『ヴァッサロード』最終巻記念、藤原さん&置鮎さんにインタビュー

黒乃奈々絵さん原作の『Vassalord.』がついに完結! 第1話をベースにしたOVAも付属される限定版についてインタビューしてきました!

 死ぬことがなく、ただ生き血のみを吸って、永遠のときを生きる吸血鬼(ヴァンパイア)。真祖ヴァンパイアのレイフロと、彼の血を吸わないと生きられないチャーリーの物語を描いた『Vassalord.』が、ついに完結を迎えます。

 最終巻である第7巻発売日は、2013年3月15日。アニメイト限定版では、ファン待望のOVAが付属されています!! ドラマCDでもお馴染みの藤原啓治さん(ジョニー・レイフロ役)、置鮎龍太郎さん(チャールズ=J=クリスフント役)を筆頭に、超豪華スタッフが参加。スタイリッシュなアクションと、コミカルなかけ合い、感動の名シーンが美麗な映像で見ることができちゃいます。シリーズ第1章『幽宮のヘリオガバルス』をベースにしたアニメ映像は、この限定版でしか見られませんよ!

 そして、今回はOVAの収録現場にお邪魔し、藤原さんと置鮎さんのおふたりにアフレコの感想を伺いました。キャスト陣も望んでいたという、OVAの見どころをお見逃しなく!

──コミックススタートから7年経ち、初めての映像化ですが、今回のOVAの感想をお聞かせください。
チャールズ=J=クリスフント役・置鮎龍太郎さん(以下、置鮎):ドラマCDやwebラジオなどいろんな媒体をやらせていただいて、アニメ化は悲願だったのでうれしい限りです。

ジョニー・レイフロ役・藤原啓治さん(以下、藤原):感無量です。長くCDをやっているので、冗談っぽく「いつアニメになるんだろうね」って言ってきたんですよ。

置鮎:まさか、原作の最終巻につくとはね(笑)。「えぇ!?」って感じ。

藤原:思いもしないような形でちょっとビックリしました。しかも、長い尺の特装版だしね。

置鮎:ふつうのテレビアニメーションよりも長いですもんね。

──アクションも多いので、映像もハデな場面などがあるかと思うのですが、見せ場や印象に残ったシーンはどこでしょうか?
置鮎:クライマックスに向けて、ふたりで飛んでいるところ。あと、組み敷いているところとか、その辺のバトルや絡み一連ですね。

藤原:どこがってピンポイントに言うのは難しいんですが、やっぱりラストはいいですよね。あんまりアドリブを入れすぎないのもいいなぁ。説明しづらいんだけど、軽やかさというか、しなやかさというか、動きのアドリブの「ハッ」とか「やっ」とかを入れない感じ。

置鮎:線画の時点で、すごくキレイですよね。キレイさがこの時点でわかる。

藤原:幻想的な感じだよね。

置鮎:さっきスタッフさんが話してたんだけど、「イマドキ、手書きのコウモリをこんなに書かない」って言ってたんですよ。最近はやっぱりCGが多いんでしょうね、そういうところもすごいなって思います。

──ベースとなっている『幽宮のヘリオガバルス』は1番最初のドラマCDと同じお話ですが、懐かしさなどは感じましたか?
置鮎:あんまり細かいところは覚えていないんですけど、ドラマCDの第1巻をやったときは、単行本になっていなかったんですよね。連載ページのコピーをいただいたことを覚えています。

藤原:同じ話ではあるんですけど、CDで録るのとアニメで録るのは異なっていて、かなり違ったものという意識のほうが強いですね。ちょっと、ドラマCD慣れしちゃってるんだよね。

置鮎:(笑)。どういうことですか、それ?

藤原:口パクに合わせるっていうのがさ。

置鮎:ああ、なるほど。繊細なキャラクターだから口が小っちゃめなんだよね。口が見えないとか(笑)。ドラマCDでは、もう自分たちの間でやってたからね。お好きに、っていう感じのとこもややあったし。だから、OVAはより新鮮でした。気持ちを若返らせなきゃって思っちゃった(笑)。1巻にあたるところっていうのもあるし、初めて映像に声を当てるっていうのもあったので、シャキっとしちゃいました。

──7年目に入りますが、改めてキャラクターの紹介をお願いいたします。
置鮎:1話を見ていただけるとわかるんですけど、チャーリーはですね、レイフロに血を吸われてヴァンパイアになった人です。ヴァンパイアハンターなんだけど、吸血鬼です。レイフロの血を吸わないと生きていけないので、そこが原作でもすごくセクシーに表現されてます。全然ちがうんだけど、BLだと勘違いする人が多いみたい(笑)。

藤原:僕も最初、BLと勘違いしてました。だから断りかけたんですけど、そしたら「BLじゃありませんから!」って。でも、最初にもらったイラストがね、ベッドに気だるい感じで横たわってて「いやいや、俺を騙して出そうとしているんだ」って思っちゃった。

置鮎:先生の絵もすごくセクシーな感じだからね。

藤原:絵はとても魅力的で、好きなんですけど、絶対BLだって思いましたね。でも、やってみて、これはBLではない気がします。

置鮎:気じゃないですよ(笑)。どう考えても、BLではありません。違いますが、話としては楽しめると思います。

──レイフロのキャラクターは、いかがですか?
藤原:すごいヴァンパイアです。血をあげてます。チャーリーのことは子供と言っていて、そこがちょっとおもしろいですよね。どう考えても子供だと思えないんですが、OVAでも言っています。

置鮎:小さい頃に出会っているから、それもあるんでしょうね。その辺は、1巻をご覧になってくださいませ!

──本作ではチャーリーがエサとして、レイフロを中国まで持っていきました。もしお二人が長期滞在でどこか海外に行くとして、持って行きたい食べ物はありますか?
置鮎:僕、カレー。レトルトカレーで、いいです。

藤原:南国に行くことが多いので、持っていってよかったな、と常に思うのはかゆみ止めです。これは完全なる必需品です。

置鮎:食べ物って言ったじゃん(笑)。

藤原:あれ、食べ物だっけ? 食べ物なら、年寄りくさいですけど梅干し。梅干しが食べたくなる瞬間がなんどかありましたね。食事がちょっとこってり目が多いからでしょうか。

置鮎:へぇ。何日目くらいで? 頻繁?

藤原:基本的には和食のほうがいい。向こうは、白いごはんもあるんだけど、タイ米っぽいのよ。日本のお米はうまいねぇ。

──ファンにメッセージをお願いします。
置鮎:待ちに待った映像化です。中身のほうは原作の1話にあたるところで、もしかしたら映像から先にご覧になった方もいるかもしれませんが、これを機に原作をぜひ読み返していただきたいなと思います。そして、これを機に続編ができるといいな、と思っています! よろしくお願いいたします。

藤原:スタートから7年経ってアニメ化されて、我々も待っていたわけですが、これが終着点にならないように、さらに新しくなにかできたらいいな。映画とかね。ここからスタートする方もいると思うので、また知ってもらいたいなと思います。

●データ
コミックス「Vassalord.」第7巻(最終巻)
原作:黒乃奈々絵
発売予定日:2013年3月15日

【アニメイト限定版仕様】
★オリジナルアニメーションDVD(トールケース入り)
・ストーリー:シリーズ第1章「幽宮のヘリオガバルス」をベースに展開
・アニメーション制作:プロダクション・アイジー
・監督:中澤一登
・キャラクターデザイン:高橋成之
★オリジナル小冊子(32P)
・8P描き下ろしマンガ
・Vassalord.イラスト集(描き下ろしイラスト含む)

>>Vassalord.公式サイト

(C)2005 黒乃奈々絵・MAGガーデン
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