喜多村英梨&spicy・Village Stonesインタビュー

『喜多村英梨のWonderful Girlie Radio Show』からテーマ曲「Wonderful Party Project」がリリースで喜多村英梨&spicyのユニット・Village Stonesにインタビュー――「自然体の“居間(今)感”を感じ

 響-HiBiKi Radio Station内(アニメイトTVでも聴けるよ!)で、毎週水曜日に更新中のインターネット・ラジオ番組『喜多村英梨のWonderful Girlie Radio Show』。喜多村英梨をメイン・パーソナリティに、Spicyがホスト役として登場。若手声優の杉山茜もゲスト参加中。この番組の冒頭で流れている喜多村英梨×Spicyの歌うテーマ曲「Wonderful Party Project」が、Village Stones -喜多村英梨×spicy-名義で9月29日にシングル発売になりました。同楽曲の魅力や番組について、喜多村英梨さんとspicyのお二人にいろいろ伺いました。

●この番組では、「喜多村英梨のパーソナルな部分をフューチャーしていこう」というコンセプトのもと、家の居間で語り合ってるような姿を、そのまんま電波に乗せています

――4月よりスタートしたラジオ番組『喜多村英梨のWonderful Girlie Radio Show』。spicyさんとの掛け合いのもと、時には思いきりシリアスモードで。時にはゆる~い感じでと、素顔の喜多村英梨(以下キタエリ)さんが声を通し伝わってくる番組だなと、聴いてて感じました

喜多村さん(以下喜多村):この番組では“喜多村英梨のパーソナルな部分をフィーチャーしていこう”というコンセプトのもと、“今週のテーマは、これ”と決め込んで話すのではなく、“今現在の自分を取り巻いている事柄に対しての率直な気持ちを語り合う”。それこそ、家の居間で語り合ってる姿を、そのまんま電波に乗せています。だから、今感じていることを真剣に語る回もあれば。お互い、投げっぱなしな会話を重ねていくこともある。つまり、“喜多村英梨という人間とは、何ぞや?!”という姿を、そのまんま映し出したラジオ番組なんです。


――キタエリさんの振りを巧みに受けつつ絶妙に会話を転がしていく。そんなspicyさんとの絡みも絶妙ですね

喜多村:そうなんです。でも驚くのが、私たち、この番組でのお仕事を通し、初めてお会いした関係ってこと。

spicy:それこそ、第一回目の本番収録をする40分前に「初めまして」と挨拶をし。「じゃあ、番組を録ろうか」という、思いきりチャレンジな形で始まりましたからね(笑)。だけど、しゃべり始めて2~3分後には、お互い“この楽な感じで話せばいいんだ”というのはつかめてました。

喜多村:そうですね。真面目な話からおちゃらけた内容まで、普通に会話の波長が合っていくので、最初からすっごく楽でした。だから、こうやってバリエーションに富んだ放送を長く続けていけてるんだと思います。

spicy:だって、トークで煮詰まったこと1回もないよね。

喜多村:そうなんです。「何を話そうか…」という手詰まり感や行き詰まり感は、いまだまったくないですね。

spicy:むしろ、「もう時間なので会話を終えなきゃ」とアイコンタクトをしながら、収録中に調整していくほど。そういう面では、トークの相性はお互い良いんじゃないかな。


――実際にラジオ番組を聴いてても、面白いように会話がコロコロとノリ良く転がってくもんなぁ

spicy:普通、2人でしゃべるラジオ番組って役割分担があるじゃないですか。

喜多村:ボケとツッコミとか。

spicy:その分担が、2人の間には一切ない(笑)。お互いにどちらも担当しちゃってるからね。


●我々は自然体な会話のことを、「居間でしゃべってる」という感覚で捉えています。それが「居間(今)感」なんですよ

――お二人の会話を聴いてて感じるのが、まるで「喫茶店できままに会話をしている。その風景を、そのまんま電波に乗せてる」ってこと

喜多村:その通りです(笑)。

spicy:我々はその会話のことを、「居間でしゃべってる」という感覚で捉えています。自分家の居間で、今思ってることを会話してゆく。それが「居間(今)感」なんですよ。

喜多村:「居間感」って、何時しか番組のテーマワードになっちゃいました。

spicy:だって、収録しているときのくつろぎ方がハンパないもん!

喜多村:椅子の上に片膝立てたり、膝を抱え込んだり、胡座をかいてたり(笑)。

spicy:ある意味お行儀悪いのかも知れませんが、それだけ2人ともリラックスしながら会話をしてるってことなんですよ。そのリラックスした空気感が、毎回リスナーの方にも伝わってることを僕らは信じてます。

喜多村:この番組は『喜多村英梨のWonderful Girlie Radio Show』という名前のように、“Girlie”というテーマ性も持っているんですね。ただし“Girlie”と言っても、一般的に捉える“女性らしさや可愛さ”ではなく、私たちは“自分らしさ”という意味でも捉えています。“自分らしさ”というのは、詰まるところ“パーソナルな姿を見せる”ということじゃないですか。
本番前に一度テストトークをしてしまうと、会話の内容も決め打ちしちゃうし。その会話を、本番ではさらに脚色しちゃうことって、よくあるんです。そうすることによって、最初の素の部分から少しだけ距離が生まれたり。そういう会話って、お互い好きじゃないことから。打ち合わせなしの、本番のときに出た会話から話題を広げていく形で収録をしています。だからこそ、お互いの会話もテンポ良く楽しんでいけるし、互いにボケやツッコミとしての会話も広げていけるわけなんですよ。


――コーナー・パーソナリティとして登場する杉山茜さんも、2人の会話の中へ、いいスパイスを加えていません??

spicy:spicyと名乗る僕よりも、よっぽど彼女の(天然な)トークのほうがスパイス効いてるからね。ホント彼女は、番組内でもいいエッセンスになっています。

●番組開始から半年も経たない時点で、3ヶ月連続リリース!!まさに暴挙です(笑)

――8月には、DJCDこと『喜多村英梨のWonderful Girlie Radio Show ラジオCD Vol.1』が発売。9月29日には、番組のテーマ曲に加え、新録ラジオパートも加えた、Village Stones名義によるシングル盤「Wonderful Party project」がリリースになります。さらに10月20日には、第二弾DJCDとして「喜多村英梨のWonderful Girlie Radio Show ラジオCD Vol.2」の発売も決定中

spicy:番組開始から半年も経たない時点で、3ヶ月連続リリース!!まさに暴挙です(笑)。


――番組のテーマ曲「Wonderful Party project」は、番組の内容とも巧みにリンクした楽曲として誕生!!
spicy あらかじめキタエリから、「こういうことを伝えたい」という想いを受け取り、そのうえで歌詞を書いたからね


喜多村:一番に心がけたのが、ラジオ番組主体の楽曲を作ること。この番組はテーマ性を持たない、パーソナルな姿を押し出した内容。だからこそ、「どれだけ自由な番組に寄り添える歌詞にしていくか?!」を考えました。
いくら自由なラジオ番組とはいえ。時には飛ばしたりもするけど(笑)。一応いくつか「コーナー」を設けてあるように、その中の人気コーナーの一つ「サルカルチャー」に関連づけ、“四文字熟語”を歌詞の中へいくつも入れてもらったり。番組内でよく使ってる言葉を詰め込んだり。だからラジオ番組を聴いてくださってる方たちなら、歌詞の中から、♪ワンダリー♪や♪ガァリー♪など慣れ親しんだ言葉たちを感じていただけると思います。そして何よりも、私たちは「居間感」を大切にしながら、会話の中へ喜怒哀楽いろんな感情を反映させているように、歌詞にも「起承転結を持ったストーリー性のある内容」を詰め込みました。


――番組との連動性は、聴いてて強く感じました

喜多村:何となく出して終わりには、絶対にしたくなかった。もちろん、今後も番組は続いていくように、「『喜多村英梨のWonderful Girlie Radio Show』のテーマソング」というのが明確に伝わる楽曲に絶対したかったんです。


――8月と10月に登場するDJCDの中にも、ちょっとだけショートにした形で「Wonderful Party project」をそれぞれ収録しています。でも、収録した楽曲はすべてバージョン違いになっていません??

spicy:そうなんです。今回発売する「Wonderful Party project」が正式バージョンなので、8月に出したDJCDの時点で、いきなりリミックス・バージョンを提示しちゃったという(笑)。さらに10月のDJCD Vol.2でも、ちょっとラテン風にリミックスした「Wonderful Party project」が流れきますからね。もっと言うなら、リミックスした曲調も違えば、DJCDのVol.1とVol.2では、リミックス用に取り上げた歌詞の部分も違ってる。今回、3ヶ月連続リリースが決まった時点から、こういう遊び心は取り組んでいました。

喜多村:「Wonderful Party project」の冒頭に出てくる会話とかもね(笑)。

spicy:「どんな奴らだよ、お前らは」って会話から、楽曲が始まっていくからね。


――歌詞に綴った物語についても、聴かせてください

spicy:元気な姿で幕を開けながらも、いろんな戸惑いを覚え。そこから自分自身を見つめ直し、これからこう生きていこうという前向きな想いへ発展。 「一人の女性の自立した物語」を、ここには描きました。
3枚の作品には、新録のラジオパートも収録。それぞれ独立した話を入れてるんですけど。3枚並べて聴くと、じつは面白いことが見えてくる作りにもなっているので。できれば3枚とも聴きながら、そこを探ってもらえたらなと思っています。


――完成した「Wonderful Party project」に対し、今どんな手応えを感じています?!

喜多村:spicyさんが歌詞に書いた♪このパーティーは終わることない だれのこころも一つにするよ♪という言葉通り、ラジオ番組自体が、この半年間ズッとパーティーしっぱなしの盛り上がりを、一度も覚めることなく続けています。もちろんこれからも、そのパーティ感をDJCDやテーマ曲のCD、そして番組を通し、ズッと継続させていきます。そのパーティなノリに、ぜひみなさんもメールを通しレスポンスしてください。そして一緒に、これからも楽しくパーティーし続けていきましょう!!

<TEXT:長澤智典>

【リンク】
>>喜多村英梨のWonderful Girlie Radio Show
>>Wonderful Girlie Radio Blog
>>喜多村英梨 つばさBlog

<b>「Wonderful Party Project」</b>/Village Stones<br>2010年9月29日発売<br>1260円(税込)<br>発売元:FOXTROT<br>販売元:エイベックス・マーケティング

「Wonderful Party Project」/Village Stones
2010年9月29日発売
1260円(税込)
発売元:FOXTROT
販売元:エイベックス・マーケティング

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