KING of HALLOWEEEENの座は誰の手に？「B-PROJECT 2nd Anniversary 『DARK in the HALLOWEEEEN』」レポート

西川貴教×志倉千代丸によるBIGアイドルプロジェクト「B-PROJECT」(以下、Bプロ)。誕生から2周年を迎えたことをお祝いするスペシャルイベント「B-PROJECT 2nd Anniversary 『DARK in the HALLOWEEEEN』」が、2017年10月1日(日)、東京・なかのZERO大ホールにて行われました。

イベントには阿修悠太役の花江夏樹さん、寺光遙日役の八代拓さん、増長和南役の上村祐翔さん、野目龍広役の大河元気さん、不動明謙役の千葉翔也さんらキャスト陣に加え、司会としてアメリカザリガニの柳原哲也さんが登壇。トークやモーションキャプチャーによるスペシャルライブを交えながら、2周年をファンと一緒にお祝いしました。

本稿では昼・夜と行われたうち、TVアニメ第2期の制作が発表された夜の部の模様をお伝えします。

　

「ハッピーハロウィーン」の挨拶で2周年イベントが開幕！
ステージに登場した声優陣は「ハッピーハロウィーン！」の挨拶とともに、「大人しくしないと食べちゃうぞ(花江さん)」「お菓子くれなきゃ悪戯するにゃん(八代さん)」「今日は最高のハロウィンナイトを過ごそうね(上村さん)」「大人しくしないと喉笛噛み千切っちゃうぞ(大河さん)」「盛り上がってくれないとイタズラしちゃうぞ(千葉さん)」とそれぞれ挨拶。『DARK in the HALLOWEEEEN』と題されたイベントタイトル通り、一足早いハロウィン気分を会場に届けてくれます。

この日は『KING of HALLOWEEEEN 決定戦！』なるコーナーを主軸に展開。1st、2ndステージと2回に分けてさまざまなゲームに挑戦し、優勝者には“KING of HALLOWEEEEN”の座が与えられるとともに豪華賞品がプレゼントされることに。豪華賞品のなかには「ギンザでシースー」を食べられる券も含まれており、声優陣の目にもやる気が漲ります。昼の部では大河さんが輝いた“KING of HALLOWEEEEN”の座。夜の部では一体どなたがこの称号をゲットするのでしょうか？　

1stステージは『クイズB-PROJECT』。Bプロに関する問題から、超常識問題までさまざまなクイズが出題。正解者には1ポイントが与えられるのに加え、柳原さんの「面白ければ1ポイント！」という言葉をきっかけに爆笑必至の大喜利へと展開していきます。

不動明謙のキャッチフレーズ「天真爛漫エンジェルピッグ」にちなんで「豚のつくことわざを“アイドル風に言って”？」というクイズが出題されると、ステージ前にせり出した上村さんがピンスポットライトに照らされながら「豚に真珠」と爽やかに。さらに八代さんもちょっぴりキュートに「豚もおだてれば木に登る」と囁いて、両者ともに1ポイントをゲット！　それに続いたのは花江さん。いそいそとステージ前に立って「どんくせぇ豚どもだな！」と罵声を浴びせると、会場からは悲鳴のような歓喜の声が湧きあがります。惜しくも(？)不正解となりましたが、ファンの心をぐっと掴んでいたのは流石です。

また、声優陣からもクイズが出題されました。八代さんが「普段仲良くさせてもらっている花江さんに謝りたいことがあります。それは何でしょう？」というクイズを出題すると、花江さんから「ドライブした時に後半疲れてちょっと無視したこと」「たまにタメ口になる」などさまざまな余罪を暴露されてしまいます。八代さんは花江さんの回答にあたふたしつつも、正解として「ネトゲ用にいただいたパソコンが大きすぎて使えていない」ことを明かし、花江さんに“ごめんなさい”していました。

そして、最後に出題したのは千葉さん。1位は大河さん、2位は花江さん、3位は上村さん、4位は八代さんだと発表した後、「僕が何にしたいランキングでしょうか？」と出題します。「悲しい気持ちにしたい人」「先生にしたい人」などの回答が飛び交うなか、八代さんは「4位の俺の気持ち……」としょんぼり。しかし正解は「上司にしたい人」であり、「八代さんは同期だと楽しそう」だと千葉さんから明かされると、嬉しそうな表情を浮かべていました。

　
迫力満点のスペシャルライブ映像に声優陣&ファン歓喜
ここでスペシャルライブ映像の上映がスタート。THRIVE「dreaming time」、KiLLER KiNG「極上フィクション」、MooNs「Brand New Star」、キタコレ「恋セヨ乙女」のステージが本物のライブさながらのカメラワークで映し出され、会場からは歓声が飛び交います。モーションキャプチャーで制作されたライブ映像は、キレの良いアイドルたちのダンスを見事に再現。カメラに向けてアイドルたちがウィンクや目配せをする場面もあり、臨場感たっぷりに楽しむことができます。映像を見ていた声優陣からも「鳥肌が立ちました」「めっちゃ動きますね！」と大絶賛のコメントが飛び交いました。

ニコニコ動画にて配信されているB-PROJECTラジオ『Bプロ ガンダーラBB＋』の出張コーナーでは、事前に募集したファンからのお悩み相談に声優陣が回答。「ハロウィンに女の子に着てほしいコスプレは？」などの相談に真摯な回答を返しました。

2ndステージのセクションでは、さまざまなシチュエーションの2択が出題され、“本当にモテる”と思う回答を選択し、それをファンがサイリウムで判定する「モテスト」コーナーが行われます。ここでは嘘をついたらわたわたしてしまうから正直に言うタイプ、嘘をついてでも相手の気持ちを思いやるタイプの2種類に分かれる回答が出ましたが、どちらの問題でも正直な気持ちを訴えていた方が指示される結果となりました。

　
上村さんが描く「狂気のうさぎ」が脳裏から離れない
『KING of HALLOWEEEEN決定戦』最後のコーナーは「HALLOWEEEEN CHALLEEEENG」。これまでのゲームは個人戦でしたが、ここからはチームワークを試す問題が出題されます。全員が一丸となって2つのゲームをクリアできた際には、来場者全員にハロウィン限定のマシュマロが配布されることに！　応援するファンの歓声にも熱が籠ります。

お題のイラストを10秒で描く「イラストリレー」では、イラストが得意な大河さん&花江さんが見事にお題を描くなか、イラストがあまり得意ではないという上村さんが“画伯”なイラストを描き、声優陣&ファンが大爆笑の結果に。なかでも「かわいいうさぎ」というお題では、大河さんがキュートなイラストを描いて繋いだにも関わらず、なぜか出っ歯で目を見開いた「狂気のうさぎ」を描き会場の目をくぎ付けに。これは正解ならずか……と思いきや、回答者の八代さんが見事に正解を導きだし会場は拍手で包まれます。

続く「スリーカウントプレッシャー」では、「“さ”がつく魚は？」「“ば”がつくスポーツは？」などの問題を3秒という短い時間で回答しなければなりません。普段ならばスラスラ解ける簡単な問題でも、時間制限というプレッシャーがかかる状況では声優陣も苦戦していたようです。途中何度か怪しい場面もありながら、最後は見事にクリアしてみせました。

2つのゲームを見事にクリアしてみせた声優陣。ご褒美として終演後に来場者全員にマシュマロが配布されることになると、“ありがとう”と言わんばかりの拍手が巻き起こりました。

そして気になる『KING of HALLOWEEEEN』の称号は、同点1位で花江さん&上村さんに与えられることに！　豪華賞品が入ったボックスが3つ用意されると、同じボックスをチョイスした花江さん&上村さん。ボックスのなかには「ギンザでシースー」と書かれた封筒が入っており、満面の笑みで喜ぶ2人の姿を見ることができました。

イベントの最後には声優陣から一言ずつコメント。笑顔のままにイベント終了かと思いきや、ここで会場が暗転。ステージ中央のモニターに映像が映し出されると、TVアニメ第2期の放送&4thシングルの制作決定が発表され、会場からは割れんばかりの歓声が巻き起こります。

そんな発表に嬉しそうな表情を浮かべた声優陣。なかでもTVアニメ第1期では出演していなかったKiLLER KiNGの姿が映像にあったことについて、千葉さんは「クイーン(KiLLER KiNGのファン呼称)のみんな、お待たせ！」、八代さんは「ちょっと泣きそうです。先輩たちの輝きをずっと見ていたので、嬉しいですね」と喜びの気持ちを語る場面もありました。

2周年を迎えTVアニメ第2期の放送も決定したB-PROJECT。4thシングルでは14名のソロ曲&全員歌唱の新曲が収録予定など、気になる情報が目白押しです。今後の発表に注目しながらも、Bプロとしての活動から目が離せません！

[取材・文／河内香奈子]