実写映画『アベックパンチ』完成披露試写会の模様をご紹介!

友情、恋愛、アクションと見所満載の実写映画『アベックパンチ』完成披露試写会をレポート!「俳優の皆さんのアイディアによって“アベック”が出来ました」(古澤健監督)

 月刊コミックビーム(エンターブレイン刊)にて連載されていた『アベックパンチ』の実写映画がついに完成!2011年6月7日、その完成披露試写会が行なわれ、上映前には舞台挨拶が行なわれた。

 『アベックパンチ』は、タイム涼介さんによる格闘スポーツ漫画。主人公のイサキは、親友のヒラマサと共に喧嘩に明け暮れる日々を過ごしていた。ある日すれ違いざまにぶつかったアベックに喧嘩を売るが、相手は手を繋いだ強力なパンチを繰り出し、ヒラマサはあっさりノックアウトされてしまう。その奇妙な出会いから、二人は格闘競技“アベック”の世界に没頭していくことに――。

 作品の柱となっている“アベック”という架空の競技は、男女ペアの[アベック]同士が手を繋いで戦う、というもの。そこから始まる友情や恋愛のドラマはもちろん、キャストによる白熱のアクションシーンも、この映画の大きな見どころのうちの一つだ。

 今回の舞台挨拶に登場したのは、主人公・イトウ イサキ役の牧田哲也さん、その親友・スズキ ヒラマサ役の鈴之助さん、イサキと“アベック”でペアを組むメバル役の水崎綾女さん、同じくヒラマサとペアを組むエツ役の武田梨奈さん、原作者のタイム涼介さん、そして自身も原作のファンであったという古澤健監督の計6名。

 キャストの皆さんは、実際に劇中で着用した衣装を着て舞台に登壇。この日、誕生日だった牧田哲也さんへサプライズでバースデー・ケーキが登場するなど、終始リラックスしたムードの中で舞台挨拶が行なわれた。

 原作者のタイム涼介さんは、なんと前売りチケット120枚にそれぞれ手書きで『アベックパンチ』のキャラクターのイラストを描いたそう。

 今回の映画について、「マンガを読んでくださっている方もいらっしゃると思うのですが、(実写映画は)オリジナリティのある作品になっているので、頭の中で置き換えたりせず、純粋に楽しんでください!」と原作者の目線からの楽しみ方を語ってくれた。


 この映画の魅力のうちの一つに、手に汗握る迫力のアクションシーンが挙げられる。

 もともとアクションは経験したことが無かったという主演の牧田さんは「アクションがすごく得意な、パートナーの水崎さんに引っ張っていただきました。二人で手を繋いだらどうやってできるか、ということを常に考えながら、技を作っていったんです。」と語り、劇中での“技”が俳優陣によって作りあげられたものであることを明かした。

 また水崎さんは「一人でできる技はいくつか思いつきましたが、それを二人でやるとなると、体重のかけ方なども違うので難しかったですね。私がアイディアをどんどん出していって、それを牧田さんにやっていただきました。」とコメント。二人の間にある絶妙なコンビネーションを覗かせた。

 それに対し、武田さんは「私は稽古に一日遅れて入ったのですが、牧田さん・水崎さんチームの息がすごくピッタリだったので焦りました。私たちは身長差があるので、それを生かして、牧田さんたちには出来ない技を考えてみました。」と語り、同じく鈴之助さんも「二人がどんどんスゴイ技を作っていたので、僕らもスゴイ技を作りたかったんです!二人の様子を見たら焦りましたし、僕らも負けていられないな、と思っていました。」と、それぞれこのアクションに大きな意気込みと共に挑んだことを語った。

 また古澤健監督は「最初、キャストの皆さんが集まる前に、助監督と二人で手を繋いで“アベック”をやってみたんですね。そうしたら難しくて、この企画、やめませんか?ってなりました(笑)。」と、会場の笑いを誘いつつ「練習が始まっても、動きのお手本などももちろんなかったんです。でも、俳優の皆さんがこういう風に動けますよ、とか色々と提案してくれて。例えばさっきの腕のリーチの長さなども考慮に入れて、たくさんのアイディアを出してくれました。なので毎日撮影に行くたびに新たな発見があって、すごく楽しかったです。」と、皆でアクションシーンを作り上げていった喜びを語った。

 ここで、この日27歳の誕生日を迎えた牧田さんへのサプライズとして、会場にいた皆さんのバースデー・ソングと共に巨大なケーキが登場。

 牧田さんが「全然知らなかった!」と驚く中、キャストの皆さんは牧田さんに内緒でこっそりリハーサルまで行なったことも明かし、サプライズの成功を喜んでいた。

 そして最後に主演の牧田さんからファンの皆さんへ「短い期間の中で、多くの出演者の方と話し合い、絆を深めながら作り上げた作品です。本当に素晴らしい作品になったと思いますので、皆さんに楽しんでいただけたらと思います!」とメッセージが送られ、舞台挨拶は幕を閉じた。

 映画『アベックパンチ』は、2011年6月18日よりシネマート六本木をはじめ全国6館で上映がスタートする。ぜひ会場に足を運び、キャスト陣による熱のこもった格闘シーンをその目で確かめて欲しい。

<取材・文:杉山玲菜>

>>映画『アベックパンチ』公式サイト



    

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