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アニメ『RS計画』内山昂輝さん&上坂すみれさんインタビュー

アニメ『RS計画』声優・内山昂輝さん、上坂すみれさんが語る“秘密”と“濃密なキャラクターの背景”の真相とは

 一般参加型のアニメ制作プロジェクト・「僕たちが見たいメカアニメをつくろう製作委員会」にて500通以上の応募企画の中からグランプリ作品に選ばれた『RS計画 -Rebirth Storage-』が、2016年6月25日(土)26時20分より、ついにフジテレビにて放送されることが決定しました。西暦2025年の東京を舞台に、未知の脅威「機巧」と人類の戦いを描くロボットアニメ――というのが本作の概要ですが、未だに多くの謎を秘めていることは、みなさんもお察しのことでしょう。

 そこで本稿では、メインキャラクターを演じた内山昂輝さん(佐神凛 役)、上坂すみれさん(御堂結絃 役)のお二人へアフレコ終了後に行ったインタビューの模様をお伝えしていきます。キャラクターを演じる上でのこだわり、物語の展開、そして思い出のロボットアニメの話題まで飛び出したインタビュー。みなさんも、本作の真相へ迫る糸口をお二人の会話から探してみてください。

 

■ 冒頭からクライマックス! 目が離せない展開

――本日はよろしくお願いします。まずは、本作へのオファーをいただいたときの心境をお聞かせください。

佐神 凛 役・内山昂輝さん(以下、内山):プロジェクトの内容を詳しくは知らない状態でオーディションを受けたんですが、一般的なTVアニメとは違った流れで出来上がっていく感じというか、そういうのが伝わってきて。ワクワクする感じですね。新しい試みに参加するのは好きなので、チャレンジングな雰囲気を楽しもうと思いました。

 
御堂 結絃 役・上坂すみれさん(以下、上坂):「僕たちの見たいメカアニメをつくろう」の企画が発足した当初、収録番組に2回程ほど出演させていただいたんです。その後は進行状況を知らず、「どうなったんだろう」「きっとスゴいことになってるんだろうな」と思っていたら、私が参加させていただけると聞いて、ビックリしました。「忘れられてなかったんだ!」って思いました(笑)。すごく嬉しかったですね。

 
――収録を終えてみていかがでしたか?

内山:長さはだいたい、テレビシリーズ1話分ほどだったんですが、その中にたくさんのものが詰まっていました。あと、時系列も複雑だったので、気持ちの切り替えを意識して演じました。登場人物が様々に変化していくお話になっています。

上坂:冒頭からクライマックスのようなシーンになっていて、1話にして最終回というか。本当に凝縮された、でももっと観たくなる気持ちが、演じていても、視聴者としての目線でも強くなるような作品になったんじゃないかなと思います。キャラクターは少ないながらも背景がそれぞれ違って、1人1人を掘り下げたお話も観てみたい、もっと結絃を演じてみたいという気持ちが強かったですね。


■ アフレコに向けて年表を作った内山さん

――ご自身が演じるキャラクターの印象はいかがでしたか?

内山:収録中、いろいろな演出がありましたけど、特に少年っぽさを意識するように言われました。コミカルなシーンや、ロボットに乗り込む真剣なシーン、結絃にけっこうキツく言うところなど、色々な場面があって。そういうシーンごとの違いや、感情の振れ幅を大きくして演じました。また、会話するキャラクターによっても話す雰囲気は変わるだろうと、いろいろ想像しながらやっていきました。

 
上坂:凛も結絃も、すごい秘密を秘めているキャラクターなんです。二人の姿を見ていくとだんだんと秘密が分かっていくと思いますよ。結絃は女の子らしさを出さない子なので、息遣いなど女の子っぽいリアクションをせず、男性に近い雰囲気や凛々しさを出すように心掛けました。

さらに、目的意識が強くて、“やらなきゃいけない理由があるんだ”という思いをすごく持っています。大雑把に言えばクールな感じですが、でもそれは目的以外のことに力を裂く余裕がない系のクールというか。演じていて新鮮でした。この30分ではあまり見られなかった可愛いところとかも見てみたいなって思いました。


――なるほど。その中でも、演じる上で難しかったところやキャラクターの好きな部分などはありましたか?

内山:時系列が複雑だし、シーンによって、コミカルな部分もあれば、真剣に戦うモードの場面あるので、いろいろな切り替えは重要だと思いました。大きな流れとしては、凛が結絃と出会って、そこから関係性が変化していき、彼女への思いが変わっていく感じを出せればなって。

上坂:そうですね。結絃はバトルシーンが多くて、一生懸命戦っている姿が印象に残るキャラクターなんです。「すごく気を張ってるんだな」というのがわかるというか。そのせいで急に力つきてしまったり……ネタバレですけど(笑)。凛はどちらかというと何でも出来るタイプなんですけど、結絃は一生懸命やってどうにかするタイプ。結絃の“がむしゃらな努力家”なところは、すごく惹かれるなって思いました。

 
――今回初収録で1話限りの放送とのことですが、音響さんや監督さんからのディレクションはどのようなものでしたか?

内山:最初に各キャラクターの詳細や「RS計画」の世界観について、かなり長い時間かけて説明してくださったので、ありがたかったです。佐神凛に関しては、“少年っぽさ”や“感情表現豊かな感じ”を出して欲しいと言われたので、それを念頭に置きました。

上坂:アフレコ前は「キャラクターが馴染まないまま終わっちゃったらどうしよう」と思っていたのですが、テストアフレコを念入りにして下さったり、キャラクターの説明を細かくして下さったので、結絃としてお芝居をするに集中できました。ディレクションは“カッコ良さを出して、女の子らしさをあえて出さないように”と言われた点を意識しながら演じました。


――本作の大きな魅力をひとつあげるとしたらどこでしょう?

内山:いろんな秘密が徐々に明かされていく作りになっているし、観終わった後も「じゃああれはどういうことなんだろう?」っていう疑問も浮かんでくると思います。だから、「RS計画」の不思議で複雑な世界がどういう世界なのかが徐々に分かっていって、いくつもの謎が解き明かされていくのが魅力だと思います。あと、リスクを負った戦闘というのが大きなポイントで、大切なものと引き換えに能力が発揮されるところが特徴的です。

上坂:雪さんに注目です。東機研(東京機巧研究所)のスタッフさんで、主席研究員。本当に面倒見がいいんです(笑)。あとはやっぱりボーっと見ていると時系列が移動するので、ちゃんと集中力を持って観ていただきたいなと思います。

 
内山:俺、台本読みながら、簡単な時系列の表みたいなものを作ったんですよ(笑)。現在、3ヶ月前、8時間前とかそういう感じで。そういう構造の作品なので、何度も観て楽しめるような作品になったらいいなと思っています。

上坂:あと、兵器である「むっつ」のデザインが渋いですよね。主人公というよりは、わりと量産型ロボみたいな。それでも頑張るけなげな感じがいいんですよ。ひらがなのロゴも珍しいと思います。むっつということは「やっつ」とか「ここのつ」とかいるのでしょうか(笑)。

 
スタッフ:今回は単発なんですけど、ぜひ視聴者のみなさんに作品を愛してもらって「もっと続きを観たいな」って思っていただけたら、シリーズ化にしていきたいなと思っているんです。そのトリガーになるような作品なので。

「むっつ」っていう名前も、上坂さんのような考え方をする人もいるだろうし、それぞれのキャラクターや、印象的なシーン、モチーフがガンガン放り込まれているので、それ全てに意味があるんです。意味合いを想像してみながら、観ていただけるとより楽しめるのかなと。あまり「ながら見」に向いている作品ではないと思いますね。

 
■ お二人の思い出のロボットアニメは?

――今回メカアニメというところで、これまで観た印象に残っているロボットアニメとかありますか?

内山:上坂さんはロボットアニメ観ますか?

上坂:私は生涯イチオシの作品があります。『装甲騎兵ボトムズ』が大好きなんです。ロボットって大きいイメージが私の中であったんですが、『装甲騎兵ボトムズ』は4メートルくらいのロボットで戦うんです。主人公がどんどん機体を乗り捨てていくのも斬新でしたね。あとは、次回予告が特徴的でカッコよかったり、主題歌が子ども向けアニメとは思えないアダルティなメロディだったり……私の大好きな要素が詰まっていました。

内山:それいくつの時に観てたんですか?

上坂:中学生の頃ですかね。多感な時期に観てしまって(笑)。ミリタリー好きだったので、戦車好きの延長だったんですけど。

内山:僕は『新世紀エヴァンゲリオン』が印象的で。大学生のころにテレビシリーズが再放送されていたのでハマって、夜中に実家のリビングの電気を全て消して一人で観ていました。そこから旧劇場版まで一気に観ました。


――では、最後に作品の見どころを踏まえて、オンエアを楽しみにされている方々にメッセージをお願いします。

内山:この一本の中にたくさんの要素が詰まっているので、じっくり観ていただいて、願わくば何度も繰り返し楽しんでもらえたら嬉しいですね。アフレコが始まるときに、今回のプロジェクトについて詳しく聞いたんですが、「面白い作品をつくろう!」というたくさんの人たちの思いで、この企画がアニメ化までたどり着いたんだなと感じました。

ここから「RS計画」が育っていってほしいとスタッフの方々は思っているし、そういう流れを伺って、キャスト皆もまた、作品への愛着を強めました。そういう思いでアフレコに臨んだので、視聴者の皆さんに愛される作品になってほしいですね。ぜひ楽しんでください。

上坂:すごく濃厚な30分になっています。ロボットアニメを観るときに私が楽しみにしているのは“どうにもならない状況をメカと人の思いで打破する”ところです。そういう展開はロボットアニメ的カタルシスがあってすごく好きなんです。

この作品もそこが濃密に描かれているアニメになっています。メカも個性的なデザインですし、キャラクターも様々な背景がある人物ばかりです。特番を観ていただいて、みなさまの声が大きければきっともっと結実すると思いますので、ぜひぜひ応援をお願いします。

 

◆『RS計画 -Rebirth Storage-』概要
<あらすじ>
西暦2025年――
突如出現した未知の脅威「機巧」は人類への攻撃を展開し、多くの都市がなすすべもなく破壊された。
窮地に立たされた人類だったが、日本で機巧の残骸が発見されたことをきっかけに設立された「東京機巧研究所」(東機研)を拠点に、機巧の兵器利用の研究が進められていく。
毒をもって毒を制すべく、機巧をもって機巧に対抗せんとするその方策は、人類に残された唯一の希望だった。

そして9年後。
発見された残骸を手がかりに開発された主力機巧「むっつ」の実戦投入が近づいていた。
「むっつ」搭乗パイロットの候補生として選ばれた少年・佐神凛(さがみ・りん)と少女・御堂結絃(みどう・ゆづる)は、人類の未来という大きすぎる希望を背負いながら、課せられた任務に果敢に立ち向かっていく。
だが、ふたりを待ち受けていたのは、あまりにも過酷な運命だった――



<STAFF>
原案:ロール
脚本:岸本みゆき
監督:亀井治
メカニックデザイン:佐藤周一郎
キャラクターデザイン:政尾翼(DeNA)
プロデューサー:松尾拓(フジテレビ)、野上雄一郎(DeNA)

<CAST>
佐神凛:内山昂輝
御堂結絃:上坂すみれ
三島雪:中原麻衣
六車譲治:日野聡
志水佳織:佐倉綾音
沢渡雄一郎:星野貴紀

【「僕たちの見たいメカアニメをつくろう製作委員会(メカつく)」について】
 「メカつく」(http://mechatsuku.estar.jp)は、2014年3月18日に「みんなが見たいメカアニメを、みんなでつくろう」というコンセプトで発表された、一般参加型のアニメ製作プロジェクトです。「E★エブリスタ」上でオリジナルアニメの企画を公募した一次選考には、500通を超える応募が寄せられました。そこから選出された5作品について、2014年6月にキャラクターデザイン、メカニックデザイン、シナリオをそれぞれ募集。最終選考に残った5作品は短編のパイロットフィルムが制作され、2015年2月にはフジテレビにて特番『僕たちはメカアニメジェネレーション ~鬼才誕生直前SP~』が放送されました。そして2015年3月、WEB上での投票によって再生数1位となり、グランプリを獲得したのが、今回放送が決定した『RS計画 -Rebirth Storage-』です。小説投稿サイト発の作品が、書籍化などを経ずにテレビアニメとして放送される稀有な事例となります。

>>『RS計画 -Rebirth Storage-』公式サイト
>>『RS計画 -Rebirth Storage-』公式ツイッター(@RSPROJECT_ANIME)

 
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