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今敏さんを偲び監督作品『妄想代理人』を追悼放送

 2010年8月24日、46歳で逝去された数多くの人気アニメを手がけ、多くのファンを魅了したアニメーション監督・今敏氏。CS放送ファミリー劇場では番組を変更し、今敏氏の功績をたたえる”追悼放送”をすることが決定した。

 9月10日(金)と9月17日(金)の2日間、深夜1:30~5:30に今敏氏の監督作『妄想代理人』(2004年)を放送する。

 本作は、今監督が挑んだ初のテレビシリーズ作品。「通り魔“少年バット”による被害」という一つの事件が主役となって闊歩する物語となっており、事件を取り巻く13人、1話ごとに加速する謎など、観る者すべてに“感染”するサイコサスペンスだ。

 世界が認めた“才能”今敏氏のご冥福をお祈り申し上げると共に、同氏が原作・総監督を務めたテレビシリーズ作品をしっかり目に焼き付けよう。

◆PROFILE◆今敏(こんさとし)
1963年生まれ。武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。98年公開の映画「PERFECT BLUE」で監督デビューし、同作はベルリン国際映画祭に正式出品される。
「千年女優」(02年)が文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞、ドリームワークスにより世界配給もされた。
また「東京ゴッドファーザーズ」(03年)が米アカデミー賞長編アニメ賞候補作、初のTVシリーズ「妄想代理人」(04年)の発表ののち、筒井康隆さん原作の「パプリカ」(06年)がベネチア国際映画祭に出品される。日本を代表するアニメ監督の一人。

<今敏監督追悼番組放送情報>
【作品名】『妄想代理人』(2004年・全13話)
【放送日】
第1話~第7話:9月10日(金)深夜1:30~5:30
※深夜3:15~3:30に『ファミ缶』(9月号)が入ります。
第8話~第13話:9月17日(金)深夜1:30~5:30
【原作・総監督】今敏
【キャラクターデザイン】安藤雅司
【制作】マッドハウス

<内容>
事件は、一人の狂言から始まった。東京・武蔵野で発生した通り魔事件。
被害者・月子の不明瞭な供述から、周りは自作自演によるものと疑う。
しかし、程なくして第二の被害者が出て事態は一変。
存在するはずがないと想われていた犯人、「バットを持ち金色のローラーブレードを履いた少年」
は“少年バット”として、事件を取り巻く人たちを次々と襲っていく。
“少年バット”とは一体何者なのか?そして、次なる標的は?(2004年)

>>ファミリー劇場公式HP

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