深夜に約300人のクソ虫どもが集まった『これはゾンビですか？』のオールナイトイベント「ロード・トゥ・めっちゃフェスティボー！～有明への道～」開催！

　2012年6月22日(金)、23:00から角川シネマ新宿にて、2012年4～6月にテレビ放送された人気アニメ『これはゾンビですか？ オブ・ザ・デッド』のオールナイトイベントが開催された。

　本作のオールナイトイベントは今回で3回目で、ファンにはお馴染みの豪華声優によるトークショウや、テレビ未放送の第11話「はい、身の丈に合ってます」の世界最速上映、テレビで放送された第1話から第10話の上映会が行なわれた。深夜イベントにもかかわらず、会場となった角川シネマ新宿シネマ1の約300席はほぼ満席状態。若干発売された当日券も売り切れていたようだった。

　なお、このイベントのタイトルにもなっている「～有明への道～」とは、9月23日に開催の『これはゾンビですか？』ライブビッグイベント「めっちゃフェスティボー！」のこと。そのため、このオールナイトイベントは、9月23日に向けた復習も兼ねて開催された。

『これはゾンビですか？』のオールナイトイベント「ロード・トゥ・めっちゃフェスティボー！～有明への道～」に登壇したみなさん。

　イベントが始まると、アンダーソン役の瀧澤樹さんと三原かなみ役の美名さんが登場し、「ご来場ありがとうございまーす！」と来場者を煽った。深夜23時スタートのオールナイトイベントなので、多くの観客はすでにハイテンションな様子。

　続いて主人公・相川歩役の間島淳司さんと天才魔装少女ハルナ役の野水伊織さん、ユー役の月宮みどりさん、サラス役の合田彩さんが登場。会場からは大きな拍手と声援で迎えられた。なお、瀧澤樹さんと美名さん、月宮みどりさんは、朝まで会場に残って観客たちといっしょに上映会を楽しむと発表された。

　6名の豪華声優がステージに並ぶと、角川書店・仮面Pが司会進行を務めるトークショウがスタートした。『これはゾンビですか？ オブ・ザ・デッド』のテレビ放送10話と書籍同梱版2話のアフレコが終わった現在の心境を求められると、間島淳司さんは「僕がものすごくしゃべってる作品でしたね。歌ったりダンスしたり、新しい挑戦が楽しかったです。特に譜面もなく、台本に適当に書いてある「ヘイ、ヨー」みたいな歌を……監督はどうも僕に歌わせたかったんじゃないですかね？」と語った。

　一方、合田彩さんは「9話でサラスが初めてデレっとしたシーンが好きでした。でも、ストローで間接キスをするときの「んっ」っていうところが難しかった」と苦労話を披露。そして二期は一期に比べて学園シーンが多かったため、美名さんと瀧澤樹さんは「なにがびっくりしたかって、出番が多かった！」とうれしそうにコメントした。

　続いての質問、生天目仁美さんが演じる新キャラ「クリス」が登場したことに対して感想を求められると、間島淳司さんは「生天目さんはデキる方なので、非常にやりやすかった。でもあの人、なんでお酒を飲めないのにお酒を飲む演技が上手いんだろう？」とコメントし、会場の笑いを誘った。

　話題が「アフレコ現場のアドリブ」に移り、仮面Pが「アドリブと言えば日笠陽子さんが有名ですが？」と話題を振ると、すかさず間島淳司さんは「日笠さんはアドリブで歌をうたったりしてますからね。犬を飼いたい～って、あれアドリブですよ」と、楽しそうな現場の様子を紹介。日笠さんと同じく野水伊織さんもまた、「台本の文章に音符マークがついてるのがあるので、勝手に作曲して歌ってました」と笑顔で答えていた。

　それとは反対に、アドリブではなくキチンと作られた主題歌を歌ったことについて問われた野水伊織さんは、「発売記念イベントで各地に行かせていただきましたが、いまだに『*** パショナート』の読み方がわからない人がたまにいます。周りの人が困っていたら、『ナイショ パショナート』と読むんだって教えてあげてください(笑)」とコメント。

　そして作品中の要所に入れられていた『これはゾンビですか？』のみどころのひとつ、「妄想ユー劇場」のキャスト陣が豪華だったことについて感想を求められた間島淳司さんは、「レジェンド声優さんたちにお兄ちゃんって呼ばれて、たいへん幸せな思いをさせていただきました。だって島本須美さんが「お兄ちゃん」って呼ぶんですよ！」と興奮気味に答えると、会場からは大爆笑。

　瀧澤樹さんは「一期のときの平野（文）さんと、今回の横山（智佐）さんが来たときは緊張してしまいました。横山さんは、僕がこの世界に足を踏み入れたときにお世話になっていたので！」と、間島さんに劣らず興奮しきりだった。

●『これゾン』旋風はまだまだこれからも続きます！

　仮面Pが9月23日に開催のイベント「めっちゃフェスティボー」を紹介し、出演予定者に意気込みを聞いた。すると野水伊織さんは「間島さんの魔装少女が見たいです」と爆弾発言。

　当然、会場からは「見たい！　見たい!!」の大コール。それを受けた間島淳司さんは「誰が得するの？　かわいそうな人たち、病院に行ってください」と一度は断ったが、会場の声援を受けて「もしかしたら……やるかもしれない……知らないよ！」と冗談交じりで返していた。

　そして、これから発売されるBDやDVD、CDなどの宣伝を行なったとき、7月4日に発売されたドラマCD『これは波乱盤上(ドラマCD↑↑)ですか？ もう！そうなんでしょ！』の一部が会場内に流された。

　このドラマCDの見どころは、メガロ役で出演する若本規夫さんのボイス。誰もが知る渋くもおもしろい若本ボイスが会場に流れると、あちこちからクスクスと静かな笑い声がこぼれていた。

　トークショウの最後に間島淳司さんは、「この映画館のような大画面と音響設備で見る機会はなかなかないと思う。家とは違う環境で、いろんな僕の歌を聞いていってください！　あるいはオルタナティブでした」と、テレビ放送最終話のセリフを使ってファンたちに挨拶を述べ、間島淳司さんと野水伊織さん、合田彩さんは会場を後にした。そして、残った瀧澤樹さんと美名さん、月宮みどりさん、仮面Pは、来場者たちと朝まで続く上映会を楽しんだ。


>>これはゾンビですか？アニメ公式サイト