優勝は誰の手に!?　全国から集まったパフォーマーが勢ぞろいした『アニメイトパフォーマンスカーニバル』全国大会決勝戦をレポート

　アニメが大好きなパフォーマーのためのイベント『アニメイトパフォーマンスカーニバル』。2014年11月15日には、関東・関西・中部で開催された予選を勝ち抜いた猛者たちが勢ぞろいした全国大会・決勝戦がアニメイト池袋本店・イベントスペースにて行われた。

　本稿では、アニソン・コスプレ・ダンスなど、様々なジャンルのパフォーマンスが繰り広げられた決勝戦の模様をレポートする。白熱する試合に終止符を打ったパフォーマーは一体どのチームなのか……。その全貌をお伝えしよう。

　会場前には長蛇の列ができ、アニメイト池袋本店はいつも以上の活気に満ちていた。早速イベントがスタートすると司会を務める綾川ゆんまおさんが登場。「ついに初代アニパフォチャンピオンが決定します！」と綾川さんが会場に声をかけると、割れんばかりの拍手と歓声が巻き起こった。今までのアニパフォは観客の投票によって勝者が決定していたが、今回は審査員の投票も加算されることになっていた。審査員として参加するのは、コスプレ専門店ACOSの池ノ谷さん、アニメイト池袋本店の小堀さん、綾川さんの3人だ。そして、3人が挨拶を終えるといよいよパフォーマンスが展開されていく。

■ダンス部門

【エントリーNo.1】
◆Benniさん

　トップバッターはアニメ『ラブライブ！』のメドレーで、元気いっぱいなダンスを見せてくれたBenniさんだ。お腹が見えるセクシーな衣装とキレッキレのダンスは会場のボルテージを一気に上げていった。

【エントリーNo.2】
◆まじめさん

　まじめさんは、『東京喰種』をイメージした映像とカネキの衣装で登場。躍動感が溢れるポッピンダンスは、息を呑むほどの迫力だ。独自の世界観を見せつけ、流石の決勝進出者の実力を披露した。

■アニカラ部門

【エントリーNo.3】
◆りのあさん

　『弱虫ペダル』より、姫野湖鳥のコスプレで「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌い上げたりのあさん。かわいらしいダンスを踊りつつ、サビの部分では会場から「ヒメ！」とコールが巻き起こった。

【エントリーNo.4】
◆紅エン燦さん

　紅エン燦さんの注目ポイントは、澄んだ歌声とお似合いのコスプレ。和傘を使ったパフォーマンスもGOOD！　『戦姫絶唱シンフォギア』から「絶刀・天羽々斬」を歌い上げた。

【エントリーNo.5】
◆VANさん

　スタイル抜群のVANさんは「こちら、幸福安心委員会です。」をクールに歌い上げ、観客を虜にする。会場のテンションを上げる独特のパフォーマンスは圧巻！

■フリー部門

【エントリーNo.6】
◆打身しっぷす

　シビれるような剣さばきを見せてくれたのは打身しっぷす。アクションもさることながら、コメディ要素もバッチリ取り込み、『劇場版銀魂 ～紅桜篇～』の世界観を見事に再現した。

　
【エントリーNo.7】
◆華麗皇子

　高貴で悪戯な雰囲気で現れた華麗皇子の3人。もちろん歌い上げる楽曲は『DIABOLIK LOVERS』のナンバーだ。どこか怪しいセクシーさは、彼らにしか出せない魅力があった。

【エントリーNo.8】
◆Crazy★Marble

　関東予選からパワーアップしたポールダンスで会場のハートを鷲づかみにしたCrazy★Marble。次々と披露されるアクロバティックなポーズとキャラクターが現れたかのような「マジLOVE1000％」(『うたの☆プリンスさまっ♪』より)のパフォーマンスは流石だ。

【エントリーNo.9】
◆劇団★チーズ蒸しパンGEVOL

　根強いファンの声援の後押しで登場した劇団★チーズ蒸しパンGEVOLの面々は、『銀魂』寸劇を披露。爆笑と感動が交わったステージでは、まさかのキスまでお目見えし、黄色い声が巻き起こった。

【エントリーNo.10】
◆Performance Unit P.E.A.C.E

　力強い殺陣やアクションが注目のPerformance Unit P.E.A.C.E。まるで『戦国BASARA』の武将たちが繰り広げるド派手なアクションをそのまま体現したようなパフォーマンスを披露してくれた。

【エントリーNo.11】
◆ペダコス

　『弱虫ペダル』の大ファンが集まって結成されたペダコス。ハイクオリティのコスプレもさることながら、終始、熱い展開には、思わず手に汗握る観客も少なくないようだった。

　熾烈を極めた対決もいよいよ終了。どのチームも甲乙つけがたく、観客も投票に迷っている様子。そしていよいよ結果発表の時間へ。綾川さんから発表された順位は、3位に劇団★チーズ蒸しパンGEVOL、2位にPerformance Unit P.E.A.C.E、そして栄えある1位にペダコスという結果だ。僅差ながらも、健闘したパフォーマー全員に会場からは拍手が贈られる。上位3組には、賞状と商品のアニメイトで使える商品券が贈呈された。

　こうして幕を閉じた『アニパフォ』全国大会。アニメを愛する者たちが見せるパフォーマンスは見る者を感動させるだけでなく、さらなるアニメへの愛を育むきっかけになったことだろう。『アニパフォ』全国大会は終了したが、2014年12月21日(日)には中池袋公園で、「東京マンガ・アニメカーニバルinとしま2014開催記念　アニメイトパフォーマンスカーニバルin中池袋公園」の開催も決定している。これからもアニメファンたちの祭典を一緒に楽しんでいただきたい。


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