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『銃皇無尽のファフニール』~放送直前年の瀬イベント~レポート

放送直前イベントで盛りだくさんの内容! 『銃皇無尽のファフニール』~放送直前・年の瀬イベントレポート

2014年12月28日、「TVアニメ『銃皇無尽のファフニール』~放送直前年の瀬イベント~」が東京・科学技術館サイエンスホールにて行われた。

TVアニメ『銃皇無尽のファフニール』は、講談社ラノベ文庫より発売中の、ツカサ氏による同名ライトノベルを原作とした作品だ。ドラゴンが出現するようになった地球のミッドガルと呼ばれる島を舞台に、“D”と呼ばれるドラゴンの力を宿した少年少女達の物語が描かれていく。今回は1月の放送開始を間近に控え、メインキャスト陣を招いて行われた、様々なトークやゲームコーナーなど見所満載のイベントの模様をお届けしよう。

 

■ いきなりの松岡禎丞さんのビデオメッセージに、会場は大盛り上がり

ステージが始まると、声優の日高里菜さん(イリス・フレイア役)、沼倉愛美さん(物部深月役)、金元寿子さん(リーザ・ハイウォーカー役)、佐倉綾音さん(ティア・ライトニング役)、内村史子さん(レン・ミヤザワ役)ら6名ものキャスト陣が登壇。

今回は主演の松岡禎丞さん(物部悠役)は会場に来られなかったのだが、ファンに向けたビデオメッセージが届けられ、矢継ぎ早に飛び出す松岡さんならではの熱いメッセージの数々に、いきなり会場は大盛り上がり。

その後もキャスト陣の間で松岡さんトークが展開され、実は同期として昔から松岡さんを知っているという佐倉さんは15歳の頃、「人生って何ですかね?」と哲学的な質問をされていたという、実に松岡さんらしいエピソードも明かされていた。

ここから先は学校の授業のような時間割に沿って、日高さん・沼倉さんによる進行の元、『銃皇無尽のファフニール』にまつわる様々なコーナーにキャスト陣が挑んでいくという形式でステージは進行していく。

 
■ 各キャストがお題にドタバタ! 会場も大盛り上がり!

まず1時間目として最初に行われた「ファフニールを語れ」のコーナーは、定められたお題と制限の中でうまくトークし作品について客席に伝えることができるかというもの。お題と制限は共にトークを担当するキャストが用意された複数のカードを引くことで決まるため、組み合わせによってはとんでもない無茶振りが誕生するのが特徴だ。

ここでキャスト陣がうまく説明できたかどうかの合否を決定する審査員として呼ばれたのが、『銃皇無尽のファフニール』の原作ライトノベルの担当編集・庄司智氏……だったのだが、庄司氏は真っ白なスーツにサングラスという、とても一般人には見えない(?)貫禄十分の服装で登場。ロックシンガーのようなノリで会場の声援に応えつつ、さらに危険な香りの漂う豹柄のコートを着て再登場。庄司氏はその後も大活躍で、キャスト陣を喰いかねない濃すぎるキャラクターに会場では困惑しつつも、大いに盛り上がっていた。

肝心の「ファフニールを語れ」のコーナーには、まずは金元さんが挑戦。金元さんに課されたお題は「30秒以内でファフニールの第1話を説明せよ」というかなり難易度の高いもの。これに金元さんはファフニールの第1話ではなく第1話のアフレコ時の光景を説明しようとし、挨拶の段階で時間切れになってしまうというボケを披露。挨拶の場面では、1話の段階ではまだ収録現場にいなかった佐倉さんにだけは声をかけないという無駄に細かいこだわりの再現だったそうだが、当然ながら合否の判定は“×”となり不正解に。

一方、「自身の演じたキャラクター」について説明することになった佐倉さんに課せられた制限はなんと「ジェスチャー」。声優なのにトークをさせてもらえないという異常事態に最初は戸惑いつつも、そこはキャスト陣から「あやねるなら何とかしてくれる」と厚い信頼を寄せられるほど無茶振りに慣れている佐倉さん。

ドラゴンの羽ばたく動きの再現や、とっさに沼倉さんを主人公の悠に見立ててのコミュニケーションを取り合うなど、見事それらしい動きでキャラクター性を伝えることに成功。

その後には「20秒で作品内のドラゴン種族」について説明するというお題を引き当てた沼倉さんが、言葉で説明するには時間が足りないと判断し、敢えて言葉を発さずアニメ作中のドラゴンの仕草をジェスチャーで再現するという一幕も。普段はなかなか見られない、キャスト陣の身振り手振りを使っての必死な動きに、客席からは何度も爆笑が沸き起こっていた。

また、コーナーの後にはまもなく放送を控えるアニメの本編映像も少しだけ上映されることに。短い時間ではあったが、大きなスクリーンで確認することができたかわいらしいキャラクター達や主題歌にのったカッコイイ戦闘シーンに、ファンもキャスト陣も大満足の様子だった。

 
■ 貴重なアニメ制作現場の写真に、キャスト陣も興味津々

2時間目は「スタッフに直撃!」という、現在本編の制作を行っているアニメ制作スタッフから様々な話をきいていくコーナーへ。こちらではゲストとして本作の監督を務める高橋順氏が登場。高橋氏は最初に原作を読んだ時、ドラゴンが登場する小説だと聞いていたにも関わらず表紙やイラストが女の子達ばかりで、「いつになったらドラゴンが出てくるんだろう」と思っていたことを暴露すると、会場は大爆笑。しかしその後読み進めていく内に、ヒロイン達のかわいさは勿論、一方で本格的でガチな戦闘描写にも作品としての魅力を感じたのだと語ってくれた。

さらにその後には、現在ファフニールの制作を行っている「ディオメディア」を探訪した時の写真の公開も行われた。ちょうど何かとアニメの制作が注目されている時期ということもあり、普段なかなか目にすることがない制作現場の写真に皆興味津々。普段は立ち入ることができない、最上階にある社長室などのユニークな場所などが紹介される中、今回の撮影が行われたディオメディアは完成したばかりの新社屋で、ファフニールのスタッフはほぼ旧社屋の方で作業を行っているというまさかのオチが判明(最終的な撮影など一部の作業は新社屋の方で行っているものもあるとのこと)。判明した際には「なんでこっちを撮ったの!?」とキャスト陣が総ツッコミするという一幕も見られた。

なおディオメディアは現在多くの作品を並行して受け持っていることもあり、スタッフの争奪戦が非常に激しいのだという。だが高橋監督曰く、その中でも本作が最もスケジュール的に余裕があるらしく、制作が非常に順調に進んでいることも明かしてくれた。

さらにその途中には、キャスト陣からスタッフ陣に対しての様々な質問や現場でのマル秘エピソードなどのトークが展開。佐倉さん演じる「ティア」は作中でもっとも幼い、非常にかわいらしい見た目の女の子なのだが、その前に収録を終えていた日高さんのイリスも同様に幼い方向での演技がされていたため「日高さんを(幼いかわいさで)凌いでください」という凄まじい無茶振りをされていたことが判明。収録前はそわそわして他のキャスト陣が不審に思うほど、苦労の末に生まれた演技は喉の限界に挑んだものになっているそうで、ティアが登場するという4話は佐倉さん渾身の演技も要注目のポイントになりそうだ。

 

■ オープニング&エンディングテーマをいち早く披露!

3時間目の「テーマソングの時間」では、本作のオープニング主題歌「FLYING FAFNIR」のフルバージョンPVが上映。



会場には主題歌を手がけるTRUSTRICKからのメッセージビデオも届けられ「アニメソングを手がけるのは初めてですが、自分なりのアニソンへのリスペクトを込められるだけ詰め込めたと思っています」(TRUSTRICK・Billyさん)「アニメとのコラボレーションは本当に昔からの夢で、しかもオープニングを担当させてもらえるということで、“神曲”を作るという意気込みで挑みました」(TRUSTRICK・神田沙也加さん)とそれぞれが楽曲に込めた想いを熱く語った通り、アニメソングらしい疾走感とテンポのよさに満ちあふれた“神曲”に会場は大興奮。

ライブでないにも関わらずサイリウムが降られていたり、客席の誰もがノリノリで肩や身体を動かしていたのが印象的で、TRUSTRICKの大ファンだという沼倉さんも「夢かと思いました」と初めて本作の主題歌担当を知った時の心境を率直に語っていた。

さらにここでは、日高さんと沼倉さんが担当する本作のエンディング主題歌「Ray of bullet」を本邦初公開! 残念ながらライブという形ではなかったものの、キャラクターのかわいらしい魅力に溢れるファフニールらしい楽曲に仕上がっており、ファンも納得の出来となっていた。

なお、その直前には沼倉さんが日高さんと一度やってみたかったという「音楽番組のアーティストのインタビュー風」という体裁での本曲の紹介も行われたのだが、何故かその辺にいるただギャルっぽい口調となってしまい、「私達はTRUSTRICKみたいにはなれないね!」と別の意味でアーティストの凄さを実感していた様子だった。

オープニング・テーマ「FLYING FAFNIR」/TRUSTRICK/1月14日発売

オープニング・テーマ「FLYING FAFNIR」/TRUSTRICK/1月14日発売

 

エンディング・テーマ「Ray of bullet」<br>イリス・フレイア(CV 日高里菜)、物部深月(CV 沼倉愛美)/1月28日発売

エンディング・テーマ「Ray of bullet」
イリス・フレイア(CV 日高里菜)、物部深月(CV 沼倉愛美)/1月28日発売

 
■ WEBラジオの時間では、キャスト陣の意見がバッサリ2つに!?

そしてラストを飾る4時間目は、「WEBラジオの時間」という、現在配信中の日高さんと沼倉さんがパーソナリティを務める「ファフニールラジオ ~ミッドガル学園放送部~」をフィーチャーしたコーナーに。その内の1つである「わたし達は“D”なのか?チェック」は、キャスト陣が作中に登場するドラゴンの力をもつ存在である“D”に近いかどうかを、原作担当編集者・庄司氏と高橋監督によって判定してもらうとうもの。

判定方法は出題される問題に提示される2択の結果で行われたのだが、その中で「ドラゴンの力で作るなら、“お金”か“武器や道具などの役に立つもの”、どちらを作るか?」という質問が飛びだし、これにはキャスト陣の意見がバッサリと2つに分かれてしまう。

なお合否を決定する審判役の高橋監督の「私もお金持ちになりたい」という素直すぎる理由によって“お金”が正解となり、最終的には3問中2問を正解した日高さんと内村さんの2人が見事「“D”かもしれない認定」を受けていた。

その後は最新巻の発売予定や「BABY, THE STARS SHINE BRIGHT」との制服のコラボレーションなどに加え、新春企画として年賀状配布会や沼倉さんによるお渡し会の開催(現在は共に終了)といった新情報も発表された告知のコーナーへ。ところが何故かこのコーナーはそれぞれのキャラクターが「ミッドガルの湯」につかっている間という設定で行われており、日高さんと沼倉さんが真面目に告知をするのを尻目に、他のキャスト陣は温泉を満喫してキャッキャウフフしあってほぼ内容を聞いていないという、他のイベントではそうそう見られないフリーダムな光景が繰り広げられていた。

そして、今回のイベントもいよいよ大詰め。最後には全員が再登壇してそれぞれ本作に向けた意気込みやファンに向けたメッセージを語ったのだが、本日大活躍の担当編集の庄司氏が「みんなありがとう!」と敢えてマイクを使わない肉声でお礼を述べるパフォーマンスを決めると、盛大な「庄司!」コールが会場全体に鳴り響くこの日1番の盛り上がりに発展。盛大な拍手喝采が沸き起こる中、最後までどのキャストよりも担当編集が目立ってしまうという、他に類を見ない一風変わったイベントは幕を閉じた。

 
◆アニメ作品情報

■TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」
2015年1月よりTBS、CBC、TUT、サンテレビ、BS-TBSにて放送開始

<STAFF>
原作:ツカサ(講談社ラノベ文庫刊)
原作イラスト:梱枝りこ
漫画:サブロウタ(アフタヌーンKC)
総監督:草川啓造
監督:高橋 順
シリーズ構成・脚本:江夏由結
キャラクターデザイン・総作画監督:安田祥子
クリーチャーデザイン・アクション作監:相坂直紀
エフェクト作監:福島秀機
美術監督:武藤正敏
美術:スタジオじゃっく
色彩設計:林 由稀
音響監督:飯田里樹
音楽:R・O・N
音楽制作:日本コロムビア
アニメーション制作:ディオメディア

<CAST>
物部 悠:松岡禎丞
イリス・フレイア:日高里菜
物部深月:沼倉愛美
リーザ・ハイウォーカー:金元寿子
フィリル・クレスト:花澤香菜
アリエラ・ルー:徳井青空
レン・ミヤザワ:内村史子
ティア・ライトニング:佐倉綾音
キーリ・スルト・ムスペルヘイム:井上麻里奈
立川穂乃花:早見沙織
篠宮 遥:山口立花子
ロキ:檜山修之


>>TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」TBS公式サイト
>>TVアニメ「銃皇無尽のファフニール」日本コロムビア公式サイト
>>「銃皇無尽のファフニール」原作公式サイト

(C)ツカサ・講談社/銃皇無尽のファフニール製作委員会
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