12組のアーティストが夢の共演！『TEAM Entertainment Live Act 2011』開催!!

　音楽メーカーのティームエンタテインメントに縁のあるアーティストが一堂に会するライブイベント『TEAM Entertainment Live Act 2011』が5月8日、Zepp Tokyoにて開催。

　片霧烈火さん、霜月はるかさん、JIMANGさん、茶太さん、maoさん、真理絵さん、みとせのりこさん、山本美禰子さん、吉岡亜衣加さん、Love Solfege、Ritaさん、ルシュカさんの12組のアーティストが出演した。

●幕開けは片霧烈火さん、真理絵さん、Ritaさんがアッパーチューンの連続。豪華コラボレーションも実現！

　『TEAM Entertainment Live』とは2007年からスタートした音楽イベントで、TEAM Entertainmentからリリースするアーティストが勢ぞろいする1年に1度のビッグイベント。

　トップバッターは昨年に続き片霧烈火さん。全身、黒で固めた衣装でアッパーナンバーの「Answer」を熱唱。曲間も「もっと高まれ！」と客席をあおる。先日リリースされたばかりのベスト盤『History of WORXSONGz』から2曲を歌った。

　真理絵さんも今年1月に発売されたベスト盤『Sign Up!』から元気な「ロケットラブパニック」で続く。また「Clover Heart’s」では霜月さんとmaoさんが参加。コーラスと赤いサイリュームで応援。真理絵さんマイブームの掛け声「すっごいね！」も会場中に大きく響いた。

　Ritaさんは春にふさわしくPCゲーム『さくらビットマップ』から主題歌「桜の咲く頃」と挿入歌「恋をしよーよ」をセレクト。バラード曲「桜の咲く頃」ではしっとり聴かせ、「恋をしよーよ」ではmaoさんと茶太さんのトリオボーカルに、コーラスは山本さん、真理絵さん、霜月さん、みとせさんという女性7人編成という豪華コラボが実現。女子7人が並ぶステージは、にぎやかで楽しさいっぱい。

●独自の世界観を展開したルシュカさん、山本美禰子さん、茶太さん、みとせのりこさん

　昨年メジャーデビューしたルシュカさんはネット上で「英語で歌ってみた」ジャンルの一人者として有名なアーティスト。今回、初参加で歌った曲は『最後の約束の物語』の主題歌「The Last Promise」。ハードなロックチューンに、
定評のある英詞発音と歌唱力の素晴らしさで観客のハートをガッチリつかんだ。

　山本さんはアトリエシリーズから『トトリのアトリエ』OP曲「Pilgrimage」、『メルルのアトリエ』OP曲「Cadena」を歌う。山本さんのボーカルはケルト風の演奏にのせて伸びやか、そして清らか。ライブ初披露の「Cadena」は北欧の風を会場に運んでくれたような爽快感！

　「まったり担当」を称する茶太さん。「with you」では澄んだ歌声とピアノの演奏が心を穏やかに。maoさんと真理絵さんと共に歌う「宙のヒカリ」では一転、バンドサウンドにのって力強く。対極的な2曲で個性的な茶太ボイスを存分にアピール。

　みとせさんが歌ったのは、誰もが一度は耳にしたことがある唱歌をカバーしたアルバム『カタン』と、『カタン』から「月の沙漠」「花の季節」、「夢路」の3曲。遺伝子に刻まれた懐かしさと新鮮さが同居する不思議な感覚をもたらす。白いストールをかぶり、そのストールを手にして舞った「月の沙漠」は幻想的な光景だった。

真理絵さん

ルシュカさん

山本美禰子さん

●『オトメイト』、『アルトネリコ』の人気ゲームをフィーチャーしたコーナーも

　作品コーナーもあり、乙女ゲームブランド『オトメイト』のライブコーナーでは吉岡さんが『薄桜鬼』の「はらり」、「風遥か」の2曲、みとせさんは『華ヤカ哉、我ガ一族』OP曲「桜散ル夜～ハナチルヤ～」、Love Sofegeは『CLOCK ZERO～終焉の一秒～』OP曲「階差の螺旋」、maoさん『S.Y.K～新説西遊記～』OP曲「S.Y.K」と人気4作品のOP曲が歌われ、スクリーンにも作品の映像が流れた。曲のイントロのたびに、会場の女子から悲鳴にも似た大きな喜びの声が上がっていた。

　またこのイベントでは恒例となった『アルトネリコ』コーナーは、『アルトネリコ』シリーズのミュージカルCDのボーカル曲をフルで収録した『アルトネリコ ヒュムノス ミュージカル ボーカルミニアルバム～ココナ～』収録の4曲。

　山本さんの「EXEC_HYMME_FRAY=FRANCESCA/.」、片霧さんの「METHOD_HYMME_GRANZERO=SPEAR/.」は攻撃的なサウンドに、呪文のようなワードを高速で歌う難曲で『アルトネリコ』シリーズらしい。

　一方、霜月さんの「laet ptrapica」、茶太さん「幸せ探そう」はさわやか。このコーナー初参加で、「初トネリコです！」と嬉しそうに話す茶太さんの表情のように幸福感があふれた。

●クラシック調の音と激しさで彩るLove Solfege。吉岡亜衣加さんとmaoさんはアニメ『薄桜鬼』のOP＆ED曲で競演

　サウンドメーカー・松本慎一郎さんを中心に活躍するユニット、Love Solfegeも参戦。今回、松本さんとボーカル・綾野えいりさんが参加。「Ave Maria」では松本さんの存在感のあるピアノ演奏と綾野さんのハイトーンボーカルはオペラやクラシックのような神々しさの中に激しさを感じさせる。

　綾野さんとゲストボーカルに真理絵さんの声が交差する「燦然と輝く悲しき明日と…」では、美しさの中にせつなさがあふれる。

　終盤に入り、アニメ『薄桜鬼』の曲が4曲並んだ。「出過ぎじゃないと思われたらどうしよう？」と笑いながら話したmaoさんは「癒しの時間になれたら」と言うと表情を変えて、「君ノ記憶」と「茜空に願ふ」のEDテーマとなったバラード2曲を歌い上げる。そのエモーショナルな歌声に観客はただじっと聴き入るだけだった。

　現在、全国ツアーを展開中という吉岡さんが歌うのはOP曲の「十六夜涙」と「舞風」。作品のテイストにあった和風アッパーサウンドを、トレードマークとなった裸足に、凛とした表情でパワフルに歌った。7月13日発売の3rdアルバムに勢いを付けた。

吉岡亜衣加さん

Love Solfege

maoさん

●圧倒的なライブパフォーマンスを見せたJIMANGさん。変幻自在のボーカルで聴かせた霜月はるかさん

　残り2組となって登場したのは唯一の男性シンガー、JIMANGさん。迫力のあるロックサウンドと、セクシーでパワフルなステージパフォーマンスで魅せる。トークテクもさえ、観客を“チーマー”と名付けるなど爆笑に湧いた。「ハレルヤ～Bang Bang Body Line～」では会場と一体となってダンス。「いいねぇ！」とニヤリ。最後は「チーマー」と絶叫し、満足気にステージを後に。

　本編のラストを飾るのは昨年と同じく霜月さん。「消えない欠片」では民族音楽風の幻想的なコーラスと透き通るクリスタルボイスでファンタジー世界へ誘う。変幻自在のボーカルワークはさすが。ラストは6月1日発売の新曲で、ラジオ番組『霜月はるかのFROST MOON CAFE＋』のOP曲「smile link」。ポップでアップテンポな曲に、観客も腕を振り上げて盛り上がった。

　アンコールもお祭りらしく、霜月さんの楽曲「shwarzweiβ～霧の向こうに繋がる世界～」を、霜月さんとmaoさんのツインボーカルで、きれいなハーモニーを奏でた。

　JIMANGさんの「Hi Hi MONKEY DANCE」はJIMANGさんとRitaさんの男女デュエットで、男女の掛け合いもよりリアルに。出演アーティストも全員ステージの現れて、モンキーダンスの振りを会場と一緒に踊る。アーティストと観客が最高のCONECTを実感できた。

　12組のアーティストの競演に、作品コーナー、レアなコラボレーションなど、TEAM Entertainmentの魅力をたっぷり味わえた3時間半になった。

＜取材・文：永井和幸＞

＜SET LIST＞
[片霧烈火]
Answer
境戒ノ末
[真理絵]
ロケットラブパニック！
Clover Heart’s
[Rita]
ココロの扉
桜の咲く頃
恋をしよーよ（with mao、茶太）
[オトメイト・ミニライブコーナー]
はらり（吉岡亜衣加）
桜散ル夜～ハナチルヤ～（みとせのりこ）
階差の螺旋（Love Solfege）
S.Y.K（mao）
風遥か（吉岡亜衣加）
[ルシュカ]
The Last Promise
birth and foster
[山本美禰子]
pilgrimage
Cadena
[茶太]
with you
宙のヒカリ
[みとせのりこ]
月の沙漠
花の季節
夢路より
[アルトネリコ・ミニライブコーナー]
leat ptrapica（ルカfeat.霜月はるか）
EXEC_HYMME_FRAY=FRANCESCA/.（シュクレfeat. 山本美禰子）
METHOD_HYMME_GRANZERO=SPEAR/.（ココナfeat.片霧烈火）
幸せ探そう（さーしゃfeat.茶太）
[Love Solfege]
Ave Maria（Vo.綾野えいり）
燦然と輝く悲しき明日と…（Vo.真理絵＆綾野えいり）
[mao]
君ノ記憶
茜空に願ふ
[吉岡亜衣加]
十六夜涙
舞風
[JIMANG]
Giri Giri MONSTER
ハレルヤ～Bang Bang Body Line～
[霜月はるか]
消えない欠片
Smile link
[アンコール]
shwarzweiβ～霧の向こうに繋がる世界～（霜月はるか＆mao）
Hi Hi MONKEY DANCE（JIMANG＆Rita）

>>ティームエンタテインメント公式サイト

JIMANGさん

霜月はるかさん

霜月さんとmaoさん