2013-03-11 16:00

アリス十番・月村麗華 VS スチームガールズ・桜雪～総長 VS 東大生ヤンキーとインテリの果てない抗争!?～

とにかく2人とも、トークはマシンガンだった。互いのユニット内でも、やたらガシガシと何事にも食らいついていくアリス十番の月村麗華とスチームガールズの桜雪。片や月村麗華は、湘南育ちの総長キャラ。片や桜雪は現役東大生という超インテリ。そんな2人がトークでバトッたら…ブッ飛ばないわけがない!!

左から、アリス十番・月村麗華、スチームガールズ・桜雪。

■ やっぱガツガツ行かないと！　目立たないと覚えてもらえないし、せっかくステージ上にいるのに、何も出来ずで終わるのがすごく嫌なんです

――お2人とも、ステージ上での主張の激しさはハンパないですよね。

2人：そうですねぇ（笑）。

桜雪：2人とも声がデカいんですよ。

月村：あー確かに。わたし、メンバーの中で一番声がデカいんです。

――まずは、お互いどんな風に見ているのかを聴いてもいいですか?!

月村：わたし月村麗華は、一応高校は出てるんですけど、学歴はそんなに良くないので、そういった面でも東大生というのは…。やっぱし並々ならぬ努力がないと東大には入れないと思うので、そこは尊敬しています。

　ステージ上でもユッキーは堂々としたパフォーマンスをしてるのが目を引くし、いいなって思います。。

桜雪：わたしは、ぶっちゃけ最初は麗華さんのことが怖かったんです。

月村：あっ、やっぱり。アハハハ（笑）。

桜雪：ヤンキーキャラだし。わたし、麗華さんと同じくらいの時期に事務所には入ってるんですけど。実際には会ったことがなかったんです。当時はまだタレントも少なく、「あっ、こんな人がいるんだ」って感じで、ブログや写真を見ながら格好いいお姉さんと思ってたんですけど。受験も終えて、アリス十番のライブを見学に行くようになったら、なんかすごくヤンキーで怖そうな人で…。だけど、一緒にライブをやるようになったら、意外と麗華さんって乙女で可愛いなーっていうのもわかりました。キティーちゃんとか好きだし。

月村：アハハハハッ。

桜雪：それに、歌ってる姿も、ダンスもメチャ可愛いんですよ。 MCではズバッとつっこんでく強いキャラな感じですけど。じつは、よく泣くし、なんか可愛い人なんです。そういうギャップ萌えみたいなところがわたしにはないというか。自分の中に波がないから、いっつも同じテンションのままズーッといるように、そういうアップダウンな感情やギャップな面が麗華さんの持ち味だなって思います。

――麗華さん、感情のわかりやすい人だもんね。

月村：そうなんですよ。良くも悪くも（笑）。

――そこが麗華さんの魅力ですからね。雪さんは、あまり感情を表には出さないタイプ??

桜雪：感情は出てるんですけど、あんまり泣いたり怒ったりとかしなくて、つねにハイテンションなままなんです。しかもそれは、MCでも、ライブでも、握手や物販のときもズーッと同じテンション。そういうところで自分はうるさすぎるのかな?!とは思います。

月村：わたしが見てても、ズーッとしゃべってるからね（笑）

桜雪：そうなんです。止まらないんですよ!

――さすが二大巨頭ですね。

2人：ありがとうこざいます!!

月村：やっぱガツガツ行かないと。目立たないと覚えてもらえないし、せっかくステージ上にいるのに、何もしゃべらず、何も出来ずで終わるのがすごく嫌なんですね。1回1回ガツガツと行って、少しでも目に触れようと必死です。でも、意外とユッキーとはこれまで絡みがなかったんだよね。ユッキーが東大に合格して活動を始めるまで、お互い顔と名前は写真やブログで知ってた程度だったからね。

■ メインMCのかれんちゃん、毒舌な割に意外と受け身な体質なんで、わたしが上手く話せるように誘導もしなきゃならないから、わたしがメインMCみたいに見えちゃってます

――麗華さんは、スチームガールズの存在をどう捉えてます??

月村：アリスプロジェクトの中、スチームガールズはアリス十番のライバルとして誕生したので、すごく意識はしてますね。やっぱし負けたくないし、ぜんぜんパフォーマンスとかも違うから、妹分とはいえ、ぜんぜん嘗めれたものじゃないんで。うちらもスチームガールズが生まれたことで、より必死になれてます。

――雪さんに対しての印象はどうですか?!

月村：よくしゃべるなと思いますね（笑）。12月31日のカウントダウンのイベントで一緒のステージに立ち、出演者みんなでしゃべるコーナーがあったんですけど。「このあたしが、何時ものタイミングで入れねー」みたいに、とにかくしゃべり倒してる人。あのときは、無理に会話に入ってもゴチャゴチャになるだけだから、さすがに控えてました。

桜雪：そこは麗華さんの経験値ですよね。わたし、そういう空気を読める力がないんで。しかもあのときは、アリス十番のメンバーは全員いましたけど。スチームガールズのメンバーは18歳以上のメンバーのみだったから。

月村：アリス十番は歳いってると（笑）。

桜雪：いやいやいや、スチームガールズのメンバーってわたし以外あんまししゃべらないから、スチームガールズの存在感を出すためにも、わたしが絡まなきゃと思っていっぱいしゃべりました。

――確かにスチームガールズのメンバーって、ステージ上では主張の弱い子が多い印象だけど。楽屋でもそうなんですか??

桜雪：なんかマイペースの子が多いんです。あと、言いたいことはあるけど上手く話をまとめられないという、上手く話すのが苦手って子も多いんだと思います。

月村：でもアリス十番だって、みんなが主張するようになったのはようやく最近なんですよ。自分たちの番組を持たせてもらえるようになって、今までしゃべらなかった子たちもしゃべるようになったり。最初の頃なんて、しゃべってるのは、派生ユニット"ぴゅあふる"のメンバーばかりでしたからね。わたしに関しては、しゃべりだすと止まらないし、簡潔に話をまとめられないので、主にしゃべることは控えて、ツッコミとか、そっちにまわるようにはしています。

――アリス十番の場合、リーダーがしっかりしてますからね。

月村：そうなんです。

桜雪：うち、リーダーもあまりしゃべらないんです。わたし、MCでメインのようにしゃべってますけど、わたしはMC担当じゃなくて、あくまでも告知担当なんですよ。

月村：えっ、そうなんだ!!完全にMCのメインだと思ってた（笑）

桜雪：メインMCは、毒舌な月宮かれんちゃんなんです。かれんちゃん、毒舌な割に意外と受け身な体質なんで、わたしが上手く話せるように誘導もしなきゃならないから、なんかメインMCみたいに見えちゃってるんですよ（笑）。

<b>月村麗華（アリス十番）</b><br>1986/08/21／156.5cm

月村麗華（アリス十番）
1986/08/21／156.5cm

■ 「進級や希望の学部に行くのは、今の活動を続けてたら絶対に不可能」と言われてますが、しっかり両立していけるようがんばります!!

――アリス十番は、本当にいろんな経験を重ねてきたユニットです。

月村：最初はドカーンと人がいたのに、どんどん人が減ったり、減ったり、減ったり（笑）

桜雪：わたし傍目から見てて、アリス十番のメンバーが一気に減ったときには、「なんてスキャンダラスなユニットなんだ」と思いました。

月村：ハハハハハッ（笑）。

桜雪：芸能界ってこんな感じなの?!と思ったんですけど。今のアリス十番のメンバーって、わたしが想像していたよりぜんぜん厳しくって。私たちも、一人一人の自己管理が大事っていうのはわかってるんですけど。アリス十番のメンバーは、本当に一人一人がしっかりしなきゃという雰囲気を出してるんです。

　わたし、前にアリス十番のダンスレッスンをしている稽古場を覗きに行ったことがあったんですけど。全員がノートを持って、一人一人が動きを観察してはノートに書き留めてるんですよね。スチームガールズはまだまだ若いメンバーも多いように子供な部分が多いから、そういうところはしっかり学びたいなと感じてます。

――アリス十番のメンバーも、ホント心がタフになったよね。

月村：そうですね。今のような連日ライブだって、過去にいろいろ経験をしてきたからこそ出来ていること。そのぶんみんな、めっちゃ筋肉がついちゃってますけど（笑）。おかげで、体力だけはみんなつきました。

桜雪：そうやってアリス十番が成長していったように、スチームガールズも成長していけたら嬉しいんですけど。わたし、何もアリス十番のことを知らないときは、なんてアホなユニットだろうと思ってたんですよ。

月村：おい、アホってなんや（笑）!!

桜雪：だって、メンバーは謹慎や首を宣告されたりと次々減ってくし、麗華さんとカノンさんは一時期twitter禁止になるし。べつにアホとか見下してたわけじゃないんですけど、「この人たちは面白いなー」と思って客観的には見ていました。でも、実際に接していくようになったら、想像以上にしっかりしてるし、先輩として尊敬できる部分が本当に多いんです。

　わたし、頭脳では負けませんけど（笑）。やっぱり経験値はぜんぜん違いますし。アリス十番のメンバーはみんな、まわりを思いやる気持ちがすごく強い。感受性もすごく豊かだし。楽屋でメンバーの会話を聴いてても、いろんなことを真剣に考えては悩んでるしと、自己表現していくことにすごく一生懸命なんです。ただ単にガツガツしてるんじゃなくて、その裏には、いろんなことで悩んだり、まわりを見ながら冷静に分析したり。それがあってのあのガツガツの姿勢だから、そういうところがすごく好きです。

月村：まさか、そんな風に思ってもらえてたなんて。絶対に「おバカなんだろうなー」と思われてるつもりでいたから、そんな尊敬してもらえてたなんてすごく嬉しいです!!

　ユッキーはね、今でも「学業と芸能活動の両立はすっごく大変そうだなぁ」と思って見てる。本当はぜんぜん睡眠時間を取れてないはずなのに、平然と笑顔でライブをやっているのを見てると、本当にすごいなって思う。だって、学業と仕事の両立をするにしても、学業のレベルの高さと厳しさは超ハイレベルですから、すげぇ大変なんだろうなーと思います。

桜雪：東大って、大学へ入ったあとにもまた受験があるんですよ。普通、大学って単位を取って進級していく形ですけど、東大は、一年生のときからの成績の積み重ね次第で、希望の学部へ進めるかが三年生になってから決まるんですよ。だから単位を取ればいいだけじゃなくて、その成績ごとの点数も評価の対象になるからそれをしっかりやっておかないと、希望する学部に行けないどころか、へんな学部へ飛ばされたりもするし。授業の数もハンパなく多いんですよ。

　じつは東大にも、わたしのファンの方がけっこういらっしゃるんですけど。その方々から「進級や希望の学部に行くのは、今の活動を続けてたら絶対に不可能」と言われてます。それでも、わたしはスチームガールズとしての活動の道を決めた以上はやるしかないので、しっかり両立していけるようがんばります!!

桜雪（スチームガールズ）
1992/12/12／155cm

■ アリス十番の持っているデストロイな精神を、さらにデストロイしていくのがスチームガールズ！

――こうやって常設劇場で活動を続けていけるって、ホント夢のようじゃないですか?!

月村：その夢を続けるためにも、ズーッとここでの活動を維持していかなきゃね。

桜雪：守りたいです。

月村：来年もまたこの景色を見ながら、「今年もよろしく」って言いたいですから。

桜雪：アリスプロジェクトはどんどん変わっていくので。スチームガールズが出来たり、常設劇場もオープンしたりと、短い期間の中、いろんな変化が起き過ぎな場所ですから、ここは（笑）。

月村：うちらは初代からいるから、その変わりようにビックリなんです。

桜雪：最初は、アイドル・ユニットなんて一つもなかったんです。

月村：しかも、アイドルの事務所になる予定もなかった（笑）。

桜雪：私たちが入ったときは、まだアリスプロジェクトという名前でさえなかったんです。それが、わたしが受験勉強へ専念していくうちに、事務所の名前も変わり、アイドル事務所になり。アイドル活動を始めたと思ってたら、TIFへ出たりメディアにもいろいろ出るようになったり。

月村：私たちも、気がついたらアイドルになってたみたいな（笑）

桜雪：だから1年後、このP.A.R.M.Sでみんなと一緒に、また新しい1年のスタートを迎えられたらいいなと思う反面。来年の今頃、どんだけパワーアップしてるんだろうと想像もしてしまいます。

月村：アリスプロジェクトは、ものすごい速度で変化し続けてる場だからね。だから1年後が、いろんな意味で怖いです（笑）。

桜雪：全員が、なんかすごいことになってそう（笑）。とにかくグレードアップの仕方がハンパないんで。スチームガールズのスチームガンだって、1年後には、本格的な軍事兵器かってくらいになってるかも知れないですよ。

月村：それくらい、どんどん新しいことをやっていきたいですね。

普通の人たちじゃ考えつかないような。しかも、それをアイドルがやるんかい!!みたいなことを。「お前、アイドルじゃないだろ!!」と言われつつも、でも、アイドルの面も持ちながら、ちょっとおバカなことや面白いことをやってみたり。そうやって注目され続けていきたいんです。

――では最後に、バトってトークをシメましょうか。

月村：アリス十番もそうですし、月村麗華個人としても、この経験を活かしてくうえでも絶対にスチームガールズには負けない。実際パワーはぜんぜん負けてないように、まだまだスチームガールズなんてひよっこには負けねーぞ!!嘗めんなよっ!!喧嘩上等だって感じですかね（笑）。

桜雪：スチームガールズはですね、アリスプロジェクトの中の新しい風なので。いい意味でアリスプロジェクトの今までの伝統を壊せるようなユニットにきっとなっていくと思うんですよ。アリス十番の持っているデストロイな精神を、さらにデストロイしていくのがスチームガールズなので。

　桜雪個人としては、たぶん、インディーズ/メジャーなライブ・アイドル界の中でも、唯一の現役東大生ということで、個人のタレントとしても、アリスプロジェクトのトップのタレントになれるようがんばっていきたいと思っています。誰にも負けません!!