作品への愛にあふれた客席とともにライブビューイングで全国が一体化して盛り上がった！――"「TIGER & BUNNY」HERO AWARDS 2011"をレポート

　11月13日、神奈川県民ホールにて人気アニメ『TIGER & BUNNY』のNEXT PROJECT第1弾となる"「TIGER & BUNNY」HERO AWARDS 2011"が開催された。昼夜2回公演の本イベントは全国の映画館でライブビューイングを実施。全国105ヶ所にファンが集結し、ライブビューイングのスクリーン数は日本一を記録した。今回は熱気に包まれた夜公演の模様をレポート！

　会場に入ると開演を待ちわびた観客が出迎えてくれた。それはこの作品がどれだけ愛されているのか強く感じた瞬間だった。

　スクリーンに映し出された斎藤さんによる会場での諸注意が始まった。作中のように最初は何を言っているのか分からなかったが、拡声器とアニメでのシーンを使って分かりやすく説明。観客を飽きさせない憎らしい演出だ。虎徹＆バーナビーによるナレーション劇からオープニングアクトとして2クール目のオープニングを担当したNOVELSが「ミッシングリンク」を披露。

　そして「HERO TV！」でお馴染みのレポーター・マリオの紹介で、ワイルドタイガー役：平田広明さん、バーナビー・ブルックスJr．役：森田成一さん、ブルーローズ役：寿美菜子さん、ロックバイソン役：楠大典さん、ドラゴンキッド役：伊瀬茉莉也さん、スカイハイ役：井上剛さん、折紙サイクロン役：岡本信彦さんのヒーローたちとユーリ・ペトロフ役：遊佐浩二さんが登場。会場は観客の大きな歓声で埋め尽くされた。残念ながら本日欠席となったしまったファイヤーエンブレム役の津田健次郎さんもコメント映像で参加してくれた。

　ここからは「HERO Introduction」がスタート。事前に公式HPにて募集していた「キング・オブ・名セリフ」の投票結果を発表するため"HERO AWARDS 2011"にノミネートされたヒーローたちを紹介。なお司会は一人だけヒーロー役ではないという理由で遊佐浩二さんが担当することになった。前半はスカイハイ、ロックバイソン、折紙サイクロン、バーナビー・ブルックスJr．の「キング・オブ・名台詞」が披露された。

　虎徹、バーナビー、アントニオ、キース、イワンのナレーション劇の後は1クール目のエンディングテーマ「星のすみか」を藍坊主が披露。

　CMをはさんで「HERO Introduction」の後半に突入。ドラゴンキッド・ブルーローズ・ワイルドタイガー、そして映像でファイヤーエンブレムの「キング・オブ・名台詞」が披露された。なんとここで司会を女子部（ブルーローズ役：寿美菜子さん＆ドラゴンキッド役：伊瀬茉莉也さん）に乗っ取られ、番外編としてルナティックの「キング・オブ・名台詞」も紹介された。

　虎徹、バーナビー、カリーナ、パオリンのナレーション劇の後に緊急企画として楠大典さん、井上剛さん、岡本信彦さんが突如登場。ライブビューイングで楽しんでいるみんなとツイッターで繋がろうという「全国とつながろう～折紙・ロック・ハイのみんなで生ツイッター！」コーナーが始まった。3人のコントのようなやり取りに会場は笑いに包まれた。同じ作品を愛している全国のファンがツイッターによって繋がった瞬間だった。

　「HERO Introduction」も終わり"「TIGER & BUNNY」HERO AWARDS 2011"の審査中に「HERO HISTORY」と題して生アフレコを通して今までのヒーローたちの活躍した歴史を名シーンと共に振り返った。そして登場したのが2クール目のエンディングテーマ「マインドゲーム」を歌う珠妃。楽曲を披露の後、去り際に『TIGER & BUNNY』への愛を語ってくれた。さっきまでシリアスに歌い上げていた印象とは正反対の可愛らしさで会場を和ませていた。

　虎徹、バーナビー、カリーナ、アントニオ、パオリン、キース、イワンによるナレーション劇の途中でワイルドタイガーとバーナビーのヒーロースーツを着たスーツアクターが登場。今回初公開となった実際に動くヒーロースーツを着たワイルドタイガーとバーナビーに驚きの声と共に会場は大盛り上がり。

　さらに会場を盛り上がらせたのは特報として報じられたNEXT PROJECT。なんと劇場版の製作が発表されたのだ！会場のテンションは最高潮に達した瞬間だった！！

　ラストはもちろん1クール目のオープニングテーマ曲、UNISON SQUARE GARDENの「オリオンをなぞる」。最高に熱いステージを披露してくれた。

　あっという間にイベントはエンディングとなった。なんとサプライズで津田健次郎さんが駆けつけてくるという場面もあり、全ヒーローが集まった瞬間だった。ラストは「オリオンをなぞる」をBGMにして出演したキャストとアーティストの挨拶で幕を閉じた。
　
スクリーンにはスタッフロールが流れるという、イベント自体が「HERO TV」そのもののようでファンにとっては嬉しいものになったに違いない。舞台からキャストたちが居なくなっても会場では観客たちが「オリオンをなぞる」を大合唱するという感動の場面も。大興奮のままイベントは終わったが『TIGER & BUNNY』はまだまだ終わらない。

　また、このイベントの模様を収録したBlu-ray＆DVDが2012年4月20日に発売されることが決定している。


『TIGER & BUNNY』公式サイト

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