
タクミとギイの愛は永遠に──大人気BL小説「タクミくんシリーズ」の実写映画作品第5弾が遂に完成。出演者登壇の完成披露試写会をレポート!
累計400万部を超え、世代を超えて人気の高いごとうしのぶ原作のボーイズラブ小説「タクミくんシリーズ」の実写映画作品第5弾『あの、晴れた青空』が完成し、6月18日に全電通労働会館ホールにて完成披露試写会が行われた。
本作は3作目『美貌のディテイル』に続く物語となっており、『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイブラック(アグリ)役で一躍、お茶の間の人気者となった浜尾京介さん演じる葉山託生(タクミ)と、ミュージカル『テニスの王子様』手塚国光役などで活躍する渡辺大輔さん演じる崎義一(ギイ)の揺れ動く恋心を映像化。
二人は今作ですれ違いを乗り越え、永遠の愛を誓い合う。
この日、完成した『あの、晴れた青空』の上映会が行われ、その後、主演の浜尾さん、渡辺さんの二人に加え赤池章三役の滝口幸広さん、三洲新役の馬場良馬さん、真行寺兼満役の内藤大希さん、そして横井健司監督が登壇し、舞台挨拶を行った。
●いつも穏やかなタクミが声を荒げるシリアスなシーンも見どころ
ファンの前に登場した浜尾さんは「こんなにたくさんの方に作品を見ていただけて、うれしい気持ちでいっぱいです」と感激した様子で挨拶。作中でギイに対し冷たい態度を取るシリアスなシーンの演技について聞かれると、「ギイが悪いんですよ(笑)」とおどけつつも、「あれはタクミになり切ったからこそ出来たお芝居です」と真剣な表情を見せた。
ギイ役の渡辺さんは、鳴り止まない会場の大きな拍手に「あーよかった。早くこの拍手を聞きたかったんです。昨日から、一昨日から、その前からドキドキしていました。あれだけ豪語してたから、これで締まり悪かったらどうするんだっていう感じになっていたんで。みんな自信を持って演じていたので…演じてたでしょ?」と、満面の笑みで語った。
作中でギイとスヌーカー勝負をした三洲新役の馬場さんは、実はビリヤードの経験もほとんどない初心者だったそう。「キューをライトにぶつけてしまうというハプニングもありました」と苦笑い。
●クライマックスでは浜尾さんの渾身の長台詞に注目!
さらに、クライマックスの長台詞について聞かれた浜尾さんは、「あれは今までで一番長かったセリフですね。8分くらいしゃべりました。大変でしたけど、良い経験にもなりましたし、タクミにとってもギイにとっても重要なシーンだったので、集中して撮影することができましたね」と、撮影を振り返って語った。
後半には抽選会も行われ、キャスト陣と監督のサイン入り『あの、晴れた青空』の台本をファン5名にプレゼント。当選したファンは舞台上に呼ばれ、貴重なプレゼントを受け取って感激した様子をみせた。
●フォトセッションでは寄り添うタクミとギイの姿も!
最後には、キャスト5人と横井監督からファンへメッセージが送られた。浜尾さんは「タクミを演じているうちに自分自身タクミが大好きになりました。僕が演じるタクミと大ちゃん(渡辺大輔さん)が演じるギイを忘れないでいて欲しいと思います」と語り、渡辺さんは「自分たち(タクミとギイ)は今作で卒業となります。これまでみなさんに支えていただき、プレッシャーを感じつつもここまでやってくることができました。ありがとうございました」とファンへ感謝の気持ちを伝えた。
滝口さんは「色々な意味で特別な作品になっていると思います。タクミとギイのラストの作品に出ることができて、すごく幸せです」、馬場さんは「タクミくんシリーズはキャストやスタッフ、たくさんの方の愛が詰まった作品。僕自身もそんな現場に立ち会えたことを光栄に思います」とそれぞれ作品に出演した喜びを語り、内藤さんは「今日来られなかった方にも8月の公開以降見ていただいて、もっとタクミくんシリーズが盛り上がると思います。楽しみにしていてください」と公開に向けて作品をアピールした。
そして横井監督は「タクミとギイの物語がラストを迎え、タクミくんシリーズも一区切りとなりました。気に入っていただけましたら、色々な形で広めていただければ幸いです」とファンへお願いをし、舞台挨拶は終了。
トーク中は終始笑いの絶えない和気あいあいとした雰囲気を見せてくれた5人のキャスト陣。フォトセッション時も、浜尾さんがタクミになり切って渡辺さんの肩にもたれかかるなど、サービス満点。監督も含め、チームワークばっちりの様子をみせてくれた。
映画『あの、晴れた青空』は、8月20日より渋谷シアターイメージフォーラムにて公開。詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。
<取材・文:福島槙子>
>>タクミくんシリーズ『あの、晴れた青空』オフィシャルサイト














































