
伝えたかったのはみんなへの「ありがとう」。第3回アニソングランプリ優勝が、佐々木紗花さんに決定!!
2009年9月21日、「第3回全日本アニソングランプリ」の決勝大会が東京竹芝・ニューピアホールで開催され、札幌予選から勝ち上がった佐々木紗花さんが、優勝の栄光に輝いた。
「全日本アニソングランプリ」の今回の正式名称は「アニマックス presents we love anime 第3回全日本アニソングランプリsupported by J:COM」で、アニマックスが主催するアニソン日本一を決定するイベント。第1回優勝者の喜多修平さん、第2回優勝者のカトリーヌ・セント・オンジュさん(現HIMEKAさん)とプロのアニソンアーティストを輩出しており、優勝者はアニメ主題歌でのデビューが約束される、まさにアニソンシンガーの登竜門と言える大会だ。決勝大会には12人がエントリー。12人から7人+web投票枠1人を選ぶ一次審査、1対1でどちらかが生き残るマッチアップ方式の二次審査、そして最終4人による決勝戦を勝ち抜いたのは、札幌予選に優勝し、職場には退職を報告済の覚悟の27歳・佐々木紗花さんだった。様々な人に支えられてここまで来たという佐々木さんは、「みんなにありがとうを言いたいです!」と涙ながらに感動を表していた。佐々木さんは、2010年に放送されるTVアニメで、主題歌歌手としてデビューすることが決定している。
●二回戦の直接対決方式で、より緊張感のある大会に
それでは大会を振り返っていこう。決勝大会には6,570組から勝ち抜いた12名が参加。いずれも地方大会で優勝、もしくはweb審査で上位6名に入ったツワモノぞろいだ。アニソンシンガー・MIQさんのトレーニングを受けている参加者や、お笑い芸人顔負けのトークを見せる男性など、個性的な面々が並ぶが、その中でも「甲賀忍法帖 バジリスク~甲賀忍法帖~」を和装をアレンジした衣装で歌った佐々木さんの存在感は際立ち、見事トップ通過。続く2回戦、1対1で片方が残るマッチアップラウンドで「Komm, Susser Tod ~甘き死よ、来たれ~」(劇場版『Air/まごころを、君に THE END OF EVANGELIONAir/まごころを、君に THE END OF EVANGELION』挿入歌)を歌った佐々木さんは、勝者投票で10票中9票を獲得する強さで決勝にコマを進めた。
二回戦に新方式の対戦形式が採用された効果か、決勝には誰が優勝してもおかしくないハイレベルな4人が選出。一回戦後に大会委員長の水木一郎アニキからあった「歌っている時にもっと笑顔があるといいね」とのアドバイスを受けて、別人のように華やかな表情を見せる参加者がいるなど、技術も素質も一級品の参加者ばかり。その中で栄冠をつかんだのは、二回戦終了後、「最後にどうしても歌いたい曲があって、届けたい想いがあります」と語っていた佐々木紗花さん。全参加者のトリとして「創聖のアクエリオン」を歌った佐々木さんは、「満足です! 緊張しましたけど、楽しくて、楽しくて。私を応援してくれた友達のみんな、家族のみんなにあいしてるを伝えたかったので、この曲を選びました」と語っていた。大会委員長の水木一郎さんは、「佐々木さんおめでとうございます。今日のことを忘れないでください。あなたは6570名の頂点に立って夢を背負っているんです。これからアニソンは文化として、世界からオファーが来ます。それを背負う覚悟で佐々木さんもがんばってください」と厳しくも優しい言葉をかけていた。
また大会中には、審査の時間などを使って喜多修平さん、HIMEKAさん、井上ひかりさんら、第1回・第2回大会からプロデビューを果たしたシンガーたちが登場。一足先にデビューを果たした先輩たちのライブパフォーマンスに、出場者たちも熱いまなざしを向けていた。
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