声優
ドラマCD「憂鬱な朝」よりキャストコメントが到着

「ルボーサウンドコレクション ドラマCD 憂鬱な朝」より、羽多野渉さん、平川大輔さん、前野智昭さんからコメントが到着!

 日高ショーコ原作のコミックス『憂鬱な朝』をドラマCD化した「ルボーサウンドコレクション ドラマCD 憂鬱な朝」が9月23日に豪華2枚組で発売された。同CDは華族という特権階級の檻に囚われ時代の波に翻弄される若き子爵と家令の恋を描いた時代物ラブロマン作品で、マリン通販特典ではキャストトークCDが付属する。

 今回、ドラマCDに出演した羽多野渉さん、平川大輔さん、前野智昭さんからコメントが到着したので紹介しよう!

<あらすじ>
あなたが成人するまで、すべての権限は私にある――
華族という特権階級の檻にとらわれ、時代の波に翻弄される若き子爵と家令の恋。それぞれの思いを胸に、関係が交錯していく――。

<b>「ルボーサウンドコレクション ドラマCD 憂鬱な朝」</b><br>発売中<br>価格:5040円(税込)

「ルボーサウンドコレクション ドラマCD 憂鬱な朝」
発売中
価格:5040円(税込)

――収録お疲れ様でした!演じられたキャラクターについて教えてください。

羽多野渉さん(久世暁人役):暁人は10歳で鎌倉から久世家に入って子爵の家に育ちましたけど、10歳というと自分の考えはもうちゃんと出来上がっていると思うんですよ。自我ができて確立した頃に全く違う世界に入った。
 だから、桂木に教育されて生きてきたというバックボーンはあっても、たぶん根底には自由奔放というか、どこか『しきたりって何なんだろう』という想いや、何かわからないまま『子供』と『大人』のようにザックリと違う世界のものとして捉えているところがあるんです。
 だけど、欲しいものが手に入らないことで、だんだんと自分を堅く強くしていく成長というか変化を読んでいて感じました。セリフの言い方だったり、自分の周りにいる人間への接し方がだんだんと変わっていく様が読んでいて面白かったですし、その部分が聴いている方にも伝わったらいいなと思います。

平川大輔さん(桂木智之役):『完璧でなければならない、そうなれば一緒にいられる、自分に価値が出る』というようなセリフが暁人にあったと思うんですけれども、桂木も複雑な生まれを背負って幼い頃久世家に入り、完璧でなければ生きている価値がない、そこにいる意味もないという強迫観念みたいなものが無意識にあったんじゃないかなと思うんですよね。それ故に、自分の感情を殺すことを覚え、勉学や知識を増やすことを覚え、狡猾さを覚え、強かさを覚えて、スーパーコンピュータを搭載したサイボーグみたいになっていくことで、アイデンティティを確立しようとしていたんじゃないかと思うんです。
 そこに入ってきてしまった暁人に対して、本来だったら持ち合わせているであろう感情を、殺そうとできてしまうから、後から悩むというか苦しむというか……彼の中では、今、いろんなジレンマが膨らんできているんだろうなぁ。でもそれを人前ではおくびにも出さない孤高なところが、彼の最大の魅力にして最大の弱点のような気がします。

前野智昭さん(石崎総一郎役):久世くんのお友達ということで、身分は違いますが、それを気にすることなく、フランクに彼に話しかけたり、一緒に行動したりっていうキャラクターなんです。すごく友達思いで、見えないところでも友を思って行動してあげられる本当のやさしさを持った人間だと思います。なので、演じていてとても気持ちよかったですね。僕も、本当の親友にはそういうことをしてあげたいと思うので、シンクロできる部分でした!
 桂木に対しては石崎にとったら、「久世をたぶらかしやがって!!」みたいなところもありつつ、どこかで桂木のことを認めている部分もある……、っていう若干複雑な部分がありますね。最終的には、「久世が幸せならいいんじゃないか」ってことに、落ち着くんじゃないかなと思います。

――演じられる上で意識したことはありますか?

羽多野さん:時代背景や自分の立場は間違いなく意識してます。家の格で『家格』という言葉も、僕は初めて音にして読んだんですけども、『家格』が全てっていう世界じゃないですか。だから、色々な人と接するパーティーシーンでは、その人が自分よりも格が上なのか下なのかを意識しました。
 面白いのは、パーティーシーンで面と向かって話してる時には礼を重んじてるんですけど、ちょっと離れると『あの家はさぁ…』『○○風情が生意気な』みたいな(笑)。やっぱり格が全てと言っても人間ですから、その気持ちはわかるなぁと。
 でも暁人の性格が変化してくるにつれて、『俺は久世子爵なんだ』というのを意識してやるようにしてます。最初は、例えば執事の田村にも、家の者に対するときもあまりそういう変化をつけなかったんですけども、段々つけていくというお芝居に自然になっていきました。

平川さん:その時々で桂木は色々な顔を使える人間です。パーティーや暁人の最初のお披露目であったり、雨宮や田村とか周りの人間に対してだったり、それぞれで全然違う表情を見せているので、そういう部分に関しては気を遣っています。けれど、どんなに上の人に対しても、言葉がすごく丁寧だったり、物腰が柔らかくなったとしても、常人が陥りがちな『媚びる』という行為にはならない。
 たぶん、彼の根っこの奥の方はきっとすごく光ってるんだろうな、その辺りが周りの女性方の心を惹きつけるところなのかもしれないと思って。だから恭しくしているときでも、本当に心からそう思ってるのかどうかはわかんないよね…っていう雰囲気が出せればいいなと思いながらやらせて頂いてます。

前野さん:もちろん、久世に対しては「身分の差を出さずにフランクに」というのを意識しました。逆に桂木家の方々に対しては、敵意ではないですが、そういったものを含めたお芝居を心がけました。

――タイトル「憂鬱な朝」と聴いて、ご自身の憂鬱な朝はどんな朝ですか?

羽多野さん:その前の晩に夜遅くまで仕事があった次の日の朝10時からの仕事ですかね(笑)。憂鬱というか、起きるのが大変っていう話ですね。ちょっと前まで、全く日の当たらない部屋に住んでいたので、気持ちよく起きられなくて基本憂鬱でした(笑)。だから遠くに目覚まし時計を置いておくんです。そうしないとペンって止めてそのまま寝ちゃうからなんですけど(笑)。
 最近、すごく日当たりのいい所に引っ越せたんですけど、今度は明るすぎちゃって目覚ましがなる1時間前くらいに起きちゃうんですよ(笑)。ああ、眩しいっ!みたいな。だから、それはそれで憂鬱なんです(笑)。まだ1時間もあるのに!もう全然寝れない!みたいな(笑)。なので、基本憂鬱な朝を過ごしております。

羽多野さん:是非、解決方法を募集致します(笑)。

平川さん:アイマスク、アイマスク。

羽多野さん:アイマスクいいですねー。

平川さん:僕の憂鬱な朝は、体調が悪かったり咽喉の調子が悪かったりした日の、次の日の朝ですね。大丈夫かな?って思います。それが一番憂鬱かな。その日マイク前で一声出すまで、すごい恐怖感と戦ってますね。ウジウジしてます(笑)。
 風呂場とかでゆっくりと温めて声出して、大丈夫かな?大丈夫かな?『あーあー』とかやって、だめだ……とか思いながら行くのが憂鬱ですかね。でも、現場に来てしまうと、皆さんいらっしゃるのでスイッチ切り替わりますよね。

羽多野さん:不思議ですよね。たぶん僕は現場に入ると緊張感でスイッチが入るんですけども、来る前はいろいろグルグル考えちゃいますね。あのシーンどうしようかな、このシーンはこうかなって。

平川さん:もう1つ、つい最近ありました、憂鬱な朝。この間、しゃっくりが2日間止まらなかったんですよ!

羽多野さん:ああ、最悪だ……。

平川さん:本当に止まらなくて、仕事中も止まらなくて。仕事中は周りの方々に『民間療法でも何でもいいから教えてください!』って言って、試して一生懸命やるみたいな感じで。二日間全く止まらなかったんですよ。
 起きた3日目の朝……出るのか?出ないのか?……っていうのが憂鬱だったし、朝起きてまた『ヒッ』って始まるとまたそれが憂鬱で、これがまた1日続くんだと思うとまた憂鬱で。

羽多野さん:怖い……。しすぎると死ぬっていうのは迷信ですか? 死にはしない?(笑)

平川さん:死なないけど……死ななかったけど、なんだかんだで止まって、止まった日の朝っていうか『あー、止まった』って思った日からは、全身筋肉痛……。

羽多野さん:わぁ……怖っ。

平川さん:寝てる間はしてるのかわからないけど、寝入ることができないので……『ヒッ』っていって起きるから、ちょっと憂鬱でしたね。

羽多野さん:いやー、怖いな。息詰まっちゃいますね。それは憂鬱だ……。

前野さん:憂鬱……、前日飲みすぎた日は憂鬱になります。憂鬱というか、不安になります(苦笑)何したっけって携帯の履歴とかみると、あぁ、電話誰かにしちゃったんだ。みたいな。そういうのに、気づいたときに、憂鬱になります(笑)

担当:そんな気分を晴らすにはどうされますか?

前野さん:また、飲んで忘れるしかないですね(笑)。負のスパイラルです。


――久世が桂木に対してすごい執着を見せていますが、 現在執着しているものはありますか?または、手に入れたいものはありますか?

羽多野さん:ほしいものはありますけど……。

担当:物に限らなくても大丈夫です。

羽多野さん:じゃあ、幸せを……。

担当:執着するほどですか……?

羽多野さん:幸せは欲しいですよね!?欲しいけど、でも何が幸せかと言うとまた色々定義が分かれちゃうんであれなんですけど。僕、執着してるものが1つあって、執着というかオタクなんですけど……ピュアオーディオが好きなんですね。CDレコーダーとアンプとスピーカーを置いてるんです。今1台組みあがってはいるんですけど、もう1台欲しいなっていう……(笑)。
 でも、あれ地獄ですよ!本当に。欲しいのを買ったらそれに合わせてこれも替えなきゃ、あれも替えなきゃとか。ケーブル1本だって何種類もあるんですよ。それもピンきりで、高いものなんか何万もするんですよ。銅でできたケーブルが1メートルくらいで何千・何万とかそんな世界で。よく電気屋さんに行くんですけど……地獄ですよね!って話になるんですよ(笑)。
 突き詰めるとこまでいくと、電源を改造しなきゃいけないんです。電圧上げて、もうスタジオかっ!みたいな(笑)。本来ならそのくらい改造したいんですけど……まだ引っ越したばかりで、それを大家さんに言う勇気がなくてですね、まだまだちょっとね……。

平川さん:家を買いなさい。

羽多野さん:執着したらそこにいきますよね。そこまでいきたいんです(笑)。オーディオルームみたいなの作りたいんです、将来は。だから、それが唯一執着してるものですかね。是非、そんな男でもよければ、立候補してください。お手紙待ってます(笑)。

平川さん:欲しいもの……健康(笑)。健康と壊れぬ咽喉。ほしいなぁ~♪

羽多野さん:ほしいですねー。

平川さん:結構、咽喉ケア執着しますよ。ちょっと調子悪いな、と思うとすごく過敏になりますし、ケアしますね。

担当:何かケアするためにお使いになっているもので、すごいものとかありますか?

平川さん:特別なものは使ってないんですけど、加湿器だったり、あと咽喉の吸入機だったり鼻うがいだったり。自分の大事な楽器なので、ちょっとでも大事にしてあげたいなぁと思って色々やってます。

前野さん:……そうですね。お金がほしいです!(笑)いつか手に入れたいと夢見るのは、限りなくある札束とかで……、6億円ぐらい当ててみたいです。くじとかで(笑)。

担当:夢は大きく!ですよね。では、その使い道を教えてください。

前野さん:使い道…僕、こういう当たったらどうしようとか……妄想するの大好きなんです!6億あったら、半分ぐらいは、アーツビジョン(事務所)に寄付をして、ビルをもう2、3個建ててもらったり、マネージャーやスタッフさんと豪遊して、明日から頑張ろう!みたいな……そういう、英気を養うような使い方をしたいかな。ま、実際当たったら、こういうことはしないんでしょうけど(笑)。

――お気に入りのシーンや聴き所を教えてください!

平川さん:魚建さん(橘伯爵役)(笑)。

羽多野さん:魚建さんいいですね~。顔キャス(笑)。

平川さん:脇を固めてくださっている方が本当に達者な方ばかりで、皆さん千変万化の変わりようで。

羽多野さん:いやー、面白かったですね。

前野さん:ストーリー中盤に、久世が顔に傷を負って登校する場面があるのですが、そこで「どうしたんだその傷は?」とかそういうやりとりが、ほんわかしていて好きです。友情が出ているシーンだと思いますので、いいなぁと思いました。

平川さん:基本、暁人と桂木の話ではあるんですけども、一人一人アクの強い、その時代のその世界にいる人たちを的確に演ってくださっているので、是非周りの方々のお芝居に注目して頂きたいですね。サブキャラクターがどういう思惑を持って、どう絡んでくるのかというところを考えながら聴いていただくと、世界観が一気に膨らむんじゃないかなと思います。

羽多野さん:僕は主観の話なんですけど、自分はマイク前でのお芝居って、針の穴に糸を通すような感覚なんですね。自分の体調だったり余計なことを考えたりすると、すぐ震えて外れちゃったりするんですけど、今日のクライマックスというか最後の方の、桂木高之と桂木との3人でのシーンは、非常にピリっとしましたね。心地よいお芝居ができたなって、自画自賛しております(笑)。

平川さん:いや、素晴らしかったですよ。

羽多野さん:ずっと鎌倉で暮らしていた自由奔放な暁人が、カチッと子爵の顔になる瞬間があそこかなと、家で思っていたので、集中して臨めました。是非、聴いていただきたいです。

前野さん:クラシカル浪漫ということで、あまり馴染みのない言葉が出てきますが、それでもすんなりと世界に入っていける作品だと思います。僕も原作を読ませていただいて、「あぁ、なるほどなぁ」と思わせられるところが散りばめられている作品だったので、このドラマCDを聴いて感想を送っていただけますと幸いです。原作も続いておりますので、ドラマCDも続いていけるように、皆様の応援をよろしくお願いします。


「ルボーサウンドコレクション ドラマCD 憂鬱な朝」
発売中
価格:5,040円(税込)

<キャスト>
羽多野渉
平川大輔
前野智昭
ほか

>>「ルボーサウンドコレクション ドラマCD 憂鬱な朝」特設サイト
>>マリン・エンタテインメントHP

(C)日高ショーコ/徳間書店 2010
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