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TVアニメ『C』のアフレコ現場でキャスト陣にインタビュー

フジテレビ“ノイタミナ”枠で4月放送開始のTVアニメ『C』のアフレコ現場でキャスト陣にインタビュー!「もし3億円あったら…」という質問にキャスト陣の答えは!?

 2011年4月からフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始のTVアニメ『C』。主人公は、平凡な大学生・余賀公麿(よが きみまろ)。彼は、ミダス銀行の真坂木(まさかき)と名乗る男に誘われ、“金融街”と呼ばれる場所で、「自分の未来の可能性」を担保に借りたお金で“ゲーム”をすることになる。「真朱(ましゅ)」というアセット(パートナー)と共に戦い、もし負ければ……。
 本作で監督を務めるのは、『怪~ayakashi~』『モノノ怪』『空中ブランコ』と、不思議な世界観で存在感を示してきた中村健治監督。今度は「お金」をテーマに、新たなファンタジーを魅せてくれる。
 アフレコ現場にて、余賀公麿役の内山昂輝さん、真朱役の戸松遥さん、三國壮一郎(みくにそういちろう) 役の細見大輔さん、Q(キュー)役の後藤沙緒里さん、真坂木役の櫻井孝宏さん、生田羽奈日(いくた はなび)役の牧野由依さんにインタビューしたのでご紹介しよう。

――演じている役柄と中村健治監督作品の印象について教えて下さい。

内山さん:現代社会や今の日本の姿を描くということで、最近のアニメにはないと思って興味を惹かれました。公麿は大学2年生で、僕は4月から大学3年生になるのでほぼぴったしで、「俺がやるしかないだろう!」と思って(笑)、オーディションを受けました。受かって、本当に嬉しかったです。

戸松さん:私は『空中ブランコ』を毎週見ていて、凄く面白かったので、いつか中村監督と一緒にお仕事がしたいなと思っていた矢先に『C』のオーディションがあったので、凄く緊張しながらも、絶対に関わりたいという意気込みでオーディションをやらせて頂きました。決まった時は凄く嬉しかったです。『C』は社会やお金がテーマになっているのですが、最初のアフレコ前に色々と資料を頂いて、こんなに勉強させて頂いた作品は初めてでした。真朱は世界観を凄く知っているキャラクターなので、皆さんに迷惑をかけないように勉強して、アフレコに臨んでいきたいと思います。

細見さん:僕は普段、舞台の方に軸足を置いて活動しているので、こういったアニメの現場というのは初めてで戸惑っています。三國壮一郎はオーディションで決めて頂いたんですが、オーディション自体も初めてだったので、よく分からないまま今、ここに至ります(苦笑)。スピード感溢れる展開になっているのですが、台詞の一つ一つに意味があるというか、深く隠されたものがありまして、そういったものを出来る限り掬いあげて、見ている方々にそれが伝わればいいなと思っております。また、公麿の兄貴分役ということなんですが、実際、僕は(声優としては)ひよっこみたいなものなので、皆さんに教えて頂きつつ、役作りとしては三國はあごひげをはやしているので、僕もはやそうと思います(笑)

後藤さん:オーディションを受けた時に事前にあまり情報がなかったので、その分、余計な力が入らず、先入観を持たずにQとしてのお芝居が出来たと思います。普段のオーディションとは雰囲気が違っていたので、このオーディションを受けさせて頂いただけでも楽しかったなと思っていたので、受かったと聞いた時は凄い嬉しくて、頑張ろう!と思いました。Qはまだよく分からない子で、監督に色々と聞こうと思っている最中なので、これから頑張っていこうと思います。皆さんと一緒に楽しんで、素敵な作品作りに関われたらいいなと思っています。

牧野さん:オーディションのやり方が変わっていて…普通は、画面に向かって台詞を話すというのが多いんですが、ミキサールームの方を向いてお芝居をするというもので、きっとどこかに凄くこだわりを秘めている作品なんだなと思いながら、受けさせて頂きました。作品は、現代社会や羽奈日の現代っ子らしさなどがリアルに描かれているなと感じながらやらせて頂いています。
オーディションの時に「1000万円あったら何に使いますか?」という質問をされまして、私は「駅の近くの家に引っ越して、余ったら貯金します」と言ったのですが、羽奈日にも同じように答えるシーンがあったので、この役をやれたのは運命だったんじゃないかなと思いました。役に寄り添いながら演じられたらと思います。

櫻井さん:中村監督作品はこれで4作目なのですが、毎回、中村さんにしか描けない世界観や作りになっているので、今回も楽しめるのかな?と期待で胸がいっぱいです。真坂木は見た目からして怪しいんですが、実際も怪しくて、ストーリーテラーのようなキャラクターなのですが、どこへ導こうとしているのか、まだ分かりません。かなりエキセントリックなキャラなので、楽しみながら収録に臨んでいます。お金を題材に描くということなので、不況の世の中、お金の怖さみたいなものを中村さんがどのように表現するのか、楽しみにしています。

――牧野さんがおっしゃっていた「1000万円あったらどうするか?」というような質問は、他の皆さんもオーディション時に聞かれましたか?

内山さん:台詞を読む前に「フリートークをお願いします」と言われて、そこで「3億円あったらどうする?」って聞かれたんですよ(笑)。僕は「仕事を辞めます」と答えました。

戸松さん:私も3億円あったら…と聞かれたと思うんですけど、私は好きな食べ物が生肉なので、「生肉を死ぬまで食べたいです!」ってちょっと照れながら、でもノリノリで言ったら、誰も笑ってなくて傷つきました(笑)。やけどした!って思いました(笑)。

細見さん:僕は今、家で猫を5匹飼っているんですが、実は凄い猫アレルギーなので、毎日死ぬ思いで暮らしているんですが、3億円あったらもうちょっと広い家に住んで、出来れば犬も一緒に住んで、動物王国を作りたいみたいな話をして、全然ウケがとれませんでした(笑)。

後藤さん:「3億円あったら、家族のためにおうちを買います。億ションを買って、賃貸に出して、家賃収入で暮らします。もし余ったら寄付します」って言いました。

櫻井さん:スタッフさんの方を向いての対面式でのオーディションだったんですけど、僕は、3億円あったら贅の限りを尽くした家を建てるという話を延々喋りました。

――『C』に出演するにあたっての意気込みを聞かせて下さい。

内山さん:役柄と今の僕の状況が近いので、その強みを生かして、ナチュラルに作りこまず、普通の大学生が変わった世界、変わった人たちに巻き込まれていくという流れを大事に、自然な演技が出来たらいいなと思います。

戸松さん:1話の収録時に、凄く面白い演出をしているなと感じたので、是非、多くの方に見て頂きたい作品だと思っています。難しい役柄ではありますが期待に応えられるように、頑張って演じていきたいと思います。

細見さん:他のキャラクターとは肌触りが違うというか、ちょっと違った風を吹かすことが出来たらなと思っています。

後藤さん:Qは訳あっていつも眠たげでテンションがとっても低いんですが、きちんと戦闘シーンもあります。普段のテンションの低さと戦闘時のテンションの上げ方などを楽しんで演じられたらなと思います。

牧野さん:全話数の中で解決するんですか?と思うくらい、話が練られているらしくて、私はのほほんと普通の現代っ子の象徴みたいな役作りをしていければと思っていたのですが、のほほんとしてもいられない状況になるようなので、皆さんに分かりやすいような、ナチュラルに見やすいお芝居をしていければと思っています。

櫻井さん:中村監督作品は、毎回新しい映像体験が出来る作品ばかりなので、今回はどんな表現をしてくれるんだろうというのが僕の中では凄く楽しみです。中村監督作品を期待されている方も沢山いらっしゃると思いますので、見て、色々感じて頂ければと思います。

<取材・文:奥村寿代>

<TVアニメ『C』>
2011年4月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送決定
関西テレビ、東海テレビ、BSフジでも放送

>>TVアニメ『C』公式HP

 

余賀公麿(よが・きみまろ)CV:内山昂輝

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真朱(ましゅ)CV:戸松遥

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三國壮一郎(みくにそういちろう)CV:細見大輔

三國壮一郎(みくにそういちろう)CV:細見大輔

Q(キュー)CV:後藤沙緒里

Q(キュー)CV:後藤沙緒里

 

真坂木(まさかき)CV:櫻井孝宏

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生田羽奈日(いくた・はなび)CV:牧野由依

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井種田CV:三ツ矢雄二

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ジェニファー・サトウCV:浅野まゆみ

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