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『ガルパン』第2次ハートフル・タンク・カーニバルをレポート!

『ガールズ&パンツァー 最終章』制作決定のサプライズ発表に日本中が歓喜! 今後の展望も匂わせた「第2次ハートフル・タンク・カーニバル」は驚異の出演者30名!!

去る8月28日、パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催された「第2次ハートフル・タンク・カーニバル」では、『ガールズ&パンツァー 最終章』制作決定の一報がサプライズ発表! 時を置かずに公式ツイッターでも公開されたそのビッグニュースは、瞬く間に日本中を駆け巡り、待ち望んだ続編に沸き立つ声、『最終章』とついたタイトルに複雑な想いを抱く声を含めて大反響を巻き起こした。

イベント自体も大盛況で、総勢30名という圧巻の出演者、劇場版の後日談を描く朗読劇、佐咲紗花さんの歌唱の横で高橋美佳子さんがフルコーラスを踊りきった「あんこう音頭」など、数々の伝説を生み出した。

【出演者】
あんこうチーム/渕上舞(西住みほ役)、茅野愛衣(武部沙織役)、尾崎真実(五十鈴華役)、中上育実(秋山優花里役)、井口裕香(冷泉麻子役)
カメさんチーム(生徒会)/高橋美佳子(小山柚役)、植田佳奈(河嶋桃役)
アヒルさんチーム(バレー部)/菊地美香(磯部典子役)、吉岡麻耶(近藤妙子役・アンチョビ役)、桐村まり(河西忍役)、中村桜(佐々木あけび役)
カバさんチーム(歴女)/仙台エリ(カエサル役)、森谷里美(エルヴィン役)、井上優佳(左衛門佐役)、大橋歩夕(おりょう役)
ウサギさんチーム(1年生)/竹内仁美(澤梓役)、中里望(山郷あゆみ役)、多田このみ(阪口桂利奈役)、山岡ゆり(宇津木優季役)、秋奈(大野あや役)
カモさんチーム(風紀委員)/井澤詩織(園みどり子役・後藤モヨ子役・金春希美役)
レオポンさんチーム(自動車部)/山本希望(ナカジマ役)、石原舞(スズキ役)、金元寿子(ホシノ役・カチューシャ役)
アリクイさんチーム(ネット戦車ゲーム)/葉山いくみ(ねこにゃー役)、倉田雅世(ももがー役)
景浦大輔(役人役)
ChouCho(主題歌アーティスト)、佐咲紗花(挿入歌アーティスト)

大洗女子チームの声優26人がパンツァージャケット姿でずらり!

前説に蝶野正洋・ガルパン応援大使がサプライズ登場。あの野太い声で開演中の注意事項を説明し始めたかと思いきや、「わかってるかオラァ!?」と客席を煽り、会場の温度を一気に高める。



オープニング映像では、本日のイベントが「大学選抜チームに勝利して廃校を免れた大洗女子学園が、パシフィコボコハマで行う祝勝会」であることが告げられ、あんこうチームによるオープニングライブ「GOING PANZER WAY!」で早くも場内は最高潮に。続いてボコられグマのボコに紹介されながら、「戦車道行進曲!」に乗って総勢26人のキャストが登場する。しかも全員が、背中にチームマークを入れたパンツァージャケット姿!







一列に並ぶとステージの端から端まで届く人数だけに、自己紹介も一言ずつで行われるが、その短い持ち時間にもネタを入れてくるキャストが続出。中上育実さんは秋山優花里の決めセリフ「ヒヤッホォォォウ! 最高だぜぇぇぇぇ!!」を観客と唱和し、歴女チームもそれぞれ印象的なセリフや歴史ネタを絡めてコメントする。風紀委員の3人を一人三役で演じる井澤詩織さんが、1人で「カモさんチーム」と呼ばれる様子も笑いを誘った。

自己紹介が終わると、なにやら不穏なBGMが流れ、劇場版で大洗女子学園を廃校にしようとした「敵役」の役人がスクリーンに登場。大学選抜チームに勝利して浮かれる大洗女子チームに、イベントの即刻中止を告げる。しかし、生徒会長の角谷杏がスクリーンに現れ、「戦車道すごろく」をクリアすればイベントを続けられるとの条件が示される。


続いて立会人兼司会進行役としてスーツ姿の男性がステージに現れ、観客が一瞬戸惑うも、「文科省の役人を演りました、景浦大輔でございます」と名乗った瞬間に客席は大喜び! ステージには巨大すごろく盤と巨大サイコロが運び込まれ、「チームを4つに分けて、止まった場所のミッションに挑戦しながらゴールをめざす」というゲームのルールも景浦さんから説明される。しかもゴールできなければ「イベント中止の上、あんこう踊り」という罰ゲームも!?

まずはあんこうチームからで、渕上舞さんが代表してサイコロを振るが、出た目は1。さらにミッションのセリフ当てクイズでは、ズルして客席からヒントを貰った上であんこうチーム全員ハズレという大失態。「お前らのガルパン愛はこんなものか!?」と景浦さんに煽られる。

2番手はカメさん、アヒルさん、カモさんの合同チームで、ミッションはアンチョビ、園みどり子、カチューシャのモノマネだが、オリジナルキャストのアンチョビ役・吉岡麻耶さんと園みどり子役・井澤詩織さんが本人の役をやるのは禁止されてしまう。では誰がやるかというところで、全員がやる気満々で手を上げるという珍しい状況が生まれ、吉岡さんと「事務所が一緒」の井澤さんがアンチョビ、カメさんチームがカチューシャとノンナ、アヒルさんチームが全員でそど子を担当。声優の底力を見せつけた。さらに、せっかくだからと本人も同じセリフを大サービス。吉岡さんのセリフの後には会場から「ドゥーチェ!」コールも巻き起こった。

3番手のカバさん、レオポンさんチームは、2分以内に10問以上正解すればクリアとなるジェスチャーリレーに挑戦。ガルパンに関連したワードが出題されるが、「戦車」「輸送機」といったミリタリー用語ではなかなか珍妙なジェスチャーが繰り広げられた。4番手はウサギさん、アリクイさんチームで、ダージリンの格言クイズを見事に正解した。

あんこう音頭や佐咲紗花さん&Chouchoさんのデュエットに大盛り上がり!

「戦車道すごろく」が一巡したところでハーフタイムショーとなり、準備が整うまでの間を景浦さんが客席とのトークで繋ぐ。話題のひとつとして、観客に劇場へ何回くらい足を運んだかを挙手で答えてもらった際には、10回以上で半数近く、50回以上でもかなりの数のサイリウムが挙がり、興行収入23億円を突破した原動力たる猛者たちがここに集っていることがよくわかった。

まずは「あんこう音頭」を歌いながら佐咲紗花さんがステージに現れ、そこに特製あんこうスーツ姿の高橋美佳子さんもお供で登場! かなりハードで罰ゲーム扱いすらされていたあんこう踊りを3番まで踊りきった高橋さんには、観客から惜しみない拍手歓声が贈られた。



ガルパンイベントには何度も出演しているものの、「あんこう音頭」しか歌ったことがなかったという佐咲さんは、続いて遊技機『ガールズ&パンツァー』で流れる「High-Flying Future!!」を初生披露。さらにChouChoさんを呼び込み、2人の初デュエット曲「希望の絆」も歌い上げる。


ハーフタイムショーの後は「戦車道すごろく」の続きとなるが、歌の効果でなんと全チームのコマが一気に一定地点まで進む特別対応が成され、序盤のあんこうチームの不振も帳消しに。しかしミッションの難易度も上がり、カメさん、アヒルさん、カモさんチームには「劇場版のアフレコはバラバラに行われたが、初日の収録日は何月何日?」という、観客からも助言しようのない難問が出される。これに各自の記憶を照らし合わせ、2分を超える長考の末に導き出した答えで正解をもぎ取った際には、キャスト陣からも大きな歓声が挙がった。


あんこうチームへの最後のミッションとなった、「ボコられグマのボコのぬいぐるみを使って即興でボコへの愛を表現する」というお題もキャスト陣を悩ませた。一発ギャグで乗り切った井口裕香さんから尾崎真実さんにパス。尾崎さんはボコに語りかける芝居で凌ぎ、続く中上さんは「ボコの中に入って西住殿にかわいがってもらうであります作戦」をキモオタ風に演じ、続く茅野愛衣さんはボコをぞんざいに扱いながら愛ある言葉を投げかけ、渕上さんは中上の内容を受け、「あれ? なんか優花里さんの匂いがする~!」と受けて笑いをゲット! 見事ゴールにコマを進め、「戦車道すごろく」を攻略した。

続いては待望のChouChoさんのライブで、劇場版イメージソング「GloryStory」、劇場主題歌「piece of youth」、西住みほ目線でガルパン世界を表現した作詞曲「眠れる本能」、すべての始まりとなったTVアニメOPテーマ「DreamRiser」を披露。今年デビュー5周年を迎えることができたのは『ガルパン』と出逢えたおかげと、改めて感謝を述べた。



▲左:初回盤 右:通常盤

▲左:初回盤 右:通常盤


※発売中のベストアルバム「ChouCho ColleCtion“bouquet”」には、ガルパン曲が5曲収録。10月末からは全国5箇所をまわるワンマンライブツアーも始まるChouChoさん。ライブの詳細は公式サイトにて

次期生徒会役員を決める重要エピソードが朗読劇に!

ライブコーナーの後は、劇場版の後日談を描くオリジナル朗読劇「選挙活動します!」。

2学期が始まり、廃校の危機を脱して一安心の大洗女子学園に突然持ち上がったのは、次期生徒会長選挙。様々な活動から3年生が引退する時期が訪れ、生徒会メンバーも全員3年生ということで、新たな生徒会役員を決めるための選挙が行われることになった。


強権を振るった角谷杏の印象から「生徒会長になれば、校則を自由にできる」という誤った認識で、邪な野望を抱いた立候補者が続出。全校生徒を入部させてバレー部復活を目論む。歴史科目を充実させる。ウサギ道を新設する。校則を守らない生徒のために座敷牢を作る。

それぞれの思惑を胸に、他チームとの協力を模索したり、裏取引を仕掛けたり、クッキーで買収したり、選挙カーでドリフトしたりと、候補者たちは個性的すぎる選挙戦を展開していく。終わってみれば、大洗女子学園が新体制に生まれ変わるという重要なエピソードで、本公演最大の見どころとなった。

続編制作決定! 完全サプライズ発表にキャストも泣いた!

ここで前生徒会長・角谷杏からのコメントがあるというのでスクリーンに注目すると、観たことのない新作映像に続いて『ガールズ&パンツァー 最終章』制作決定の発表が会場中を震撼させる。

朗読劇で結成されたばかりの新生生徒会や、雪模様、なにやら緊迫した様子などが映し出され、内容は皆目わからないものの期待感だけは最高潮に。観客はもちろん、出演者にも完全サプライズだったため、突然の映像にキャスト陣も戸惑いからの大歓喜を見せ、中上さんなどは泣き出してしまう。

次も劇場版なのか、いつ頃になるのかといった話はまだわからないが、新たな物語をもう一度味わえると決まったことで、『ガルパン』ブームは衰えるどころか、ますます盛り上がるのは間違いない。渕上さんからも「第3次ハートフル・タンク・カーニバル」開催への期待が語られた。




エンディングライブでは、大洗女子学園キャスト陣にChouChoさん、佐咲紗花さん、さらに観客も加わって、TVアニメEDテーマ「Enter Enter MISSION!」を大合唱! 最後は渕上さんが音頭を取り、全員での「パンツァー・フォー!!」で締め、とどめに11月13日の「大洗あんこう祭」に水島努監督が初出演するという情報も! 最後の最後まで密度の濃いイベントとなった。

[取材・文/設楽英一]

第20回大洗あんこう祭

日程:2016年11月13日(日)
場所:茨城県大洗町 大洗マリンタワー前広場
出演:渕上舞(西住みほ役)、茅野愛衣(武部沙織役)、尾崎真実(五十鈴華役)、中上育実(秋山優花里役)、井口裕香(冷泉麻子役)
初出演:水島努監督

「ガールズ&パンツァー 第2次ハートフル・タンク・ディスク」Blu-ray&DVD発売決定!

発売日:2017年2月24日
価格:Blu-ray 6000円、DVD 5000円(各税抜)
アニメイトオンラインショップでの購入はこちら


<特典>
新作ピクチャードラマ「選挙活動します!」(イベント内で行った朗読劇をピクチャードラマとして新規制作)
「不肖・秋山優花里の戦車講座」新作
「第4回大洗春まつり 海楽フェスタ」イベント映像<2016年3月20日開催>
 (出演:渕上舞、尾崎真実、福圓美里、高橋美佳子、植田佳奈)
「第25回 日本映画批評家大賞」授賞式映像<2016年5月25日開催>
 (出演:渕上舞、大洗の皆さん)※本作品関連の授賞式部分を抜粋して収録
「Ⅳ号戦車日本上陸作戦です!」イベント映像<2015年8月29日開催>
PV・CM集
<音声特典>
ミリタリーコメンタリー
<他、仕様>
新規描き下ろしジャケット

『ガールズ&パンツァー』公式サイト
『ガールズ&パンツァー』公式Twitter

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