渡り廊下走り隊「ギュッ」発売記念インタビュー

渡り廊下走り隊「ギュッ」発売記念インタビューが到着――「ライブでも盛り上がる王道アイドルソングです!」

 9月1日に通算6枚目となるシングル盤「ギュッ」を発売した渡り廊下走り隊。本作は“カシアス島田(島田紳助)×秋元康”共同プロデュースによる作品。当代切っての名ヒットメイカーたちが手を組み、渡り廊下走り隊のために描きあげた3つの心模様。その魅力を、5人の言葉を通し紹介!

<渡り廊下走り隊>
AKB48 から飛び出したスピンアウトユニット。渡辺麻友(16)、多田愛佳(15)、仲川遥香(18)、平嶋夏海(18)、菊地あやか(17)による平均年齢16.8歳の5人組。秋元康氏のプロデュースの下、2009年1月にデビューし現在までに5 枚のシングルをリリース。4th「アッカンベー橋」でオリコンウィークリーランキング1位 (3/29付) を記録。

写真左から平嶋夏海、多田愛佳、渡辺麻友、仲川遥香、菊地あやか

写真左から平嶋夏海、多田愛佳、渡辺麻友、仲川遥香、菊地あやか

●えっ、そんな状況で“ギュッ”とされたの?!?!?!

――好きな人に「ギュッ」としてもらいたい願望、みなさん持ってます?!

多田:わたし、ギュッとされたいです。

平嶋:「ギュッ」を聴いてると、「ギュッとしてくれる人に出会いたい」と、妄想が勝手に膨らんで、胸がキュンキュンしちゃいます。「ギュッ」自体は、主人公の女の子が、憧れの人にギュッとしてもらいたい妄想の歌なんですけど。セリフの部分がリアルっぽいから、歌っててちょっと恥ずかしかったんです。

仲川:わたし、こういう体験をしたことがないので、すごいワクワクしながら歌ったんですけど。きっと、「こういう恋をしたら、将来上手くいくんだろうな」って妄想してました(笑)。

渡辺:歌も、まさに「アイドル・ソング」という可愛らしさだから、5人のアイドル度も自然とUPしていくんですけど。今回は、Music Videoも観て欲しいよね。

菊地:一人ずつ、違うシチュエーションでドラマを演じました。それが、すっごく楽しくって!!


―― 一人一人のシチュエーション、ぜひ教えてください

平嶋:わたしは英語の先生に恋してる女の子役。英語の授業中に、先生のことを憧れの視線で見つめていたら、突然、先生が黒板に「HUG」という文字を書き、「ちょっと平嶋、前に来なさい」と呼ぶんです。そして前に行ったわたしを、先生が、みんなの前でHUGするという物語を演じました。

多田: わたしは、チャーリー君という男の子に恋をしている設定。チャーリー君に「カラオケに行こう」とメールで誘われて足を運んだら、チャーリー君は他にも女の子2人を連れてきていたんです。そのあとも4人でカフェに行くから、わたしは我慢できなくなって、チャーリー君にビンタをしてカフェを出ていくんですよ。そんなわたしの姿を追っかけてきたチャーリー君に、わたしはHUGされるんですけど。それでも納得いかないって表情をしている物語になっています。

渡辺:わたしはですね、寒い日に下校している途中で、大好きな陸上部の彼に告白しようと決意を固め、走って学校へ戻り、グラウンドで彼にギュッとするという設定です。

仲川:わたしは、いっつもイチャイチャしているラブラブな関係。授業が終わり、走って校舎を出て行き、待っていた彼に抱きついたり、ほっぺにKISSをしたり。バスの中でじゃれ合いながら、一緒に写メを撮ったり。ホント、イチャイチャしているシーンばかりです。

菊地:わたしは図書室で彼に手紙をもらうんですね。そこには、「好き」という告白の文字が書いてあるんですけど。わたしは外で待ってた彼に「ごめんなさい」しちゃう。唯一この中で、彼を振ってしまう役を演じています。

渡辺:イントロを聴いた瞬間からワクワクしちゃう、ライブでも、みんなで一緒に盛り上がれる楽しい歌になりました!!

こちらは通常盤のジャケット

こちらは通常盤のジャケット

●Team Ogiのメンバーも参加してくれた、ゆったり優しいバラードの「手のひら」

――みんなで合唱してゆく「てのひら」を聴いてると、心がホンワカ温かな気持ちになります

平嶋:Aメロがラップ調なんですけど。この手のスタイルはAKB48でもなかったので、新鮮であり。楽しかったです。

菊地:この曲には、Team Ogiのメンバーたち(松原夏海、野中美郷、小森美果、岩佐美咲)も参加。こういう優しいバラード曲を全員で歌うのっていいよね。とくにサビで歌ってる“小さな手のひら~大きな手のひらになっていくんだ”って気持ち、すっごくわかる!!

平嶋:成長途中のわたしたちに、ピッタリの言葉だからね。

仲川:わたし、“何も考えずに~勝率10割”の部分がすっごく好き。悩んで考えるからこそ上手くいくって、日々のことを振り返るとホントそうだなと思えたし。すっごく心に響く歌だから、しょっちゅう口づさんでます。

菊地:中に、“いっぱい泣いたら~優しい人になれるから”という歌詞があるんですけど。いろんな課題を与えられる中、みんなたくさんの涙を重ねながら、お互いの絆を深くしあってきているから、この気持ちすっごくわかります。

多田:ホントに胸に響く歌詞なんで、ぜひしっかり聴いて欲しいなって思います。


●「ゴメンナサイ」を聴いたら男の子たちのハートは…

――「わたしも好きなの」という反応を示したかと思ったら、やっぱし心の勘違いだったと、相手に「ごめんなさい」をしてしまう「ゴメンナサイ」。男的には、心にグサッと痛み走りました

渡辺:だいぶ、ひどい女の子ですよね。まさに、「イマドキの女の子」っていうか。


――だけど女の子だったら、憧れと現実の違いに戸惑い、「ごめんなさい」してしまう気持ちってあるんじゃない??

仲川:え~っ!!わたしはないです!!

菊地:確かに、こういう女の子は、普通にいたりするとは思います。なんか軽いノリで付き合ったり、告白しちゃって、「やっぱし違う」と思っちゃう子とか。。。

平嶋:友達の話を聴いてても、「普段とデートしたときとでは、なんか性格が違ってたから、もういいかも」という話は聴いたことあります。


――理想と現実の違いを否定はしませんが。それを「違う」と拒否するのか、「それも個性の一つ」と前向きに捉えるか。そこは、気持ちの捉え方次第という気がします

多田:歌詞にも出てくるように、「デートをしたら違ってた」というのは、あることかも知れないですけど。他の部分は、わたしは違うなと言いたいです。

仲川:歌詞は「エッ?!」と思っちゃうのに、曲調が可愛いじゃないですか。そこのギャップが、むしろ好きです。ただ、わたしは絶対に、夜の魔法で告白なんかはしませんっ!!いや、できないです(笑)

菊地:サビでも、明るく“ゴメンナサイ”と重くなく歌っているように、まさしく“イマドキの女の子の気持ちを歌った曲”です。明るい曲調で重いことをサラッと言っちゃう歌詞に、面白さ覚える楽曲になりました。


●「ギュッ」は、どんな1枚?!

――それぞれ、『ギュッ』はどんな作品になりました?

平嶋:今回の作品は、カシアス島田さんと秋元康先生の共同プロデュース作で、作詞をすべて、カシアス島田さんが書いてくださいました。島田さんの歌詞は、どれも心にギュッと響くので、ぜんぶ共感を覚えながら歌いました。

多田:『ギュッ』は、ライブでもすっごい盛り上がれる王道のアイドルソング。『てのひら』は、『青春のフラッグ』とはまた違った感じの応援ソング。『ゴメンナサイ』は、歌詞が面白い感じの歌になりました。3曲とも、みなさんに愛してもらえたら嬉しいなと思います。

渡辺:『ギュッ』は、ホントに可愛くて大好きな曲なんで、みなさんにも「大好きな1曲」にしてもらえたらなと思っています。『手のひら』は素敵なバラードだし、『ゴメンナサイ』はコミカルでちょっとお茶目な感じがする、ホント素敵な3曲が揃ったなと思います。

仲川:『ギュッ』はアイドル・ソングに仕上がったので、小さい子供たちから大人まで、いろ~んな人たちに歌ってもらいたいなと思ってますし。今回はカシアス島田さんが歌詞を書いたように、何時もとは違う渡り廊下走り隊の世界として、カシアス島田さんの世界で遊べたと思っています。

菊地:『ギュッ』は可愛らしさがテーマにもなっているので、聴いてくれる人たちも振りを覚えながら、一緒にライブで歌い踊ってくれたら嬉しいなと思います。(敬称略)
<TEXT:長澤“ギュッとして欲しい”智典>

※次ページでは発売記念イベント&カシアス、秋元両氏のコメントも!

「ギュッ」/渡り廊下走り隊
2010年9月1日発売
初回盤A(CD+DVD)1,700円(税込) PCCA-03240
初回盤B(CD+DVD)1,700円(税込) PCCA-03241
初回盤C(CD+PHOTO BOOKLET)1,700円(税込) PCCA-03242
通常盤(CD ONLY)1,200円(税込) PCCA-03243
発売:PONY CANYON

【CD 共通3大封入特典】<初回生産分のみ封入>
1:イベント参加抽選シリアルナンバーカード
2:オリジナル・トレーディングカード各タイトル3種のうち1種
3:謎のイベント参加応募券
※リリースを記念したライブや握手会イベントも多数決定!!詳しくはオフィシャルHPまで。


>>オフィシャルHP
>>オフィシャルブログ

平嶋夏海

平嶋夏海

多田愛佳

多田愛佳

渡辺麻友

渡辺麻友

仲川遥香

仲川遥香

菊地あやか

菊地あやか

 AKB48からのスピンアウトユニット(グループ内ユニット)渡り廊下走り隊が9月1日にリリースされた新曲「ギュッ」の発売を記念してイベント 『渡り廊下走り隊6th Single「ギュッ」発売記念ミニライブ&握手会 『ハッ!としてギュッ』(番外編)』を、この日オープンとなった巨大イベントスペース「ベルサール渋谷ファースト」にて行いました。

 「ギュッ」はカシアス島田こと島田紳助が作詞を担当し、島田紳助と秋元康の初共同プロデュース作品として代注目を集めている楽曲。

 イベント会場には急遽の開催にもかかわらず1200人のファンが駆けつけ、大盛り上がり。

 今回、司会を担当したのはお笑いコンビ・ 響のふたり。ただ単に制服を着ているからだという理由だけの抜擢です。その長友光弘扮する女子高生キャラの“みつこ”が暴走。

 渡り廊下走り隊メンバー5人の自己紹介が終わった後、「6人目のメンバーのみつこです」と自己紹介すると、メンバーからは大ブーイング。しかしファンからはなぜか大歓声が起き、渡り廊下走り隊入りの可能性が出てきたものの、メンバーの強い意思により却下。「ドーモスミマセン!」と謝罪した。

 さらに渡り廊下走り隊のオリコンランキングが3位に入らなかった場合、渡り廊下走り隊のメンバーが「次のイベントで(長友ふんする女子高生キャラの)みつこのカツラを全員でかぶります!」と宣言した

 また、新曲のタイトルにちなみ、「ギュッとされたい瞬間」の理想のシチュエーションをメンバーそれぞれが披露。

 「ご飯を作っているときに、だんなが後ろ からギュッ!(平嶋)」

 「学校で悩んでるときに、あやか、どうした? って後ろからギュッとされたい(菊地)」「一人ベッドで泣いていたら、コンコンって 黒執事のセバスチャンが入ってきて、一人でため込まないでください、って言われてギュッ(多田)」

 「広い丘の上で、風になびかれながらギュッとされたい(仲川)」

 「アルパカが大好きなので、アルパカが100匹いるところに直撃してギュッとしたい(渡辺)」
など、妄想が暴走。

 平嶋から「異性をギュッとしたことあるんですか?」という問いかけに、長友は 「僕も異性をギュッとして写真週刊誌に載りました。」自虐ネタで大爆笑を誘った。

 ライブでは新曲の「ギュッ」とヒット曲の「完璧ぐ~のね」を披露。会場からは発売日にもかかわらず「ギュッ!ギュッ!ギュッ!」と大きな大合唱が行われた。

 最後はメンバー一同がそろって「ギュッ!」とポーズを取り、会場のファンたちを萌えさせてイベントは終了、その後は来場者と一人一人と握手会を行いました。

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