22/7(ナナブンノニジュウニ)メンバーが2ndシングルを語る

22/7(ナナブンノニジュウニ)西條和×花川芽衣×宮瀬玲奈: 2ndシングル「シャンプーの匂いがした」を語る/インタビュー

秋元康とSony Music RecordsとAniplexがタッグを組み誕生したデジタル声優アイドルグループ「22/7(ナナブンノニジュウニ)」。応募総数10,325名の中から選ばれた11人の少女たちと、日本のアニメ界を代表するクリエイターが生み出した8人のキャラクターたち。二次元と三次元の両方で活動を展開する新たなプロジェクトだ。

3月24日には『AJNight 2018』にも出演。大きな歓声の中で堂々としたパフォーマンスを繰り広げた。そんなが22/7が4月11日に2ndシングル「シャンプーの匂いがした」をリリース。フルCGによるアニメーションMVはクオリティも非常に高く、見ごたえがある。だが何より曲が全曲素晴らしいので、ぜひじっくりと聴いてみてほしい。今回は、メンバーの西條和さん、花川芽衣さん、宮瀬玲奈さんにインタビュー! 表題曲の魅力を語ってもらった。


 

「もっと前に飛ばさないとお客さんに届かない」常に成長し続ける姿勢が美しい

――宮瀬玲奈さんと西條和さんは、アニメイトタイムズ初登場になります。自己紹介をしていただいてもよろしいですか?

宮瀬玲奈さん(以下、宮瀬):宮瀬玲奈です。普段はツインテールをしています。私は趣味で将棋をやっていて、今4級を持っているんですけど、段の取得までいけたらなって思ってます。結構高い壁なのでくじけずにやっていきたいです。

――将棋のアプリをやっていましたよね?

宮瀬:はい。ちゃんと将棋連盟公認のアプリで、5級から賞状をもらえるんですよ。4級だからもうもらえるんですけど、2級くらいになったらもらおうかなって(笑)。

――ちなみに宮瀬さんはアニメも見たり?

宮瀬:今、『恋は雨上がりのように』を見てます。

――女子高生が、40歳を過ぎたファミレス店長に恋をする話ですよね。

宮瀬:アニメのあとは実写化もされるんですよね。大泉洋さんが店長役だと知って、見に行かなきゃ!って思いました。

――やっぱり女子高生目線で見るんですか?

宮瀬:橘あきら目線ですね。頼れる店長っていうのは尊敬するところがあるし、シチュエーション的にも現代ならありそうだなって。あと怪我で部活を辞めちゃったりするところも青春だと思います。あきらは、純粋な恋心があって、自分に正直に生きているところがすごくカッコいいし可愛いなと思って、恋を応援しちゃってます!

――続いて、西條さん。

西條和さん(以下、西條):西條和です。最近ハマっているものは、エレベーターの匂いです。

――え…。それはどういう?

西條:ここ(事務所)はそんなでもないんですけど、エレベーター自体の匂いが好きで……。壁にカーペットみたいなのが張ってあるところがあるじゃないですか。そういうところのエレベーターの匂いが好きで。今、住んでいるマンションはそんな感じなので、乗っては目一杯息を吸って、でも吸いすぎて毎日むせて、むせながら家に帰ってます(笑)。

――むせるんだ……(笑)。他に好きな場所とかはあるんですか?

西條:人口密度が低い場所を探すのが得意です! 人がいないところが好きなので。

――花川さんは最近、何がお気に入りですか?

花川芽衣さん(以下、花川):再放送で『シュタインズ・ゲート』がやってて、やっぱり面白いなって思いました。ループモノのアニメがすごく好きなので『シュタゲ』は大好きなんです。また新作(TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』)も始まるので楽しみです。

――ゲームも好きでしたよね?

花川:ゲームはNintendo Switchを手に入れたので、『ゼルダの伝説』を一番熱中してやっています。メンバーでは帆風千春ちゃんと白沢かなえちゃんもSwitchを持っているので『スプラトゥーン2』を一緒にやったりしました。

――2/27にディファ有明で『割り切れないライブ ~シャンプーの匂いがした~』を開催しましたが、キャラクターによるバーチャルライブとリアルライブ。両方やるのは、22/7ならではの面白い試みなのかなと思うのですが、舞台裏はどんな感じなのですか?

宮瀬:スタンバイがモーションキャプチャースーツなんですよ。でも、そのあとにリアルライブがあるから制服に着替えるんです。モーションキャプチャースーツって髪の毛がついただけで狂ってしまうらしくて、ツインテールにしてもらったのも上に上げてるんです。だから着替えだけじゅなく、髪も直してもらってるんです。

――結構バタバタしてそうですね。

宮瀬:結構裏では、モーションキャプチャースーツでみんながウロウロしているから、普通の現場では見られない光景なのかなって思います。

――キャラクターでMCもやっていましたけど、ちゃんと客席と会話してましたよね。

宮瀬:あれは結構近くで聞いてるんですよ!

――やっぱりスーツを着てるとキャラクターになりきる感じですか?

花川:私はスーツを着たときからキャラクターのつもりで歩いてます。たぶん花川芽衣個人で出たときとは全然違うと思います。

西條:私は、あんまり変わらないかもしれない…。滝川みうちゃんとはもともと似ているなって思うところがたくさんあるので、モーションキャプチャーで自分の動きがそのままみうちゃんになっていると思うと、一心同体感がすごくあるというか。みうちゃんがいるなーって思えるので嬉しいです。

――イベント自体はどうでしたか?

花川:キャラクターと一緒にライブができるのは嬉しかったし、キャラクターと一緒に作り上げることができたライブだったなと思います。だからこそ、アンコールが嬉しくて泣いちゃったんですけど、まだまだこれからキャラクターと一緒に成長していかないといけないなって実感したライブでした。

――自分の成長とか、反省したことはありますか?

西條:やっぱり反省点は多かったです。終演後に映像を見たんですけど、練習でできていたことが、本番ではできてなかったり。練習のときのビシっとした感じと、ライブでお客さんがいることによってそれを楽しんでいる気持ちがあって、それが両方うまく合わされば良いライブになると思うんですけど、私たちはまだどちらかに偏っているところがあると思ったので、これからは両方のバランスを上手く取れたらいいなって思いました。

花川:ライブのときはあれが精一杯だったんですけど、あとで映像を見直してみると、自分が目指しているところからは程遠くて。何であの場でできなかったんだろうっていう悔しさというか、自分に対しての憤りがあったんです。ライブで自分が目指しているものをびしっと見せられるようになりたいなって思いました。

宮瀬:私も映像を見て反省する点が多かったです。パフォーマンスで魅せることを自己完結しちゃってたなって。魅せるという気持ちでやってたけど、もっと前に飛ばさないとそれはお客さんに届かないんだなっていうのはすごく感じました。

成長したと思うところは、1stシングルのライブのときよりも、ダンスや歌で自分を見てもらうことに慣れてきたというか、恥ずかしいという気持ちはなくなってきたところだと思います。でもグループとしてもっと伸ばさないといけないところがあるなって。トークもそうだし、初めてああいう会場でやらせていただいて、飛ばすことの意識など、課題になる点はたくさん出てきました。

新曲「シャンプーの匂いがした」のMV、アニメーションPVではアフレコも経験!

――すごく反省しているのは、たぶんそれだけ努力をしているからだと思うんですけど、実際1stシングルのライブのときからは確実に成長していると思いました。で、そこで披露された新曲「シャンプーの匂いがした」ですが、聴いたときの印象と、ライブで披露したときの感触を教えてください。

宮瀬:最初に聴いたときは、爽やかで可愛らしくて、新しい感じの曲だったので驚きが大きかったです。この曲は、伝えることができなかった淡い恋心というのがテーマになっているんですけど、その淡さは春にふさわしいきれいな感じがあると思っています。それとこの曲は、本当に笑顔で踊っているので、ファンの方々に聴いていただいたときに、みんなが「わ~!」ってなってくれていたのを肌で感じて、嬉しいかったです。

――歌詞はわりと切ない内容だと思いましたけど、笑顔で歌うというのは決めていたんですか?

宮瀬:みんなで表情を笑顔にしようと言っていたんです。切ない歌詞だけど、失恋で終わるというものではないので、憧れの中で自分の心は動いているので、笑顔で表現したい曲だなって思いました。

――花川さんはいかがですか?

花川:デビューシングルのときとは違った曲調で、聴いていると切なく感じる歌詞なんですけど、その中に春らしさや、爽やかな中の力強さも感じて、不思議な曲だなって思いました。自分で表現する側になると、やっぱり笑顔がこの曲には大事なのかなと思いました。間奏の部分で強い想いが出る振り付けがあるんですけど、そことの対比という意味でも、笑顔で踊ることが大事だなって。ファンのみなさんも春らしくて、可愛い曲だねって言ってくれたので、今までと違った曲調に新しさを感じてくれたのかなって思いました。

西條:曲だけを聴いたときは歌詞が切なくて、でも曲が爽やかだったので個人的にも好きな曲だなと思いました。振り付けもすごく可愛くて、どんどんアイドルらしい感じになっていったんです。私、可愛く踊るのが得意ではないから馴染めるのかが不安だったんですけど…。でも、ディファ有明のライブのときに、ファンの方に、笑顔が良かったよって言っていただけたので、これからも私なりの「シャンプーの匂いがした」を表現できたらいいなって、今は思っています。

――この曲は、西條さんと宮瀬さんが歌い出しなんですよね。

宮瀬:1stシングルのc/w「地下鉄抵抗主義」でも同じだったので、一緒に歌うの2回目だねって話をしたんです。「地下鉄抵抗主義」は力強く前へ前へという曲だったけど、今回は爽やかな曲なので、私は爽やかに歌うことを意識していました。

西條:私はもともと声が低いので、れいにゃん(※宮瀬さんのこと)の可愛い声を消してしまっては申し訳ないと思って……。でも一緒に爽やかさを出そうと頑張りました。

――花川さんは、天城サリーさんと一緒ですね。キャラクターだと金髪コンビです。

花川:はい。金髪コンビです(笑)。サリーちゃんとは「地下鉄抵抗主義」で一緒だったんですけど、2人で可愛らしさを意識して頑張りました。

――この曲のMVは、どうでした?

宮瀬:想像を遥かに超えたMVでした。私たちの知らなかったキャラクターたちの動きがあったり、性格も見えたりしたので、自分を忘れて、ただただのめり込んじゃいました。

――海乃さんを中心に考察もされてましたよね。

宮瀬:すごかったですよね! 私も考察を書きたいって思いました。

――西條さんのキャラクターである滝川みうは、何の絵を描いてたんですかね?

西條:え~~何だろう…絢香ちゃんの絵なのかなって思うんですけど……。でもMV全体的なことだと、最初のみうちゃんの設定は「無」なので、それを結構意識していたんですけど、MVの中であんな表情をするんだ!っていうのがすごくあって。まだまだ知らないいろんなみうちゃんがいるんだなって思ったので、もっと知りたいと思いました。

花川:キャラクターがみんなすごく可愛かったです。でもやっぱり(自分が演じる)斎藤ニコルちゃんに目が行ってしまって…。今回は(藤間)桜ちゃんと一緒に金髪コンビでいることが多かったんですけど、追いかけっこしてるシーンがすごく可愛くて!! ニコルちゃんが追いかけられてるーって思ってました(笑)。結構ツンツンしてるニコルちゃんがいっぱい見られて、ツンツンニコルちゃんも可愛いな!って思いました。

――自分の推しのキャラクターだけに集中して見るのも面白いですよね。キャラクターPV「あの日の彼女たち」もYouTubeで公開されましたよね。アニメーションで動いてるキャラクターに声を入れていました。day01では、西條さんと花川さんのキャラクター(滝川みうと斎藤ニコル)が登場しましたが、アフレコはどうでしたか?

花川:結構苦戦しました。ちょっとの息遣いでもニュアンスがたくさんあるので、何が正解なのか、自分でその正解に辿り着くまでがすごく大変で。でも、その正解に辿り着かないとニコルちゃんではないし、魅力が伝わらないなと思って、頑張りました。

――映像見てどうでした?

花川:なんか、しゃべってるーーって(笑)。声を当てているときは、客観的に見れてなかったので仕上がりが想像できなかったんですけど、出来上がったこと自体がすごく嬉しいです!

西條:やっぱり朗読とは全然違うなって。自分のペースで読むのが好きなので、朗読は最近苦手ではなくなってきたんですけど、アフレコになると、映像に合わせて、気持ちを作ってみうちゃんになっていないといけないからすごく難しくて。もともとアニメに馴染みがなかったので最初は本当にわからなくて……。

まずは一度やってみようって録ったんですけど、自分の声が浮いてるとしか思えなかったんです。レッスンの先生とか、いろんな方に相談して、なんとか収録できました。


宮瀬:立川絢香ちゃんの出番はまだなんですけど、私もまだアフレコの経験がないので、今2人の話を聞いて「なるほど」って思ったし、私もやるんだなって実感がすごく湧いてきて「頑張ろう!」って強く思いました。

――さて、シングルの話に戻りますが、3形態すべてに収録されるc/wの「人格崩壊」はどんな曲ですか?

花川:この曲は信じていた人に裏切られてしまって、自分では平静を装っているけど、内に秘めてる気持ちと外の自分がまったく違っていて、そこで自分がごちゃごちゃになってしまって、自分が何なのかわからなくなってしまった曲なのかなって思いました。このまま愛してても自分がダメになるだけなのに、それを認められないでいる主人公なのかなって。

――セリフ調のところは大変でしたか?

花川:歌で言うのは初めてだったので、ちゃんと曲の雰囲気、世界観を出せるように意識して頑張りました!

――その他、それぞれの形態に入る曲が、3曲ともめちゃくちゃ良い曲なんですよね! どの曲が好きですか?

西條:え……(悩んで)「やさしい記憶」……。

宮瀬:私は「叫ぶしかない青春」……。

花川:え~、選べない…。スタッフさんにも聞かれたんですけど、全曲って言っちゃったんですよね(笑)。

――その気持ち、わかります。5曲すべて良い曲ですよね! では全曲好きってことにしましょうか?

宮瀬:あ、それが許されるなら、私もなごみんも全曲好きです(笑)。


[取材・文・撮影 塚越淳一]

リリース情報

セカンドシングル『シャンプーの匂いがした』
4月11日発売

○初回仕様限定盤 Type-A(SRCL9713~4)
CD+DVD+トレカ(Type-A アーティストトレカ11種のうちランダムで1枚封入)
¥1,667(税抜き)
〈CD〉
1、シャンプーの匂いがした
2、人格崩壊
3、やさしい記憶
4、シャンプーの匂いがした -off vocal ver.-
5、人格崩壊 -off vocal ver.-
6、やさしい記憶 -off vocal ver.-
〈DVD〉
「シャンプーの匂いがした」music video

★初回仕様限定盤 Type-A 封入特典★
「イベント参加券 or スペシャルプレゼント応募券」1枚封入

 
○初回仕様限定盤 Type-B(SRCL9715~6)
CD+DVD+トレカ(Type-B アーティストトレカ11種のうちランダムで1枚封入)
¥1,667(税抜き)
〈CD〉
1、シャンプーの匂いがした
2、人格崩壊
3、叫ぶしかない青春
4、シャンプーの匂いがした -off vocal ver.-
5、人格崩壊 -off vocal ver.-
6、叫ぶしかない青春 -off vocal ver.-
〈DVD〉
1、Documentary of 22/7
★初回仕様限定盤 Type-B 封入特典★
「イベント参加券 or スペシャルプレゼント応募券」1 枚封入

 
○通常盤(SRCL9717)
CD ¥1,111(税抜き)
1、シャンプーの匂いがした
2、人格崩壊
3、循環バス
4、シャンプーの匂いがした -off vocal ver.-
5、人格崩壊 -off vocal ver.-
6、循環バス -off vocal ver.-

 

セカンドシングル『シャンプーの匂いがした』発売記念個別握手会

5月6日(日)都内某所
5月26日(土)都内某所
6月9日(土)都内某所

forTUNE MUSIC HP

★セカンドシングル『シャンプーの匂いがした』発売記念リリースイベント開催決定
詳細ページ

★「22/7 割り切れない集い-演劇編-」開催中!
詳細ページ

 
22/7(ナナブンノニジュウニ)公式サイト
22/7(ナナブンノニジュウニ)スタッフ Twitter

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