが見えていて、奏ちゃんが「雪ちゃん(雪乃)で咲ちゃん(咲夜)の暴走を止められるかな~」って話したあと、数秒、間が空くんですね。そこが私には、すごくドキドキする間だったんですね。ちょっと怖いというか、次の一言が重いというか。時間にすると数秒なんですが、すごく長く感じる間なんですね。それまでだと、セリフのテンポもすごく早いのですが、ここでいきなり“シーン”となってしまい、「次に雫ちゃんは何を言い出すんだろう?」という、自分で演じていてもすごい間だなって感じたんです。ここで雫ちゃんが「奏姉ちゃんさ、雪姉ちゃんのこと、雪ちゃんって呼ぶようになったんだね…」って言うんですが、これが今の雫ちゃんの精一杯の気持ちの表現で、ここから雫ちゃんの内面がどんどん出てくるんです。
 あともう1つ、奏さんと雪乃さんが互いにほっぺをひっぱったり、じゃれあっている様子を、以前から雫ちゃんは知っていて、今回もこたつの中でずっと見ているんですけど、突然目の表情が変わるんです。そこで気持ちがふさぐ様子がすごくわかるんです。見ているのが辛くなって思わず席を立ったのかもしれない、2人の仲の良さをこれ以上見ていたくない、というのが表現されている象徴的なシーンだなと思いました。


――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします

小林さん:雫ちゃんというキャラクターを、演じさせていただけることになって、嬉しく、同時にとても感謝しています。私にとって、こういったタイプの女の子を演じさせていただいたことは初めてで、そういったチャンスをいただけたことに、とても嬉しく、胸が高鳴り、幸せに思っています。雫ちゃんは心の中に様々な葛藤を抱えて揺れ動いている女の子なんですが、作品の登場人物が4人で、家族とお友達という近い輪の中で、誰も雫ちゃんの気持ちに気づいてくれなくて、どんどん雫ちゃんの気持ちが爆発に近づいている、雫ちゃんの感情が変わっていく様子が表現されています。雫ちゃんには申し訳ないんですけど、そこが見どころです。ぜひご覧になっていただいて、『Candy boy』の世界を楽しんでいただけたら幸いだと思っています。どうぞよろしくお願いします。

おすすめタグ
あわせて読みたい

インタビューの関連画像集

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2024年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2024春アニメ何観る
2024年春アニメ最速放送日
2024春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング