『スキップ・ビート!』TVアニメ化で井上さん、小西さん、宮野..

「花とゆめ」連載600万部突破の超人気作『スキップ・ビート!』TVアニメ化で井上麻里奈さん、小西克幸さん、宮野真守さん、佐山聖子監督に見どころを聞きました!

 「花とゆめ」(白泉社刊)で好評蓮載中の『スキップ・ビート!』は現在19巻まで発刊され累計600万部を突破している仲村佳樹先生原作による人気作品。

 歌手志望の不破尚は幼馴染の最上キョーコと家出同然に上京。キョーコは尚に献身的に尽くすことを喜びとしていたが、尚が人気歌手になるにしたがって二人の距離は遠くなりやがてキョーコは尚の裏切りを受けてしまう。復讐のために芸能界へ飛び込んだキョーコだったが次第に演技へのめり込んでいく……。そんな最上キョーコと不破尚、そして芸能界入りしたキョーコの動機に好感を持てずにいたがひたむきに頑張るキョーコに次第に好感を持つようになった敦賀蓮。他にもプロダクション社長のローリィ宝田など個性豊かなキャラクター達が織り成す芸能界ストーリー。
 
 10月5日よりテレビ東京ほかにて放送を開始するということで、今回第2話の収録を終えた最上キョーコ役の井上麻里奈さん、敦賀蓮役の小西克幸さん、不破尚役の宮野真守さん、佐山聖子監督にお話を伺ったのでご紹介しよう!


――演じられたキャラクターの印象についてお聞かせください

井上麻里奈さん(最上キョーコ役):初めて原作を読んだときは、恨みで芸能界に入っていくという、今までのヒロインとはまったく違うタイプの女の子だなと驚きました。ですが、原作を読み進めていくうちにキョーコがどんどん可愛く見えてきて、それがキョーコの魅力だと思っております!

小西克幸さん(敦賀蓮役):努力もしているんでしょうが天才肌で、何でもできちゃいそうなイメージで大人っぽい感じなんですが、天然な所もあり、まだ20歳ということで子供っぽいところもあります。完璧な人間に見えるけれども、非常に人間味溢れる人なんじゃないかなと思っています。

宮野真守さん(不破尚役):僕も感情移入が難しかったですね。あそこまで性根が腐っていると逆に気持ちいいというか(一同笑)、キョーコに向けて色々な暴言を吐いたりするんですが、自分でもキョーコに発した台詞に対して不憫になったりしました。“本当に嫌な奴だな”というのが届くように(笑)頑張っています。


――2話までのアフレコを終えた感想をお聞かせください

井上麻里奈さん:キョーコはとにかく台詞が多く、台本を開いた瞬間に目まいがしそうなくらいの台詞量ですが、ここまでたくさん台詞をしゃべらせていただけるのは、役者としてありがたいなと思いながらアフレコに挑んでいます。とにかく感情の上がり下がりが激しいキャラクターなので、そのテンションを朝一で上げられるように頑張っています。

小西克幸さん:ひとごとなんですが井上さんが大変だなと思いました(笑)。感情の起伏が激しいのと、自分のキャラクターだけじゃなくて、天使とか怨念とか“思いの塊”みたいのがたくさん出てきて、“家でVチェックしているときに何回も巻き戻すんだろうな”とか色々考えてました(笑)。1話なんて8割くらい井上さんが喋っていて、僕は二言ぐらいしか喋っていないので「頑張れ!」と思いながら見てました。2話を収録した時点でも個性的なキャラクターが色々出てくるんですけども、『スキップ・ビート!』って飛んだキャラクターばかりなんですが、皆さんがキャラクターを掴んで演じていらっしゃるので、今後はもっと楽しくなるだろうなと思いました。

宮野真守さん:先ほどは“嫌な奴”という風に言ったんですが、尚の本質は野心家・向上心があって前向きで素直な子だなと思いました。そういった面を出しつつそれが行き過ぎてしまった結果があの表現になってしまった、というのが出せればいいなと思い、1話2話を演じました。嫌な奴だなと思われても良いんですが、愛されるキャラクターにはしていきたいので、SDキャラで“悪魔尚”とかが出てくるんですが、そういったところで姑息に可愛さをアピールしていこうかなと思っています(笑)。


――アニメ化にあたって気を付けていること、作品のみどころについてお聞かせください

佐山聖子監督:原作は非常にテンポと元気のある作品なので、そのテンポ感を損なわないようにシナリオや絵コンテの作業をしています。キョーコは、今までのヒロイン像の枠から外れた感じの印象を受けるキャラクターで、出だしこそ不純な動機なんですが、芸能界に挑む意気込みは本物なので、その辺で愛されるキャラクターを作れたらいいなと思っています。


――皆さんが注目しているキャラクターは?

井上麻里奈さん:ローリィ宝田です!2話から社長が登場したんですが、一言で全てを持っていってしまう、色々な意味で非常に濃いキャラクターなので、見ているだけで幸せになります。にもかかわらず、この作品のシリアスパートは実は社長関係が多いので楽しみです。

小西克幸さん:原作では、キョーコと琴南奏江がエチュードをやるんですが、それをアニメで見たいのでそれが楽しみです。(監督:やりますよ。)

宮野真守さん:ローリィさんには度肝を抜かれましたが、出てくるキャラクターが皆個性があって、みんな素敵なんですが、その中で蓮との関係が気になります。早く対峙したいです。

佐山聖子監督:シンデレラストーリーというよりもスポ魂色の強い作品なので、そういう熱い感じでキョーコのサクセスストーリーを描いていければと思います。


――最後にファンの皆様へ一言お願いします

井上麻里奈さん:少女漫画のヒロインとは思えないような濃いキャラクターの主人公が、どんどんヒロインらしくなって芸能界を昇りつめていくお話です。最初のうちは皆様もキョーコちゃんの言動にびっくりされるかもしれませんが、次第に魅力的に見えてくると思いますので、是非楽しんで見ていただけたら嬉しいなと思います。

小西克幸さん:原作の魅力がそのままアニメになっていると思いますので、原作ファンの方も安心して見ていただけると思います。気取って格好良いとか型にはまって格好良いというのではなく、普通に格好良い人ってなかなか演じるのが難しくどうしようかと思っているところなんですが、少しでも蓮に近づけて格好良いなと思ってもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。

宮野真守さん:自分に素直な尚を迷い無く演じ、その中で尚が成長して色々な感情が芽生えていくところを、僕が見逃さず演じていけるよう、集中して面白い物をお届けできればと思います。

佐山聖子監督:『スキップ・ビート!』という作品の中のキャラクターは、皆個性があって魅力的なんですが、キョーコちゃんは応援してあげたくなるくらい一生懸命で頑張り屋さんで、そのキョーコがステップアップしていく様を皆さんに見ていただいて、元気の源になってもらえれば良いなと思います。

(C)仲村佳樹・白泉社/LMEラブミー部

(C)仲村佳樹・白泉社/LMEラブミー部

最上キョーコ

最上キョーコ

敦賀蓮

敦賀蓮

(C)仲村佳樹・白泉社/LMEラブミー部
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