『海月姫』DVD＆ブルーレイ発売記念イベント開催！原作・東村アキコさんと大森貴弘監督コンビで初トークショー

　アニメ『海月姫』のDVD&ブルーレイのリリースが1月からスタートしたのを記念して原作の東村アキコさんと、アニメ監督の大森貴弘さんのトークイベントが、3月5日、東京お台場・マルチシアターにて行われた。

　東村さんは作中キャラの千絵子をイメージした和服姿、大森監督は最終話に編集長役で自ら出演していた時のキャラの服装で登場という大サービス。　アニメ好き芸人の米粒写経・サンキュータツオさんを進行役にトークを繰り広げた。

　アニメ化の話を聞いた感想を大森監督は「先生の『ひまわりっ』の大ファンだったので、『ぜひ！』と」。東村さんは「最初は不安だったけど、『OH!スーパーミルクチャン』の監督と聞いて『大丈夫かな』と（笑）」。最初の顔合わせでは「ギャグだけでは滑らないように」とお願いしたが、実際にアニメを見て「マンガそのままで、声もイメージ通り」と満足。1話をお父さんと見ていたら番組が終わって『屍鬼』放送前の映像を、予告と勘違いして「次回は急展開やな」と話したというエピソードに場内は大爆笑。

　アニメで苦労したキャラについて聞かれた大森監督は「まややです。第6巻の蝶になるシーンはアニメでやりたかった」と残念そう。
収録現場も訪れていた東村さんはキャストに関して、「花森役の子安武人さんは驚きました。スナフキンの声で、スナフキンは私の初恋だから（笑）。男性キャラで一番好き。花澤香菜ちゃんはやり過ぎて止められてて。斎賀みつきさんはタカラジェンヌみたいで、アシスタントの子達がメロメロになってました」。

　DVD第3巻発売に先駆け、特典映像として収録の「英雄列伝☆其の三 千絵子抄の巻」（東村さん書き下ろし未放送エピソード）を上映するコーナーでは、東村さんと大森監督が見ながら生コメンタリー。笑いが起きるたびに東村さんから「受けてる。よかったね」と言われていた大森監督自身も映像を見て爆笑。

　なお第4巻の特典映像「英雄列伝☆其の四」では鯉渕家の運転手・花森をフィーチャーしたエピソードとのこと。東村さんも「生涯最高傑作です！　私の漫画家人生のすべてがここに」と語るほどの大傑作と聞けばこれは見るしか！

　プレゼント抽選会後のエンディングでは、「何度も見て楽しいように作ったので何度も見てください。そしていつかは2期をやりたいです！」（大森監督）、「2期は絶対にやってほしい。マンガもまだ連載前に書いたネームの1話分しかやってないので、長く続きそうです。私も頑張りますので応援よろしくお願いします」（東村さん）と語ると場内も拍手。アニメ2期制作に期待したい。

＜取材・文：永井和幸＞

『海月姫』DVD＆ブルーレイ第3巻
2011年3月18日発売
初回限定版DVD：5,985円（税込）
初回限定版ブルーレイ：7,035円（税込）
発売：フジテレビ/アスミック
（第4巻は4月22日発売）

>>『海月姫』公式サイト