豪華なゲストを招き、3時間に渡るトークを展開した『幕末義人伝 浪漫』放送開始記念トークイベント「ほぼ前夜祭!」をレポート!
今年の冬アニメとして1月7日(月)深夜より放送が開始されたテレビアニメ『幕末義人伝 浪漫』。そして2013年1月5日(土)、同作の放送前にトークイベント「ほぼ前夜祭」が、東京・新宿のロフトプラスワンにて実施された。
『幕末義人伝 浪漫』は、『ルパン三世』シリーズでお馴染み、モンキー・パンチ氏が原作のキャラクターデザインを務めた作 品のテレビアニメ。本作では、「幕末」の世を舞台に物語が展開していく。
イベントに登壇したのは、「ハンス」役の松山鷹志さんと、「奏」役の須藤沙織さん、オープニングアーティスト雪乃さん、エンディングアーティスト「髭」メンバー。さらに監督の小倉宏文氏、シリーズ構成の樋口達人氏、アニメーションプロデューサーの青木隆介氏ら合計8名だ。本稿では、裏話満載の3時間にわたる本イベントの様子を、かいつまんでお届けしよう。
●原作の「元禄」から「幕末」へ。時代が変化した理由とは
本イベントが実施された「ロフトプラスワン」は、飲み屋とイベントスペースが複合した会場となっており、来場者と登壇者が飲み食いしながらイベントが進行される。まさに「ほぼ前夜祭!」の名にふさわしいイベントだ。乾杯の音頭とともに本作のプロモーション映像が流され、それを合図にしてトークがスタートした。
本作の原作であるパチンコ機のタイトルは『CR 元禄義人伝 浪漫』で、作品の舞台がアニメで「元禄」(1688~1704)から「幕末」(1850~)へと変化している。この理由についての話題が出た際、監督の小倉氏は「元禄は元禄で面白い時代ですけど、けっこう歴史好きの人でないとあんまりピンと来ないですよね。やっぱりみんなが知っているメジャーで分かりやすい時代のほうがいいでしょう」とコメント。
また、美男美女のキャラクターが多い原作に対して、松山鷹志さんが演じる「ハンス」などを始め、全体的に渋いキャラクターが多くなっている。舞台となる時代を変えるにあたって雰囲気を大幅に変えているとのことだ。
●OPとEDの楽曲を手がけたアーティストの裏話
エンディング「ツァラトゥストラ」については、バンド「髭」のメンバーである斉藤祐樹さんが作曲、須藤寿さんが作詞を行っている。アニメとのタイアップはこれが初めてで、須藤さんは「自分ではなく、作中に登場する浪漫たちのパーソナリティを感じられるような詩を目指しました」と話していた。かなりアニメや漫画が好きなようで、今回の楽曲制作にはかなり力が入っていた様子。
トークだけではなく、実際にその場で雪乃さんによるオープニング曲『RanTiKi』ライブも披露された。これまで公開された番組PVなどではバックに流れていた『RanTiKi』だったが、ライブはもちろん、フルでのお目見えはこれが初。それだけあって、ファンにとっては貴重な体験となった。
現在、『幕末義人伝 浪漫』各種楽曲の着うたが公開されている。早めに曲を聴きたいという人は、そちらをチェックしてみるのも良いだろう。
イベントの最後には、キャストやアーティストたちのサインが入った台本やポスターのプレゼント抽選会が行われ、長きにわたるイベントが締めくくられた。『幕末義人伝 浪漫』は、現在各放送局にて放送が行われているので、興味がある人は放送をチェック!!
◆『幕末義人伝 浪漫』
【スタッフ】
キャラクター原案:モンキー・パンチ
監督:小倉宏文
シリーズ構成:樋口達人
キャラクターデザイン:平山智
音楽:高木洋
オープニング:『RanTiKi』雪乃(日本コロムビア)
エンディング:『ツァラトゥストラ』髭(日本コロムビア)
【キャスト】
中井和哉(浪漫)
喜多村英梨(小春)
鈴村健一(孫一)
内田真礼(阿国)
須藤沙織(奏)
松山鷹志(ハンス)
緒方賢一(源内)
鈴木千尋(安弘)
立木文彦(柳沢)
【STORY】
そいつは、オレが取り還してやるぜ!
天災・人災・目に見えぬ脅威……どこか現代にも似た混沌の時代―幕末。「助け屋」として「亰」の人々の生活を助ける漫次郎には裏の顔があった。大きな権力や陰謀・脅威によって不当に奪われた大事なものを、奇想天外な方法で忍び込み、戦い、盗み出して取り還す闇の“還し屋”。人は彼をこう呼ぶ。“還し屋・浪漫”と。
>>『幕末義人伝 浪漫』公式サイト