アツい話やふたりの共通点も満載！　千葉翔也さん＆安達勇人さん登壇「『ALL OUT!!』アニメ化記念・神高ラグビー部池袋遠征！」レポート

　神奈川高校（ジンコー）ラグビー部の熱戦と成長を描く人気マンガ『ALL OUT!!』が、TVアニメに！　“史上初のラグビーTVアニメ”として、2016年10月より放送がスタートします。

　豪華キャストに加え、監督には『寄生獣セイの格率』『アベンジャーズコンフィデンシャル：ブラック・ウィドウ＆パニッシャー』の清水健一さん、シリーズ構成・脚本には『Free！』の横谷昌宏さん、アニメーション制作にはトムス・エンタテインメント（『弱虫ペダル』ほか）、MADHOUSE（『ダイヤのA』ほか）、テレコム・アニメーションフィルム（『ルパン三世』シリーズほか）の3社が結集するなど、スタッフ陣も話題性バツグン！

　そんな本作が、6月23日（木）にアニメイト池袋本店でキャストによるトークショー＆サイン会を開催しました。ここでは、そのときの模様をレポートします。

■早くも“凸凹コンビ”の片りんが見えた……？　アツいトークショー!!

▲左から千葉翔也さん、安達勇人さん

　この日の登壇者は、千葉翔也さん（祇園健次役）と安達勇人さん（石清水澄明役）。拍手のなか登場し、早速トークが行われました。本作でははじめてのステージということでちょっとキンチョー気味のふたり。ともあれ、「（観客との距離が）めっちゃ近い！」とよろこんだほか、「今年の夏は暑いですけど、『ALL OUT!!』もめちゃくちゃアツくなると思います！」「秋放送ですけどね」「あ、そっか！」といったやりとりでわかせるひと幕も。緊張は徐々にほぐれていきます。

　また本作タイトルに触れ、安達さんは「いろんなところで『オールアウト』って使っちゃう」とコメント。「すべてを出し切る！」という意味だと説明しながら、その汎用性の高さを熱弁し「流行語ねらいましょう！」と、アニメ本編以外のところでも意欲を伝えてくれました。

　さらに『ALL OUT!!』収録に向け「筋トレはじめましたもん」と千葉さんが言うと、「俺もはじめたんだよ！」と安達さん。「イエーイ！」ハイタッチでよろこびを分かちあいました。なんでも、「祇園より弱すぎるからちょっとでも鍛えようと思って」「（石清水は背が高いから）身長伸ばそうと思って」と、ふたりとも自身が演じるキャラを理解するためにやっている様子。作品やキャラに対する愛情がにじみます。

　そんな流れではじまったキャラクターにまつわるトークでは、千葉さんが祇園の人物像ついて「読み返すたびに発見がある」とひと言。単純に見られがちな性格だけれど、コンプレックスや反骨心も抱いている人間味のあるキャラだとひも解き、「最初は『うるさくてかわいいなあ』っていう感じだったけど、尊敬できる子になった」と印象の変化を明かしました。

　これを受け安達さんは「石清水は自分に似てる。優しいところ、気遣いができるところ、温かいところ。全部なんですけど！」と淀みなく言って会場をわかせつつ、オーディション秘話も。なんでも、緊張していたため最初の名乗りで故郷の茨城なまりが出てしまったとか。ブースの外にいたスタッフ陣の大爆笑を見て「『終わった』と思った」そうです。

　ともあれ、見事に合格！　「心から演じたいと思っていた役だったから、運命だなと思ってます」と感慨深げに語りました。ふたりとも、思い入れはひとしお。熱のこもった言葉の数々に、観客の期待も高まります！

　続くセリフ披露でさらに場内をアツくした千葉さんと安達さん。その後も「ふたりで食事に行って、2時間ずーっと『ALL OUT!!』の話をした」というプライベートのエピソードや「実は履いているボトムが同じブランド」といった裏話を明かしました。先の筋トレのエピソードもそうですが、不思議と共通点の多いふたり。キャラだけでなく、キャスト自身のコンビネーションもすでにバッチリ！と言えそうです。

　こうして、放送情報やキャスト情報などの告知を経てトークショーはエンディング。「こうしてみなさんに会えると、これから『ALL OUT!!』頑張っていこう！という気持ちが何倍にもふくれあがりました」（千葉さん）、「これからもっと“遠征”できるといいなと思いますので。これからも『ALL OUT!!』よろしくお願いします！」（安達さん）と改めて気合いたっぷりにあいさつ。その後のサイン会へと繋げました。

　“1年凸凹コンビ”の片りんが垣間見えた、今回のイベント。本編ではどんなふうに演じ、アツい物語を牽引してくれるのでしょうか……!?　注目するほかなし!!

［取材・文／松本まゆげ］

>>TVアニメ『ALL OUT!!』公式サイト
>>TVアニメ『ALL OUT!!』公式ツイッター（＠allout_anime）