第3回『このライトノベルがすごい!』大賞授賞式レポート!

この秋、新たなラノベの頂点を大発表! 第3回『このライトノベルがすごい!』大賞授賞式レポート! ラノベ好きな栗山千明さんがプレゼンターとして登場!

 2012年10月12日、東京・ベルサール神田にて、宝島社が主催する、第3回『このライトノベルがすごい!』大賞の授賞式が行われた。

 これは、2005年から同社が毎年刊行しているガイドブック『このライトノベルがすごい!』から生まれたライトノベル新人賞だ。今回は、421の応募作品の中から、大賞など、計6作品を発表!

 授賞式では、今回の特別選考委員を務め、自身もライトノベルが大好きという女優・栗山千明さんがプレゼンターとなり、作品への感想を述べ、受賞者達に目録を手渡してくれた。

 気になる該当作品だが、優秀賞は、逢上央士(あいうえおうじ)氏の『オレを二つ名(そのな)で呼ばないで!』、飛山裕一(とびやまゆういち)氏の『ファウストなう』、ますくど氏の『剣澄(つるぎず)む-TSURUGISM-』の3作品。

 そして栗山千明賞として、島津緒繰(しまずおぐり)氏の『薄氷(うすらい)あられ、今日からアニメ部はじめました。』、遊馬足掻(ゆうまあがき)氏の『魔王討伐!俺、英雄…だったはずなのに!?』の2作品を発表。

 そして大賞には、紫藤ケイ氏の『ロゥド・オブ・デュラハン』が輝いた。

【優秀賞3作品の紹介と作者コメント!】

【栗山千明さん『オレを二つ名(そのな)で呼ばないで!』感想コメント】
「ホントにキャラクターがハッキリしていまして、バトルもアクションも、凝り過ぎていなく、読みやすく、あっという間に読んでしまいました。多くの方に受け入れて頂ける作品なんではないでしょうか」

【著者・逢上央士氏 優秀賞コメント】
「今回の作品についてなんですが、これは私が昔から愛してやまない王道版!これに現代のキーワードの“中二病”“二つ名と”いうものを掛け合わせて、更に私なりのアレンジをちょっとだけ加えさせて頂いた作品です。比較的短期間で一気に書き上げた作品なんですが、そのスピード感が伝わって評価して頂けたのではないかと思います。今後もこの勢いのまま、皆様の心躍らせるエンターテイメント作品をご提供できるよう、鋭意努力して参ります」

【栗山千明さん『ファウストなう』感想コメント】
「冒頭から心をつかまれました!意外なシーンを描いていたり、個性的な文章で、とても引きこまれました。台詞のやり取りがとても面白くて、真面目なユーモアみたいなものが印象的でした」

【著者・飛山裕一氏 優秀賞コメント】
「いきなり飛び込んだこの世界で、まだまだ理解も知識も浅いのですが、地道に力をつけながら、これからも誠意をもって、文章と向き合っていこうと思っています」

【栗山千明さん『剣澄む-TSURUGISM-』感想コメント】
「私にとって、剣の戦いを文章にしたものって、結構、知らない言葉が多かったり、時代言葉とかで、ちょっと読みにくいものが多いんです。でもこの作品は、すごく丁寧に書かれていて、とても読みやすかったです。武士が、現代の東京にいたらなんて考えると、面白いなーって思いました」

【著者・ますくど氏 優秀賞コメント】
「(壇上に立つ緊張を和らげるため)今日は、朝に一杯ひっかけてきました(笑)。僕は、普段からよくお酒を飲んでいるんですが、唯一飲まないのが原稿を書く時!これからも自身の健康のために、原稿を書き続けていきたいなと思っています。どうぞよろしくお願いします(照)」

【栗山千明賞の2作品を発表!】

【栗山千明さん『薄氷あられ、今日からアニメ部はじめました。』感想コメント】
「悩みや劣等感とか、そういうことから逃げるのではなくて、向き合って取り入れていくっていう作業が見える作品でした。キャラクターがホントに個性的なんですが、後から人間味を感じるような、愛すべきキャラクターが多かったなと思います。同時にアニメーションのことも知ることができました。私はアニメーションも大好きなので、とても知識を得れる作品だなと思いました」

【著者・島津緒繰氏 栗山千明賞コメント】
「ホントに素晴らしい挑戦だと思っていますので、1日1日を大切に、頑張っていきたいと思っています。今日は、こういう機会を与えて下さり、ホントにありがとうございました!」

【栗山千明さん『魔王討伐!俺、英雄…だったはずなのに!?』感想コメント】
「常識を覆されたかのような感覚です。(主人公は)勇者なんですが、本当に平凡な幸せを願う主人公に共感する人も多いんじゃないかなと思いました。でもだからって、暗く描くのではなく、ユーモアがあって、読んでいて、この次どういう展開になっていくのかなっていう楽しみも味わえました。最終的に読んで、ほっこり幸せな気分になれたかなと思います」

【著者・遊馬足掻氏 栗山千明賞コメント】
「この場でお伝えしたいことは、感謝の気持ちだけです。ホントに、出版にあたって色んな方々にお世話になりました。そのことをホントに誇りに思いますし、これからの糧にしていきたいと思います」

【栄えある大賞はこの作品!】

【栗山千明さん『ロゥド・オブ・デュラハン』感想コメント】
「ホントに読み応えがありました。残忍残虐な描写の中で、悲しみや葛藤、そして歪んだ愛情みたいなものがみえて、なんだかこう、残虐なシーンなのに、切なく感じたりって思いました。仲間と戦う女性っていうのは、カッコイイなと思いながら読んでました。海外ゲームとか洋画のような、そういうブラックファンタジーの世界っていうのは、私も元々大好きなので、ホントに虜になりました」

【著者・紫藤ケイ氏 大賞コメント】
「この度は大賞にご選考頂き、真にありがとうございました。小学生の頃からライトノベルを読んでいましたので、自らの作品が、いちライトノベルとして認められるというのは、望外の喜びであると感じています。ただ、大賞の名前が非常にハードルが高いものなので、このまま安心して過ごすワケにはいかないと感じています。一層の精進を心がけて参る次第です」

 これら6作品は、現在、宝島社より発売中!秋の夜長のお供に、この新しい勢いの数々を読み込んでみて欲しい!

>>このライトノベルがすごい!文庫
>>『このライトノベルがすごい!』大賞

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