かれら（ゾンビ）も朗読劇に参加!?　高橋李依さん、木村珠莉さん出演の『がっこうぐらし！』ハロウィンイベントレポート

　かれら（ゾンビ）の出現により崩壊した世界で、学校に立て籠もる女子高生たちの日常を描いたマンガ『がっこうぐらし！』。2015年にはアニメ化し、ニコニコ動画の再生数が最速で100万を突破するなど、大きな話題を呼びました。

　今回、そんな本作と錦糸町のショッピングモール「オリナス」が、ハロウィンに合わせて10月15日～10月31日の期間中、コラボイベントを開催！　オリナスは以前から、アニメ第4、5話で直樹美紀（みーくん）と祠堂圭が隠れていた商業施設「TRON」に似ていると話題になっており、今回はTRONの再現をテーマにイベントが展開されています。

　そして、キャンペーン期間中の10月22日には本ショッピングモールにて、直樹美紀役の高橋李依さん、祠堂圭役の木村珠莉さん登壇によるトークショーが開催！　観客の多くがかれら風のメイクを施しており、ハロウィンをテーマにした、オリジナルの朗読劇などもありました。本記事ではそのレポートをお届けします。

出演者も観客も扮装！　かれら（ゾンビ）と一緒にハロウィンパーティ！
　イベントが始まると、なんと高橋さんと木村さんがハロウィン衣装で登場！　高橋さんはオオカミ人間、木村さんは魔法使いの格好をして登壇します。登壇後のあいさつでは、高橋さんが「かれらの皆さん、お腹はすいてますか？」と一言。すると、かれらに扮した観客側から大きな呻き声が上がり、高橋さんと木村さんは「適応が早い！」「生きがいい！」と驚いていました。

　
　質疑応答が始まり今回のイベントに出演しての感想を聞かれると、高橋さんは「私、ずっと圭ちゃんと一緒に出たいと思っていたので、すごくうれしいです」と笑顔で答えます。また今回は、アニメに登場した商業施設のモデルとなっている場所でイベントが開催されているため、「私たちが離れ離れになったところでトークイベントができるなんて」と、感動の声を上げていました。

　木村さんは今回が『がっこうぐらし！』のイベント初出演らしく「まさに、この舞台になった場所で、初めてのイベントに参加させていただき感無量ですね」と、嬉しそうに話していました。

　
　続いて、今回のイベント会場がアニメの商業施設「TRON」のモデルだと知っていたか尋ねられると、最初知らなかった高橋さんは、アニメ放送期間中のツイッターのハッシュタグでモデルの存在を知ったとのこと。「ずーっと来たかったんですよ！　タワーレコードさんとかも圭ちゃんと行ったところだし」と、今回モデルとなったオリナスでイベントができたことを、とても喜んでいました。

　ちなみにトークショーに先駆けて、お二人はすでにショッピングモールの中を歩いたとのこと。木村さんはそのときのことを思い出しながら「『あ、ここに血まみれの人がいたのか……』と思っちゃいました」と話をします。さらに、施設内のタワーレコードに行った際には、アニメにも出て来た演歌コーナーにも案内されたとのこと。「演歌コーナーにも足を向けてもらえれば」とオススメしていました。

　
　ショッピングモールが登場した第4、5話のアフレコについて聞かれると、木村さんは美紀と圭が別れる場面について、「みーくんがずっと冷静だったのに、圭ちゃんが出てっ行ったあと太郎丸に当たっちゃって、『ごめん』って抱きしめてるシーンを思い出すと、アフレコ当時の場がピーンと凍り付くような芝居とかも思い出して、すごく印象に残ってますね」と熱く語ってくれました。

　また、圭がCDを買って音楽を聴いている場面については「CD買った後、すぐにCDプレーヤーで聞くシーンがあるんですけど、あそこで鼻歌をアドリブで入れていたら、『そんな明るい曲じゃないんで』って言われて、『え!?　どんな曲を聴いてるの』と思いながらオンエアを見たら、キャラに似合わずカッコいい曲を聴いてて驚きました」と、アフレコの裏話についても話し出し、会場が大いに盛り上がります。

　次に、話題が会場に来ている彼らのメイクをした観客の方へ移ると、今回参加しているイベントスタッフもノリノリでメイクをしていたらしく、木村さんが「『どうやって帰るのかな』って思うレベルまで変身されてる方もいるから……（笑）」と話し出します。すると、高橋さんも「オリナスに最初入らせていただいた時も、『おはようございます』ってあの顔で言われて、もービックリですよ！」と熱く語りだし、会場に笑い声が巻き起こりました。

▲かれら（ゾンビ）メイクの様子

　
観客はかれら（ゾンビ）役！　オリジナル書き下ろしの観客参加型朗読劇
　トークショーが終わると、次に行われたのは高橋さんと木村さんによる朗読劇！　アニメのショッピングモールを舞台に、ハロウィンを題材にした生朗読劇が行われました。しかも今回の台本は、原作者・海法紀光先生の書き下ろし！　会場のテンションは一気に上がるなか、「会場の皆様も朗読劇に参加してください」という予想外のアナウンスが流れます。

　そして、そのまま朗読劇が開始。最初、観客の中には状況が理解できない様子の方もいたようですが、スピーカーからかれらの声が聞こえるとすぐに状況を察したらしく、会場中にかれらの呻き声が響き渡ります。　さらに終盤には、美紀がさりげなくハロウィンイベントの宣伝を行ったことで会場は笑い声に包まれ、大盛り上がりのまま朗読劇は終了しました。

　
　朗読劇が終わると、観客の方々との記念撮影が行われ、登壇したお二人からメッセージが！　木村さんからは「今日は初めての『がっこうぐらし！』のイベントで、ほんとにあっという間にだったんですけど、みんなと写真を撮れたり美紀と一緒に朗読劇ができたり、すごく楽しい時間でした。」との言葉をいただきました。

　今までハロウィンパーティーに参加したことがなかったという高橋さんは、「みーくんと圭ちゃんで掛け合いができるのって、アニメが終わって以来です。アニメの放送が終わって、こうして朗読劇で皆さんに参加していただいて、そしてそれがここでできて本当に楽しいハロウィンパーティーにできました。」と、今回のイベントの感想を語ります。

　そして最後に、高橋さんが「皆さん、お腹いっぱいになりましたか？」とひとこと！　呻き声が再び会場中に響き渡り、イベントは終了となりました。