『マイブリッジの糸』広島国際アニメフェスティバル優秀賞受賞

　ポリゴン・ピクチュアズがカナダ国立映画制作庁、NHKと共同製作した、山村浩二監督の短編アニメーション『マイブリッジの糸』が、第14回広島国際アニメーションフェスティバルにて優秀賞を受賞した。

　すでに世界各国で数々の賞を受賞している同作、国内では「平成23年度文化庁メディア芸術祭　優秀賞」に続く受賞となる。

　広島国際アニメーションフェスティバルは、2年に一度、広島市で8月に開催（今年は2012年8月23日～27日）される国際アニメーションフィルム協会（ASIFA）公認の映画祭。アヌシー、オタワ、ザグレブと共に世界4大アニメーションフェスティバルの一つとして知られている。

　今回優秀賞を受賞した映画『マイブリッジの糸』は、1878年に馬のギャロップの連続動作を撮影することに成功した写真家エドワード・マイブリッジと、現代・東京の母と娘の情景とのふたつの世界を対比させて「時間」を思念する短編アニメーション映画になっている。


＜山村浩二監督＞
1964年生まれ。東京造形大学卒業。2002年『頭山』がアヌシー、ザクレブをはじめ世界の主要なアニメーション映画祭で6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞にノミネートされる。2010年文化交流使としてカナダで活動。2012年第30回川喜多賞受賞。絵本作家、イラストレーターとしても活躍。東京藝術大学大学院映像研究科教授。


>>広島国際アニメーションフェスティバル公式URL
>>『マイブリッジの糸』公式URL