映画
『劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~』舞台挨拶をレポート

これからの抱負を絵馬に!細谷佳正さんはもっと嫌われるような役をやりたい!?『劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~』舞台挨拶をレポート

2018年1月13日、全国で上映開始された劇場版第3弾『劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~』の舞台挨拶が、新宿バルト9にて行われました。

前作は「女型の巨人」との死闘を繰り広げた主人公・エレンが所属する調査兵団でしたが、今作は「壁とはなにか、戦士とは誰か、真実は何処にあるのか」がテーマ。新たな敵との遭遇、そして衝撃の真実が明らかになるなど、目が離せない内容となっています。

イベントには、梶裕貴さん(エレン・イェーガー役)、石川由依さん(ミカサ・アッカーマン役)、井上麻里奈さん(アルミン・アルレルト役)、細谷佳正さん(ライナー・ブラウン役)、橋詰知久さん(ベルトルト・フーバー役)らキャスト陣に加え、肥塚正史監督が登壇。

劇場版についての感想や、7月より放送開始となるTVアニメSeason3の意気込みを語るほか、巨人が描かれた絵馬に今年1年の抱負を登壇者それぞれが発表してくれました。

本稿では、そんな舞台挨拶の様子をレポートとしてお届けします!

Season3はリヴァイがメイン!?
MCの呼び込みとともに客席後方から梶裕貴さん、石川由依さん、井上麻里奈さん、細谷佳正さん、橋詰知久さん、肥塚正史監督ら6人が順に登場!

一人ずつ挨拶をした後は作品を振り返ることに。本作はTVアニメSeason3への期待が高まるものになっているのではないかとMCが梶さんへ振ると、「ここから見始めた人がいたとしても分かりやすいものに仕上がっていて、Season3への伏線も詰め込まれている、充実した内容だなと感じました」と教えてくれました。

ここでキャスト陣もまだ見ていないというSeason3の新ビジュアルが初解禁されました! リヴァイと新キャラクターらしき人物の写るビジュアルを見た梶さんは「ついに僕、降板じゃないですか!」と笑いながらにツッコミをいれます。



登壇者の演じるキャラクターが誰も写っていないことに監督が「いかにリヴァイがSeason3の根幹にいるのかを伝えるためにこのようになっています」と釈明してしていましたが、主人公を演じているだけあって梶さんは納得できていない様子。

井上さんが「リヴァイ班の話ということですか?」と尋ねると、「そういうことです」と監督。エレン含む他キャラクターもちゃんと出てくるとのことですが、やはり主軸となるのはリヴァイであることが監督のコメントからひしひしと感じられました……!

TVアニメにはなかった新規カットについても話題となりました。最後、どのようなシリアス展開で次に繋げるのかと気になっていた梶さん。実際視聴してみて予想を裏切る展開だっただけに驚きを隠せなかったとのこと。

また、ここでもリヴァイ兵長を推していたことに憤っていました。それに監督は「Season3への意気込みの意味もあって、リヴァイ班をここで紹介しておく必要があったんです」となんとか説得していました。Season3に繋げるための映像がどのようなものになっているかは、ぜひその目で確かめてください!

今年1年を抱負として発表!
続いて、登壇者それぞれが今年1年の抱負を書いた“巨人絵馬”を発表してくれました。

梶さんはエレンのセリフにもある「駆逐してやる!」。もうかれこれ『進撃の巨人』の放送から5年ほど経ち、「人生の5、6分の1は駆逐人生でしたね、2018年もよろしくお願いします」とコメント。

作中で調査兵団が活動するときに乗っていたので、「馬に乗る!!」という抱負を掲げた石川さん。3年ぐらいずっと「乗りたい、乗りたい」と言っているそうですが、なかなか実現できていないので今年こそとのこと。

インドア派な井上さんは家の外へ出るべく「外の世界へ」。今後世界にも『進撃の巨人』を広めていきたいという気持ちも含めているそうです。

どんどん酷いことをして嫌われる役をやりたいと言う細谷さんは「クズの役を演りたい」。Season2で衝撃の事実が発覚したライナーですが、ファンからしてみるとなかなか嫌いになれないキャラクター。そんな彼のことを細谷さんは「ライナーみたく保険を残したくない、正真正銘のクズを演じたい」と意気込んでいました。

橋詰さんは「裏切りたくない!」。「作品のなかでは嘘をついていたからこそ、プライベートでは嘘をつきたくない」と口にします。

監督はもちろん「TVアニメSeason3成功!」。「夏に向けてみんなで作っているので、ぜひみなさん楽しみに待っていてください!」と期待の高まるコメントを残してくれました。

劇場版の印象に残ったシーンについても語り合います。石川さんが印象に残ったのは最後の告白のシーン。梶さんと石川さんは分かれたブースで、お互いの声を聞きながら同時進行で収録していたとのこと。そんなアフレコ現場の裏話を会場に足を運んだファンは聞き入っていました。

井上さんは「改めて劇場で通して見てみると、アルミンの細かな感情が出ていて、いい映画になっていたな」と振り返ります。

イベントもいよいよ閉幕が近づき、登壇者を代表して梶さんが「Season2の劇場版を皮切りにTVアニメSeason3に流れを繋げていければなと思います。引き続き応援よろしくお願いします」で締めくくりました。

最後は本作おなじみの「心臓を捧げよ!」のポーズを、梶さんの掛け声とともに観客全員ととり、イベントは幕を閉じました。



[取材・文/阿部アキラ]

作品情報
『劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~』
2018年1月13日劇場公開



<STORY>
壁とは何か。戦士とは誰か。
真実は何処にあるのか。
信念、衝動、運命が
今激突する。
2018年放送予定のSeason3に繋がる覚醒の物語――

<CAST>
梶 裕貴(エレン・イェーガー)
石川由依(ミカサ・アッカーマン)
井上麻里奈(アルミン・アルレルト)
下野 紘(コニー・スプリンガー)
小林ゆう(サシャ・ブラウス)
三上枝織(クリスタ・レンズ)
藤田 咲(ユミル)
細谷佳正(ライナー・ブラウン)
橋詰知久(ベルトルト・フーバー)
谷山紀章(ジャン・キルシュタイン)
嶋村 侑(アニ・レオンハート)
津田健次郎(ハンネス)
朴璐美(ハンジ・ゾエ)
小野大輔(エルヴィン・スミス)
神谷浩史(リヴァイ)
子安武人(獣の巨人)

<STAFF>
原作:諫山創(別冊少年マガジン/講談社)
監督:肥塚正史
シリーズ構成:小林靖子
音楽:澤野弘之
アニメーション制作:WITSTUDIO
配給:ポニーキャニオン

劇場版「進撃の巨人」Season2公式サイト
アニメ「進撃の巨人」公式ツイッター(@anime_shingeki)
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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