声優
水樹奈々――もはや伝説となったあのライブを誌上再現!

もはや国民的声優アーティストに成長した水樹奈々の新たな金字塔をキミはみたか!?自身2度目となる西武ドーム『NANA MIZUKI LIVE GAMES 2010』1日目の模様を誌上再現!!

 水樹奈々さんが7月24日と25日の2日間、埼玉・西武ドームにて『NANA MIZUKI LIVE GAMES 2010』を開催。昨年に続き、2度目となるドーム公演で各日、RED STAGE、BLUE STAGEと異なるセットリストを披露。ライブには2日間で合計5万5千人が参加し、声優・アニメ界にまた大きな金字塔をひとつ打ち立てた。ここで7月24日のRED STAGEの模様をレポート!

●巨大ステージが移動するサプライズOPに観客はぼう然!

 外野のバックスクリーンに配置されたメインステージは、城をイメージした2つの大型モニターに、真っ赤な“NANA”王国の国旗が何本も立てられるなど、ファンタジックなセットが目を引く。“試合”と“ゲーム”のダブルミーニングのタイトルにふさわしいステージ。

 開演すると赤と青、二人の水樹さんが対決する戦国アクションゲームをイメージした映像。大型モニターが左右に分かれるとドームの天井にも届きそうなほど、高いアーム式のステージに立った水樹さんが登場。「行くぜ! 西武ドーム」を叫び、「Orchestral Fantasia」を歌うとそのステージはバックネット方向へまっすぐに動き始める。驚きながらステージを見上げる観客の表情。名物となったサプライズOPは今回も大成功!


●魅せるNANAイリュージョンが炸裂

 チャイナドレス風の衣装を着た水樹さんは歌いながらも手にした羽根扇を操る姿は華麗で、胡弓などが使われる2曲目の「DRAGONIA」とマッチしていた。笑顔のまま、右手の人差し指を上げ、「灼熱の暑さを感じる曲がそろってます」と宣言した直後の3曲目の「WILD EYES」では昨年、度肝を抜いたステージ噴水の演出が再び。「What Cheer?」ではダンサー数十人を引き連れてのダンス、「パノラマ」の曲頭に羽毛が噴射され、高く舞い上がるなど、今年もNANAイリュージョンは健在。しかしまだまだ序盤。いろいろな仕掛けが待っていた。

 『チェリボの大冒険』と題したバンド紹介映像が終わると、「Young Alive!」でライトスタンドのポール際の客席中段にいきなり現れる水樹さん。ゲームコントローラー風のステージに乗って、真逆のレフト側まで客席を通って移動する。「みんなをもっと近くに感じたかった」と言う水樹さんの気持ちが嬉しい。

 熱い曲が続いたが、沸騰した場内を冷ますようにミディアム曲のコーナーへ。「夏恋模様」では花火の映像をバックにしっとり歌い、「ray of change」はセンターステージを歩きながら客席に向かってやさしく微笑む。

●プリキュア達が応援に。そして西武ドームから宇宙戦闘機が発進!

 「POWER GATE」では頭と胸にピンクのリボン。ガーリーなコスチュームがキュートな水樹さん。『ハートキャッチプリキュア!』で自身が演じるキュアブロッサムとキュアマリンを呼び込んでED曲の「ハートキャッチ☆パラダイス」をたくさんの子供ダンサー、そして観客と歌い踊った。展開された大プリキュアショーに水樹さん自身も「今、西武園ゆうえんちのような雰囲気になりましたね」と笑顔(2日目はキュアマリン役の水沢史絵さんとのデュエットも実現)。次の曲もダンスチューンの「DISCOTHEQUE」が続くダンスタイムに。

 続いてスクリーンにはとらわれの水樹さん。脱出するべく戦闘機が待つ格納庫へ向かうシチュエーションはまさにアクション映画!(ちなみに敵の声は同じ事務所の吉野裕行さんと中村悠一さん!)。結末を見守っていると何とステージ上空には宇宙戦闘機が登場!コクピットに立つのは水樹さん。そのまま「NEXT ARCADIA」を歌いながら急発進してバックネット方向へ一直線。LIVE ACADEMYツアーのユニコーンに続く、巨大オブジェの第二弾に「(アルカディア7を)持って帰りたいけど部屋に入らないから」と笑いつつ、ちょっと残念そう。


●ド派手に突っ走った終盤。会場の一体感に感激

 ライブも後半に入り、加速度が増すステージ。「ETERNAL BLAZE」ではセンターステージにいた水樹さんの天に向かって延伸し、やぐら型のステージになり、真下のステージは緑に照らされた噴水と火柱で彩られた激しい花道。「BE READY!」では赤いタオルマフラーを頭上に投げ、何度も空に舞う。バンドの演奏バトルを挟み、火の粉が飛び散る「ミュステリオン」からラストの「Silent Bible」までは、怒涛の全力疾走。その体力、まさに日本代表も真っ青(!?)

 アンコールで再登場した水樹さん。ライブTを着て白いパンツルック、マイクはヘッドセットとすっかりダンスモード。「恋の抑止力-type EXCITER-」を歌い始めると観客も一緒に踊る。その完璧な振りコピと見事な一体感に「すごい! みんな、アルバムのPVを見て練習してくれたんだね」とビックリ。

アンコール恒例の「シャッス!」のあいさつ後もアッパーな曲が続く。「Astrogation」では再びアルカディア7に乗ってテイクオフ。無数の星の映像が天井に浮かび、下を見れば何万と光るきれいなサイリュームの輝き。打ち上げ花火も発射。宇宙にいるような錯覚。もちろん一等星は水樹さん。無邪気に飛び跳ねる姿にちょっとドキドキ。ラストは「みんな一緒に、せ~の!」とジャンプすると大きな爆発音。水樹さんのライブは鼓動がずっと止まらない!


●2回目の座長公演&オーケストラライブほかサプライズは続く

 「私の曲って夏の歌が少ないんですが、好きな曲でピッタリだと思って選びました。心を込めて歌います」と「星空と月と花火の下」。レーザー光線とドームに映し出される星空。西武ドームは今まさにリアルプラネタリウム状態に!

 全曲歌い終わった後は60名を超えるバンド、ダンサーとごあいさつ。これもまたライブでおなじみとなったサインボールプレゼント。今回はエアバズーカを持って広い球場内を回って、観客に笑顔のシャワー。そして最後は観客と「水樹奈々にかかってこい!」の大合唱で4時間近くのステージは終了。

 ドーム公演で、約半数の曲を入れ替える大胆なチャレンジは見事に成功。夏の楽しい思い出を刻んだ水樹さん。今後もPV集『NANA CLIPS 5』発売や自伝の出版、2回目となる座長公演が中野サンプラザホールにて年内開催など嬉しいニュースの連続。更に2011年1月22日、23日には横浜アリーナで、フルオーケストラライブも決定! 水樹さんが放つサプライズはまだまだ続きそう。

<TEXT:永井和幸>

SET LIST(7月24日公演)
1.Orchestral Fantasia
2.DRAGONIA
3.WILD EYES
4.What Cheer?
5.SCOOP SCOPE
6.パノラマ-Panorama-
7.Young Alive!
8.RUSH&DASH
9.夏恋模様
10.ray of change
11.リプレイマシン-custom-
12.POWER GATE
13.ハートキャッチ☆パラダイス
14.DISCOTHEQUE
15.NEXT ARCADIA
16.ETERNAL BLAZE
17.BE READY!
18.ミュステリオン
19.悦楽カメリア
20.UNCHAIN∞WORLD
21.Silent Bible
ENCORE
22.恋の抑止力-type EXCITER-
23.Dancing in the velvet moon
24.Astrogation
25.星空と月と花火の下


>>水樹奈々公式サイト

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