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アニメ『鬼の花嫁』千本木彩花インタビュー【連載第7回】

ロマンスのときめきだけではなく、先を追わずにいられない引きの強さ──TVアニメ『鬼の花嫁』連載インタビュー第7回 透子役・千本木彩花さん

シリーズ累計750万部を突破し、待望のTVアニメ化を果たした和風あやかしシンデレラストーリー『鬼の花嫁』。本作は人間と“あやかし”が共に暮らす日本を舞台に、家庭に居場所をなくしていた女子高生・東雲柚子と、あやかしの頂点に立つ鬼の次期当主・鬼龍院玲夜の運命の恋を描く物語です。

優れた能力と美しい容姿を持つあやかしたちは、社会の中核を担い、絶大な権力を誇る存在。そんな彼らが本能で見つけ出す、たったひとりの運命の相手が「花嫁」です。妖狐の花嫁である妹・花梨と比べられ続け、家庭の中で傷ついてきた柚子。ついに心が折れかけたその日、彼女の前に現れたのは玲夜でした。

「見つけた、俺の花嫁」

その一言をきっかけに、柚子の運命は大きく動き始めます。

今回は第6話までの放送を記念して、柚子の親友・透子役を務める千本木彩花さんにインタビューを実施。千本木さんは朗読劇『鬼の花嫁』で花梨役を演じた経験も持っています。

そんな千本木さんは、本作の王道ロマンスや透子というキャラクターをどのように捉えていたのか。作品全体の印象からキャラクターとの向き合い方、そしてアフレコ現場で感じたことまで。たっぷりと語っていただきました。

 

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人間と“あやかし”が共生する日本──。優れた能力と容姿を持つ“あやかし”は日本の中核を担っていた。そんな絶大な権力を持つ“あやかし”は本能で運命の「花嫁」を見つけることができ、その「花嫁」に選ばれることは女性の憧れであり、名誉なことだった。平凡な高校生・東雲柚子は、妖狐の花嫁である妹・花梨と比較され、家族にないがしろにされながら育ってきた。ついに心が破れた日、柚子は偶然、類まれなる美貌を持つひとりの男性と出会う。「見つけた、俺の花嫁」彼の名は鬼龍院玲夜、“あやかし”の頂点に立つ鬼だった。──この出会いから、柚子の運命が大きく動きだす。作品名鬼の花嫁放送形態TVアニメスケジュール2026年7月4日(土)~TOKYOMX・BS11ほかキャスト東雲柚子:早見沙織鬼龍院玲夜:梅原裕一郎東雲花梨:石見舞菜香狐月瑶太:逢坂良太透子:千本木彩花猫田東吉:花江夏樹荒鬼高道:坂泰斗鬼山桜河:島﨑信長鬼山桜子:遠藤綾ソウ:寺澤百花アオ:小橋美憂鬼龍院千夜:石田彰鬼龍院沙良:福圓美里スタッフ原作:クレハ漫画:富樫じゅん原作装画:白谷ゆう監督:大宮一仁シリーズ構成:鎌倉由実メインキャラクターデザイン:田中日香里キャラクターデザイン:重國浩子美術監督・美術設定:...

 

前回のインタビューはこちら

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演じる上で大事にした“透子のまっすぐさや距離の近さ”

──まずは、『鬼の花嫁』という作品全体にどんな印象を持たれたのか教えてください。千本木さんは2023年の朗読劇で、花梨役を演じられていたとお聞きしました。

千本木彩花さん(以下、千本木):そうなんです。最初に原作に触れたのは朗読劇がきっかけでした。またこうして作品とのご縁がありとても嬉しいです。当時読んでみた感想としては、やっぱり王道のシンデレラストーリーだなという印象がありました。

そこがまず面白かったですし、同時に「花梨がこの先どうなっていくんだろう?」というのもとても気になって、どんどん読み進めてしまったのをよく覚えています。

柚子と玲夜のロマンスも、やっぱり憧れる人は多いのではないかなと思いました。自分がもう駄目だと思った時に、「見つけた」と現れてくれる人がいるなんて、すごく夢があるじゃないですか。もちろん柚子の置かれている環境は本当につらいけど、そこに玲夜のような存在が現れてくれるならいいなと思いながら見ていました。

それと同時に、柚子を取り巻く家庭環境のしんどさもかなり強く印象に残っていて、読んでいる時は「この先どうなるんだろう」と止まらなくなる感じがありました。だからこそ、ロマンスのときめきだけではなく、先を追わずにいられない引きの強さも、この作品の魅力なんじゃないかなと思います。

あとは自分の年齢が上がってきたこともあるのか、ただキュンとするだけではなく、妙に沁みるんですよね(笑)。この物語のよさを、そういう感覚でも味わいながら読んでいました。

──そんな中で、透子というキャラクターをどのような人物として捉えていましたか。

千本木:柚子の一番の親友なので、常に寄り添える存在でありたい、ということは意識していました。透子ってさばさばしている性格で、あやかしというものに対しても、あまり大げさに反応しないんですよね。そういうところも含めて、とてもいい子だなと思いながら演じていました。

柚子が自分の中に気持ちをため込んでしまうタイプだからこそ、透子はその気持ちを代弁するような役割も担っていると思いました。「何あいつ!」「まーたあんなことして」と、柚子の代わりに怒ってあげることができるのは、ずっと近くで見てきた親友だからこそ。透子のまっすぐさや距離の近さは、とても大事にしたいと思いました。

原作を読んでいても、透子が出てくる場面はほっとできるんですよね。家庭の中に安心できる居場所がない柚子にとって、学校で透子と過ごす時間は、気持ちを少し緩められる大切な場所なんだろうなと感じていました。かなりきついシーンが続く中で、透子の存在が入ることで空気が少し和らぐので、その役割はとても大きいと思います。

──役を演じるうえで、特に意識されたことや大切にされたことがあれば教えてください。

千本木:柚子に対しては、やっぱり「守ってあげたい」「力を貸したい」と思っている相手なんだろうなと感じていました。一方で、にゃん吉に対しては、自分が心を開ける場所でもあると思うので、同じ透子でも、相手によって立ち位置が少し違うというか。そこは忘れないようにしたいと思いました。

ディレクションとしては、「わりとズバズバ言っていいよ」と言ってくださった記憶があります。ありがたいことに、最初から「そういう感じで大丈夫です」と言っていただけたので、自分としても安心してお芝居ができました。このままでいいんだ、という気持ちでやらせていただけたのは大きかったですね。

透子は優しいだけではなく、言うべき時にはちゃんと言える子でもあると思うので、だからこそ、柚子の隣でただ寄り添うだけではなく、必要な時には感情をはっきり出すことも大事にしたいなと思いました。

 

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