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4thアルバム『Eros』発売記念JIMANGインタビュー

TVアニメ『うみねこのなく頃に』ED曲でおなじみのJIMANGさんが4thアルバム『Eros』を12月23日にリリース! 2010年1月31日より東名阪ライブツアー開始!!

 現在放送中のTVアニメ『うみねこのなく頃に』のED曲「la divina tragedia~魔曲~」などソロアーティストとして活躍するほか、Sound Horizonへの参加など精力的な音楽活動を繰り広げるJIMANGさんが12月23日に4thアルバム『Eros』をリリースする。

 JIMANGさんが全曲作詞作曲しているが、人間の持つ欲望や様々な感情を時にはコミカルに、時にはシリアスに描いている。サウンドはハードロック、バラード、ブルース、ラテン系など、JIMANGさんの幅広い音楽エッセンスが詰め込まれている。どの曲も存在感が強く、キャッチーな楽曲ばかりで、「どれもシングルにしてもいい曲」と自負するほどの自信作。多様なジャンルを歌うことで、独得のボーカルスタイリストは一層際立った印象を受ける。まさにJIMANGワールド全開の1枚になった。

 DVD付き初回限定盤には「That’ s “IRONMAN SHOW”」のPVを収録。発売日には発売記念イベント、そして2010年には東名阪のライブツアーも控える。ダンスやパフォーマンスに定評のあるJIMANGさんのステージは必見だ!

●先行で作った3曲のイメージが『EROS』の原型

――このアルバムを制作するにあたってのコンセプトを教えてください。

JIMANGさん:昨年8月に『じまんぐの世界~儚きものたちへ~』をリリースした2カ月後くらいから制作に入ってました。シングル向けの楽曲を作っていて、今回のアルバムに収録された「ハレルヤ~Bang Bang Body Line~」、「Giri Giri MNSTER」、「Hi Hi MONKEY DANCE」はその時にできました。

この3曲でマキシシングルを出すとしたらタイトルは『EROS』しかないと考えていたんです。“EROS”はギリシャ神話で恋心と性愛を司る神であり、いろいろな意味でのセクシーさも表しているのもいいなと。アルバム制作にスライドした後、『うみねこのなく頃に』のED曲「la divina tragedia~魔曲~」(以下「魔曲」)でも“desire”を連呼していたので、その流れで“欲望”もいいなとも考えましたが結局、タイトルやテーマを『EROS』にしました。

――挙げられた3曲はかなり曲にパワーがあるように感じたのはシングルを前提としていたからなんですね。他の曲も存在感や主張が強い曲が並んでますね。

JIMANGさん:シングルにするにはインパクトが必要だからメロディもキャッチーでユーモアも入れてます。これからの楽曲はエンターテイメントなものにしていきたいという想いも強かったからだと思います。


●自分が今まで作りたかったアルバムが今作で実現!?

――これまでの3枚のアルバムとはかなり印象が違うものになったと思います。

JIMANGさん:2ndアルバム『じまんぐの世界~Balance~』の時にこんなアルバムを出したかった。でも作るのに時間がかかるんです。実際、約1年かかったわけで。その分、どれをシングルにしてもいい曲ばかりのベストのラインナップになりました。野球で言えばオールスターメンバーが揃ったような。

――アルバム全体がかなり濃くて、通して聴くと満足感や充足感がありますね。

JIMANGさん: 皆さんがアルバムの最後の曲までたどり着けるかが心配で(笑)。だからボーカルもいつもより小さめにして。声自体が暑苦しい声だし。曲順もかなり考えました。結果として1枚がライブのように流れがきれいで聴きやすい構成になったと思います。


●アレンジで予想外に変化していった楽曲達

――音数も多くて、ぶ厚くてボーカルに負けないアレンジになっていますね。

JIMANGさん:「魔曲」から別の方にアレンジをお任せしていますが今回、すごく音楽好きなアレンジャー二人で、僕も想像がつかないような形になることも多かったです。「Eros」は前半がバラード調で徐々にスピードが上がっていきますが、元曲は終始、アゲアゲ状態でした。「Hi Hi MONKEY DANCE」もジャズテイストが入ったモータウン系だったけど完成版はイケイケだし。

――予想外のアレンジにJIMANGさんはどう思いましたか?

JIMANGさん:アレンジを聴いた時、僕も驚きました(笑)。「とにかくぶち壊してくれ」とオファーをしたので、メロディ自体を変えてしまわなきゃいけないくらいのものが返ってきて、「そう来たか。じゃあ、こっちはこうだ!」とスタジオでセッションをするような感じで作っていきました。「桜POP」は80年代っぽいキラキラ感いっぱいの曲ですが、僕だったらこんなアレンジにならなかったと思う。ガチンコでやり合ったところがいい形で出るといいですね。


●JIMANGの音楽エッセンスを詰め込んだアルバム


――このアルバムではハードロック、ラテン系、ブルース、バラード曲など本当に多種多様なサウンドが盛り込まれた1枚ですね。

JIMANGさん:「魔曲」の追い風を受けて、全編ハードロックで押し通すアイデアもありました。でも今、自分が歌えて作れる楽曲のエッセンスを詰め込めたし、JIMANGの音世界を広げることができたかなという手応えはあります。

――詞は男臭さ全開ですね。男のいろいろな欲や感情があふれ出てくるような。

JIMANGさん:『うみねこのなく頃に』の金蔵さんのおかげかもしれない(笑)。男性目線で書かれた歌詞ばかりだけど、女子にもぜひ聴いてほしい。人間には誰でもこんな欲望があるということ、そして自分を見つめ直す意味でも。


<b>『Eros』/JIMANG</b><br>12月23日発売<br>初回DVD同梱盤:3500円(税込)<br>通常盤:3150円(税込)<br>発売:ティームエンタテインメント

『Eros』/JIMANG
12月23日発売
初回DVD同梱盤:3500円(税込)
通常盤:3150円(税込)
発売:ティームエンタテインメント

●ゲストとしてポカスカジャンも収録に参加

――今回、楽器を使ったお笑いトリオのポカスカジャンさんがゲストで参加されているそうですが、どの曲に参加されているんですか?

JIMANGさん:「Hi Hi MONKEY DANCE」です。きっかけはポカスカジャンさんのラジオ番組にアルバムのプロモーションで出演させていただいたことがあって。メンバーの中山省吾君がうちの実家と50メートルくらいしか離れていないことがわかって、「いつか一緒に仕事できたらいいね」と話してました。
「Hi Hi MONKEY DANCE」には掛け合いのパートがあるんですが、せっかくだからそこをやってもらおうと。収録はかなり盛り上がったようです。

――レコーディングは順調だったんですか?

JIMANGさん:アレンジのお二人がディレクションもしてくださったんですがスタジオワークもうまくて。すごくのせ上手の盛り上げ上手。それだけでなく、それぞれの楽曲にもこだわりがあって、「永遠のYesterday」や「綺麗」などのバラード系の楽曲では「気持ちが入らないように静かに熱く歌ってください」と言われました。「I’m FUTURE」はベストテイクが出るまで3日くらい歌いましたね。でも比較的順調に進んだと思います。


●PVではJIMANGさんのディーラー役とダンスシーンに注目

――アルバムのジャケットはバレエダンサーのようなカッコイイ肉体美ですね。

JIMANGさん:「魔曲」の時に「裸で撮ろうか」と冗談で言ってて、『Eros』なのでまた「やりますか?」と言ったら今度は実現してしまって。レコーディングの最中で、もう1週間前だったらもっとしぼれてたのが惜しいです(笑)。

――初回限定盤に付くDVDには「That’ s “IRONMAN SHOW”」のPVが収録されてますがどんな映像になったんでしょうか?

JIMANGさん:うさんくさくなってますよ(笑)。僕が場末の飲み屋で開かれる闇の賭博場に現れる伝説のディーラー役で、多額の借金を返すために勝負をするストーリーになっています。僕からは「歌って踊らせてくれればいいから」とだけお願いしましたが、踊ったところはシルエットになっていて、よく見えない。それが残念で(笑)。まずはアルバム特設サイトで見てみてください。


●ライブツアーはアルバム中心に踊りまくるエンターテイメントなステージに

――来年1月から東名阪のライブツアーも始まりますね。

JIMANGさん:“Dancing show”と銘打っているので踊りまくりますよ! マイケルばりに(笑)。『Eros』の曲中心に、みんなの欲望を開放させるライブになると思います。ステージ全体からメッセージが伝わるような作り方は今まで通りです。恒例のアコギのコーナーもやるつもりです。アコギで歌うのがベースであり、アコギで歌う曲が本当の歌だと思っているので。エンターテイメント性を意識したショーにするつもりなのでぜひ来てください。

――ライブに先駆けて、リリースの当日にはレコ発イベントもありますね。

JIMANGさん:アルバムから初めて生で歌うイベントになります。完成した実感を得たいんです。「やったぜ!」と。また僕にとっては来年のライブツアーに向けて準備であり、皆さんにはヒントを見てもらえたらいいなと思います。


●大切な人と自分に対してのラブソングをあなたに

――では皆さんへメッセージをお願いします。

JIMANGさん:全曲すべてラブソングですが、自分に対してのラブソングでもあったりします。あとお別れの曲が多いんですが、人生には必ず終焉が来る。それを自覚して良い人間として愛される人間として終われるように悔いのない人生を送ってほしいという願いも込められています。どんな欲望も良い方向に転化できるアルバムができたので、みんなも聴いて笑って前向きになってもらえたらと思います。また僕のライブはショッキングなようで、見て元気になるというより、「ちくしょう!」と反骨精神が湧いてくるみたいです。不景気だったり、暗いニュースが多い毎日ですが僕のステージを見て、新たなエネルギーに蓄えてください。実はもう次のアルバムの曲作りに入ってます。僕はクズFileと呼んでいますが、原石のようないいサビを持った曲がまだ眠っています。これからも欲望のままに、曲作りをしていきますのでこれからもよろしく!

『EROS』発売記念スペシャルイベント in 銀座
12月23日(水・祝)東京・パセラ銀座店B2F BENOA
13:00開場 13:30開演
アニメイト秋葉原店、アニメイト池袋本店、アニメイト渋谷店、アニメイト横浜店、コミックとらのあな秋葉原店Bで『EROS』をご予約の方に抽選でイベント参加券を配布

『JIMANG tour 2010“Eros”~Bang!Bang!新春Dancing show~』
1月31日(日)東京・SHIBUYA BOXX 16:30開場 17:00開演
2月20日(土)名古屋・ell.FITS ALL 17:30開場 18:00開演
2月21日(日)大阪・THE LIVE HOUSE soma 17:00開場 17:30開演
オールスタンディング4,500円(税込・ドリンク代別)
12月19日より一般発売開始


>>TEAM Entertainment公式サイト
>>JIMANG公式サイト
>>『EROS』特設サイト

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