『カオスヘッド』DVD&『CHAOS;HEAD NOAH』発..

『カオスヘッド』DVD&『CHAOS;HEAD NOAH』発売記念イベントが開催!『カオスヘッド』の4人娘がアキバに登場!爆笑トークとライブショーで熱く盛り上がる

 2008年春にPCゲームとして発表され、昨年のアニメ化など様々な旋風を巻き起こしてきた『カオスヘッド』。今年に入り、2月26日にXbox 360用ソフト『CHAOS;HEAD NOAH』、3月4日にアニメDVD『カオスヘッド(1)』[(1)は○に1]がリリースされるのを記念したトーク&ライブイベントが2月28日、秋葉原・アソビットシティにて行われた。出演は岸本あやせ役の榊原ゆいさん、楠優愛役のたかはし智秋さん、折原梢役の辻あゆみさん、アニメ&ゲームの主題歌を担当するいとうかなこさん。

 まずステージが少し暗くなると、聴き慣れた曲のイントロが流れる。いとうさんが歌うアニメのOP曲「F.D.D.」。いとうさんの熱唱に会場も大きなクラップで迎え、イベント最初から盛り上がった。歌い終わると「裏までお客さんの拍手や声が聴こえてすごいですね」とニトロプラスの広報担当のニトロ君が登場。そのままキャスト榊原さん、たかはしさん、辻さんをステージに呼び込んだ。「楽しいよ~」と言ういとうさんだったが……。


●たかはしさん、挨拶はもちろん「ホーリィーですか!」

 たかはしさんはおなじみとなったあいさつのコール&レスポンスを呼びかける。「ジューシィですか!」、「ホーリィーですか!」の後、「コキュートス!」と叫ぶ『カオスヘッド』バージョンに拍手。そして用意した赤いフレームのメガネをかけてセクシーポーズをする、たかはしさんに「キャラが違うから」という榊原さんのツッコミ、更に「キャラの濃い皆さんの中、一人だけ薄くいきたいと思います(笑)」と辻さん。自己紹介が榊原さんの番になると「コキュートス役……じゃなかった。なんだっけ?」とボケる。そんな3人を見て、ニトロ君もただ微笑むのみ。

 作品についてアフレコなどの思い出を聞かれたが早速、榊原さんとたかはしさんの丁々発止のやり取り。「バンドのボーカルの役だったので、アカペラで歌ったり、歌うシーンが多くて。これだけガッツリ歌う作品も珍しいです。私は真剣に歌っているのに、みんなから笑われて……」(榊原さん)、「あなたの歌は最高ですよ」(たかはしさん)、「心がこもってないもん!」(榊原さん)、「2周くらい回って本気だよ(笑)。私、あやせのファンだから」(たかはしさん)、「うれしいことにみんな、ネタにしてくれるんですよ。いろいろなインタビューを見るたび、あやせのことをおかしく言ってて。本当はそういうキャラじゃないんです! アニメになってこんなキャラになっちゃった(笑)」(榊原さん)、「あれは榊原ゆいにしかできないよ」(たかはしさん)、「私の後ろで智秋ちゃんの変な気配を感じて」(榊原さん)、「そんな背中を見ながら楽しいアフレコでしたよ」(たかはしさん)。二人のやり取りを笑いながら見ていた辻さんは「私はセナしゃんとのシーンがとても多くて。アニメを見るまでエコーがついていることを知らなかったんです(笑)」と話すと、なぜか衣装についていたフードをかぶせられたり、付いていた耳を立てられたりといじられ、「こんな素敵な先輩に囲まれた楽しい現場です(笑)」と話した。和気あいあいとした雰囲気は伝わってくるが「アフレコ現場では毎回ラステスや本番に入るとシーンとして張り詰めた空気になっていましたね。セリフ、カットも早かったのでものすごく集中力がいるんです。今の賑久しい感じから想像もつかないと思いますが(笑)」とたかはしさん。


●ゲームのルートごとの見どころについて語られた!

 ここでゲームの話になり、会場にはPC版をプレーした人は多かったようだが、2日前に発売された『CHAOS;HEAD NOAH』をクリアした人というの質問には手があまり挙がらなかった。「え~!」というキャスト陣に、ニトロ君は「結構、時間かかりますからね」。その流れで『NOAH』で追加されたヒロインごとの個別ルートの見どころについてそれぞれ語った。

 「優愛さんはいわゆるヤンデレなんですけど、もらった台本の半分以上が病んでる台詞でした(笑)。同じ言葉を繰り返す「病みの五段活用」が特徴ですが、『NOAH』ではずっとそれが続くんです。例えば“食べる”についてとか。どうしてこうなっちゃったのかは個別ルートで明らかになります!笑わすつもりはないけど、笑わせちゃったらごめんなさい(笑)」(たかはしさん)、「拓巳君の学校に来る前の心の傷に大きく触れていて、とても痛い思いをしました。優愛さんのテーマがヤンデレなら、梢は血まみれ(笑)。アニメでは『なのら~』とか言ってるイメージが強かったと思いますが、そちらではない梢ちゃんが見れます。眠れない想いをしながら頑張ったのでぜひ梢ルートもやってください」(辻さん)、「あやせはエロ担当でした(笑)。キャストのみんなと食事に行って、『NOAH』のシナリオについて話したら、それぞれ担当があるなと思って。やらせていただきましたけど、やれるところまで。Xbox 360用のソフトの収録は初めてで当日、プロデューサーさんに『これってやっちゃうならやったほうがいいと思うんですけど、Xboxってどこまでやっていいんでしょうか?』と聞いたら『いいです! どこまででも』と(笑)。『NOAH』の公式サイトにあるあやせの3番目のサンプルボイスを聴いていただければわかります。不思議な気持ちになりました。サンプルボイスなのにボイスじゃない(笑)」(榊原さん)。またニトロ君も「『NOAH』でZレートになった理由も梢ルートらしい」や「あやせが見ていたものが何だったのか、わかります」いう逸話も披露した。

 『NOAH』には各ルートに、それぞれヒロインが歌うキャラソンがEDになっているが、ここで榊原さんが2月25日発売されたあやせルートのED曲「アレルイヤの福音」のカップリングで挿入歌にもなっている、ハードなロックナンバーの「密教の首飾り」を歌った。3月14日にはシークレットライブも控えている榊原さんは「ファンタズムのアルバムが出ることになりました。新曲が3曲も入ります。どこまで活動していいものやら(笑)。でも行けるところまでファンタズムをやっていきたいと思います」と意気込みを語った。


●怪奇なはずの答えがキテレツに……面白クイズ(?)コーナーも

 『カオスヘッド』では近未来の渋谷で起こる、“ニュージュネレーションの狂気”と呼ばれる連続猟奇事件がキーになっていることにちなんだコーナー“いとたか辻ゆいの事件簿”もあった。フリップにはある事件の内容を解説する文章の中で4カ所が空白になっており、その空白部分を4人が答えるという企画。どれも惨劇なのでおぞましいはずが、4人が空白部分を埋めると怪奇でなく、キテレツな事件に早代わり。ニュージェネ第6の事件“美味い手”では一つ目の「死因が○○をつまらす」の○○の部分をなぜか全員が“もち”と答え、呼吸が合っていることをアピール(でも不正解)。ニュージェネ第2の事件“ヴァンパイ屋”でも「オークションで出品したものは○○」に“たかはしちあき”さんと書く辻さんに、発売されたばかりのミュージックDVDのタイトルを書く榊原さん。更に「トイレの壁に○○という文字が血で書かれていた」に、たかはしさんと辻さんは“JPY”とし、「ワンペア」と二人で大喜び。一番正解率が高かったのはいとうさんという結果もおもしろい。そんないとうさんも歌う曲のフレーズにも入っている“その目、誰の目?”を“その目、誰の日?”と痛恨のミスをおかすなど爆笑回答の連続。

 また4人の回答中にはニトロ君が作品のプレゼンで原作の志倉千代丸さんが6時間に渡って企画書を読んだことや、ヴァンパイ屋でのトイレの死体はディレクター自らがモデルになって早朝の駅のトイレで撮影したことなどのこぼれ話が明かされた。

 笑いが続いた後は再びいとうさんのステージ。「どうですか? 皆さん。ずっとしゃべってるよ、あの人達は(笑)。でもゲームやアニメはうまいよね。私も今回、PC版、アニメ、Xbox 360版とOP曲を歌わせていただきましたが皆さんのおかげです。私の歌を気に入ってくれてありがとう! 歌う意味がある作品だなと思いました」と話して、『NOAH』のOP曲「fake me」を熱唱した。

 この後、サイン入りポスターをかけたジャンケン大会では辻さんが執拗にフリップに書いた“てりやき”から、「て~りやき!」と言いながらジャンケンする不思議な光景。そしてエンディング。それぞれのごあいさつの後、たかはしさんの「ジュシィですかぁ?」、「ポーリィですかぁ?」、「カオスヘッドは~?」、「最高~!」というコール&レスポンスで楽しいイベントを締めくくった。

 テレビアニメの後も、ゲームや関連CD、コミックなど『カオスヘッド』の展開は続く。このイベントを見ていた『カオスヘッド』のスタッフも、多くのファンの作品への愛情や期待の大きさを受け止めたに違いない。この精力的な動きを見る限り、『カオスヘッド』はまだまだみんなのハートをカオス色に染めてくれるだろう。


●イベント後インタビュー

――本日のイベントの感想をお聞かせください

いとうかなこさん(主題歌担当):たくさんの方が来てくれてうれしかったです。『カオスヘッド』のイベントにはほとんど参加させていただいていますが、今日は特にギューギュー詰めだったなと。ゴージャスなメンバーがそろったのでお客さんも喜んでいただけたのではないでしょうか。

榊原ゆいさん(岸本あやせ役):実は今回が『カオスヘッド』のイベント初参加になります。お客さんからは情報を聴き逃すまいと真剣に話を聴いてくださる方が多かったんですが、のるところはのってくれて心地いいイベントになりました。

辻あゆみさん(折原梢役):『カオスヘッド』のイベントにはちょこちょこ参加させていただきましたが今日もテンションが高かったですね。あとかなこさんとゆいさんの歌を生で聴けたのがうれしかったです。

たかはし智秋さん(楠優愛役):「グラジオール!」という感じで(笑)。コキュートス(あやせの得意技)のように、呼吸をトスするような息の合ったイベントになったと思います。

榊原さん:引っ張るね~(笑)。


――テレビアニメ、ゲームを問わず、『カオスヘッド』に関わって印象的だったことは?

榊原さん:私があやせを演じるにあたって、人気バンド・ファンタズムのボーカル・FESの時の存在は大きかったですね。PC版も、テレビアニメも、Xbox 360版も同じシーンなのに全部挿入歌が違うというのはなかなか珍しいことで。そのたびにCDをリリースさせていただいたり、ファンタズムのシークレットライブをやらせていただくことになったり、「こんなにリアルブートしていいのかな」と思うくらい現実化しているのがうれしいです。

辻さん:発売されるごとにイベントがあってもネタばれになってしまうので、なかなかお話ししにくかったのが大変でした。例えばPC版ではサンプルボイスでは息しか聴けなかったし、今日もキャラについて詳しく話せなくて……。他にはアニメの最終回でみんなで「コキュートス!」と叫んだことです(笑)。すごく気持ちよかったです。

榊原さん:でも合わなくて10回くらい録り直したよね?

たかはしさん:案外、呼吸がトスされてなかったようで(笑)。まず作品の世界観自体が印象的でした。独特な世界観で、いろいろな事件が起こるサイコホラーですが、その中にもいろいろなメッセージが込められているんですよね。たぶん作品に接する人の心の中に、梢だったり、あやせだったり、優愛がいると思うんです。作品で拓巳君やヒロインの子達が立ち直っていく様を見て、勇気と元気と、生きていく希望を持っていただけたら嬉しいなと。

いとうさん:私が一番好きなところは『カオスヘッド』の中に本当にあるかもしれない怖いことがいっぱいあって、そこがものすごく怖くて、気になる。またいろいろな事件が起きますが、科学的な根拠とかに裏付けを持って考えられているところがおもしろくて好きです。


――いろいろな展開をしてきた『カオスヘッド』ですが、この作品で今後やってみたいことは?

榊原さん:この世界では榊原ゆいとしてではなく、ファンタズムのFESとしてコラボで生き続けたいなって。FESとして生き続ける限り、『カオスヘッド』もそこにあって忘れないはずですし、ファンタズムの活動によって『カオスヘッド』を知るきっかけになるかもしれないし。声優としても歌手としてもパフォーマーとしてもこういうことができるのは幸せなので、この幸せが続けばいいなと思っています。私なりの形で『カオスヘッド』を広めていきたいです。

辻さん:ゲームからアニメになったり、ライブが行われたり、いっぱいリアルブートされてきて。マンガも今、3誌に渡って連載されていますが、それをすべてアニメ化してほしいです。

一同:おおっ!

辻さん:全部、同時期に。

榊原さん:同時期に?

辻さん:それか、1クールずつ、交代していくとか、いろいろな展開ができると思うんです。今後も展開が続いてくれると信じて妄想し続けます。あとセナさんが食べていたアイス、ガルガリ君を夏コミで発売してほしい。

たかはしさん:七海が好きなフィッシュバーガーにちなんだチップスも出たしね。私としては最近、アニメで実写化されることが多いじゃないですか? この作品もきっと海外からも注目を集めると思うので実写になった『カオスヘッド』を見てみたいです。

辻さん:その時はリアルで智秋さんが。

榊原さん:できそうだよね! 声優のみんなを見たら。

たかはしさん:優愛さんは……ブラ見せないでしょう。妄想シーン以外は

榊原さん:私だってライブハウスで脱がないよ!(笑)

たかはしさん:もし実写化されたら、キャストは別の方でもいいんですけど、我々もちょこっとでいいので出してほしい。例えば渋谷の107の店員で「いらっしゃいませ~!」と言っていたのが実は○○役の声優だったとか、ファンタズムのライブシーンで「サインくださ~い!」と言っているのが実はあやせ役の榊原ゆいだったとか。一人ひとりの場面を作って入れ込んでほしいですね。

いとうさん:私も実写化してほしいです。キャストもスタッフも日本人で、賞とかとっちゃえばいい。

たかはしさん:主題歌、歌えばいいし。

いとうさん:そうなったら、いいですね。

いとうさん:『カオスヘッド』をこのまま盛り上げていくためには、皆さんの声が必要なので、これからも「『カオスヘッド』が好きだ!」という声を上げ続けてください。

たかはしさん:『カオスヘッド』は文字通り、カオスでヘッドな作品だぜ! これからも『カオスヘッド』をYo! チェケラ!! ィヨロシクです。

辻さん:妄想している限り、どんどん続いていくと思うので、みんなで妄想し続けて、続編ができればいいな☆と思います榊原さん:『カオスヘッド』は現実味がある中での……実際にこんなことが起こったら困るんですけど(笑)、ネット社会から生まれた現代っぽい題材なので皆さん、共感してくださっているんじゃないかなと思います。この作品のいいところをリアルブートしていただければ。まだまだ続くリリースものやファンタズムのライブなどありますが、このままカオスな気分に浸ってくれればうれしいです。今後も応援してください。


Xbox360用ソフト『CHAOS;HEAD NOAH』
2009年2月26日発売
初回限定版 9,240円(税込)
通常版 7,140円(税込)
発売:5pb.

DVD『カオスヘッド』
第1巻 発売中

第2巻
2009年3月25日発売
スペシャル・パック(フィギュア付き):7,140円(税込)
通常版:6,090円(税込)
発売:VAP

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