CLAMP原作の人気コミック『xxxHOLiC』　OAD付き限定コミックを2009年2月・5月に発売！でスタッフ＆キャストインタビュー掲載！

　講談社は、CLAMP原作、「ヤングマガジン」誌にて連載中の『xxxHOLiC』OAD（オリジナルアニメーションDVD）制作を発表した。

　『xxxHOLiC』は“アヤカシ”が見える学生の四月一日君尋が、願いを叶える“ミセ”の女主人・壱原侑子と出会う。「どんな願いでも叶える」という彼女。 四月一日は「“アヤカシ”が寄り付かない体」にしてもらうかわりに、対価として彼女の下で働くことになる。“ミセ”で働く間に遭遇する奇怪な出来事を通じて四月一日の心情の変化や秘密を描く。本作にOADが付くのは初めてのこと。

　今回は、2月17日発売の14巻に「春夢記（しゅんむき）前編」と5月15日発売の15巻「春夢記（しゅんむき）後編」が付く。

　内容は、3月・4月に発売するOAD『ツバサ』とリンクしながら、TVアニメでは放送されなかった部分が収録される予定。アニメーション制作はプロダクション I.Gが行い、脚本は大川七瀬さん、監督はTVシリーズでお馴染みの水島氏が行い、テレビ版のキャスト・スタッフ陣が再集結する。収録に先駆けて、制作発表の記者会見が行われ、壱原侑子役の大原さやかさん、四月一日君尋役の福山潤さん、百目鬼静役の中井和哉さん、モコナ役の菊地美香さんが登場した。

――4年間『xxxHOLiC』に携わってきた感想をお願いします

大原さやかさん：もう4年になるんですね。キャスト陣でも同じ話をしますが、4年もの長い間、少しずつ積み重ねてきた作品なんだなと。携われて本当に感謝しています。自分にとっては、初めて主役を頂いた作品という意味でも忘れられない作品であり、劇場版・テレビ版、ドラマCDにラジオと、大切な“縁”を広げてもらいました。侑子という役は、私にとってライフワークに近い感覚があります。今回も演じる機会をもらえて嬉しく思います。

福山潤さん：連続でやり続けるという感じでもなく、4年以上演じ続けられるのは嬉しい。劇場版の時は、TVシリーズがあるなんて知らず、毎回終わった後に“またできるんだ”の連続でここまでやってきました。原作に近いテイストということで、また違った雰囲気の四月一日を見られるのは楽しみ。ここまで続けられるのは、ファンの方の熱意が大きいんだなと感じます。

中井和哉さん：『xxxHOLiC』は新しいの（TV、ドラマCDなど）がありますって聞くと、気持ちを前にさせてくれる。まだ色々な可能性がある作品。今回に関しても、また百目鬼を演じられるのは嬉しいです。

菊地美香さん：当時、劇場版の前に『ツバサ』の方で白モコナでの出演が決まっていて、その収録現場で『xxxHOLiC』劇場版の話を聞き、“黒モコナ”も演じたいと言っていたんです。それで演じることになり、こんな大きな役に選んで頂いたことを感謝しています。『xxxHOLiC』の現場では、先輩ばかりで最初は声をかけるのも躊躇していたんですが、4年経つと、何でも話せるくらい仲良くさせて頂いてます。


――OADがありますって初めて聞いた時の感想は？

大原さん：このお話を、CLAMP先生ご本人からお話しいただいたのが、役者としてとても嬉しく思っています。先生方も「もっとやりたい」と言ってくださっているのも嬉しい。原作に近い表現で制作されるので、今からアフレコが楽しみです。

福山さん：単純に嬉しかったです。原作の方で『ツバサ』とのリンクがあって、それが核心は2つの作品の中で成り立つ物が大きかった。TVシリーズでは、リンクというのが無かったので、四月一日の核心に関しては演じられなかった。でも、今回は演じられるかもしれないので楽しみ。『xxxHOLiC』の土俵で『ツバサ』メンバーと仕事をしたいと思っていたので収録が楽しみ。

中井さん：今回は原作本に付くということで、目の肥えた、ミシュ○ンの調査員のようなお客さんが相手になる。「アニメより原作がいい」っていう人に4年の歳月をかけてやってきたことを見せるいいチャンスだなと思います。

菊地さん：皆さんに言われてしまって……。本当に嬉しいの一言ですね。


――4年間演じてきてキャラクターの印象や魅力などは変わりましたか？

大原さん：侑子さんは、捉えどころのない人で、こんなに長く演じている役なのに、まだ掴みきれてないんじゃないかなと不安になることもあります。一時期、迷っていたこともあったんですが、色々な顔の侑子さんを見ているうちに、どんな切り口で演じても侑子さんになるんじゃないかと。自分の肌にしっくり馴染んできた気がします。合わせ鏡のような人だなって。こういう役は他の作品では出会えないので、役者としてやり甲斐のある役。セリフ一つ一つに諭されます。

福山さん：初めて関わった劇場版の時、自分の中に明確なビジョンがあって、それを表に出せるのかっていうくらい、四月一日を演じるのに迷いがなかったです。TVシリーズが始まるとその思いが膨らんでいった。4年間の中で、確信をもって四月一日を演じてきて、今回は核心に迫るので、今までとは違ったアプローチで演じていけたらと今は思っています。また、四月一日とは共にしてきた時間が長いので、身近に感じられ、分身とはいかないまでも、自分の価値観がフィルターを通さずに流れ込んでいる。雰囲気や温度を四月一日に吹き込めたらいいなと。

中井さん：百目鬼は口数が少ないんだけど、セリフが彼の中で吟味・研ぎ澄まされている。何故、このタイミングで言うのか、台本を読んで考え出すとキリがない。読み込んでも、正解が出てこない。肉体的な疲労度ではなく、気持ち的にくる。この先もスカッとすることはないだろうなと。不思議な役で、やり甲斐という一言でまとめられない。すごくやったつもりなんだけど、やりきれた感に到達しない作品。でも、演じられて嬉しくもあり、楽しいです。

菊地さん：今、考えたら怖いことなんですが、初めて黒モコナを演じたときは、新人にも関わらず役作りに迷ったり、悩んだりもしませんでした。でもTVシリーズが始まると悩みました。つかみ所のないキャラクターで、どんな役割があるんだろうと考えていた。いつも変わらない存在であり続けるのが自分の中で演じる上での目標です。


――最後に、メッセージをお願いします

大原さん：同じスタッフ・キャストで『xxxHOLiC』ができることを幸せに思っています。『ツバサ』をライバルと思って頑張ります（笑）！！

福山さん：観ていただいた方に、面白かったと思ってもらえて続きが観たいと思ってもらえるのがベスト。自分も楽しんで演じるので、発売日を楽しみに待っていて下さい。

中井さん：面白くなかった『xxxHOLiC』って一本もないので、大船に乗ったつもりで待っていてください。

菊地さん：原作を読むときに、キャストのみなさんの声をイメージしてるので、今回のOADで『xxxHOLiC』のアニメを初めて観る人に、私たちの声をイメージして読んでもらえるくらい、愛される作品になるように頑張ります。

※尚、この商品は完全受注生産商品になりますので、締切日までに予約しないと手に入らない場合がありますので、ご注意ください。


DVD付初回限定版『xxxHOLiC 14巻』
DVD『xxxHOLiC　春夢記（しゅんむき）』前編付
発売予定：2009年2月17日（火）
予約締切：2008年12月22日（月）
（予定収録分数25分前後）
価格：3,700円（税込）

DVD付初回限定版『xxxHOLiC 15巻』
DVD『xxxHOLiC　春夢記（しゅんむき）』後編付
発売予定：2009年5月15日（金）
予約締切：2009年3月23日（月）
（予定収録分数25分前後）
価格：3,700円（税込）

ODA付き初回限定版『ツバサ』『xxxHOLiC』の全巻特典としてオリジナルドラマCD「堀鐔（ほりつば）学園（仮）」プレゼント！

「週刊少年マガジン」「ヤングマガジン」の全員サービスとして大好評を博したオリジナルドラマCD『堀鐔（ほりつば）学園』が帰ってきた！大川七瀬氏（CLAMP）による書下ろし脚本に加え、ジャケットもCLAMP描きおろしとなっている。

〔応募方法〕
DVD付限定版「xxxHOLiC」14巻、15巻、「ツバサ」26巻、27巻のそれぞれについている応募券を、「全巻購入特典専用応募ハガキ」（限定版「xxxHOLiC」14巻同封）に貼付していただきご郵送ください（特典発送用の送料として500円を負担）。


＜キャスト＞
壱原侑子：大原さやか
四月一日君尋：福山潤
百目鬼静：中井和哉
九軒ひまわり：伊藤静
五月七日小羽：日高里菜
モコナ：菊地美香　他
※各巻で登場キャラクターが異なります


＜スタッフ＞
監　　督 : 水島　努
脚　　本 : 大川　七瀬（CLAMP）
キャラクターデザイン : 黄瀬　和哉
小物デザイン : 植田　実
色彩設定 : 佐藤　真由美
美術設定 : 荒井　和浩
美術監督 : 小倉　宏昌
撮影監督 : 小西　庸平
音　　楽 : S.E.N.S. Project
音響監督 : 若林　和弘
音響制作 : フォニシア
編　　集 : 植松　淳一
アニメーション制作 : プロダクション I.G