アニメ
『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』開発トークショーレポ

『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』はアニメファン垂涎の中島かずきさん書き下ろしによるifストーリー! 主人公は鬼龍院皐月(CV:柚木涼香さん)!

2018年9月20日(木)~23日(日)の期間で開催中の「東京ゲームショウ2018(TGS2018)」。本イベントに、アニメーション制作会社トリガーが2013年に制作し、今なお語り継がれる人気作『キルラキル KILL la KILL』のゲーム『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』(以下、本作)が出展!

2019年発売の本作をいち早く見られるという事で、出展のアークシステムワークスブースには多くのファンや報道陣が詰めかけました。本稿ではこの会場で行われた『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』開発トークショーの模様をレポートします。

ここでは、アークシステムワークスが手掛ける『GUILTY GEAR Xrd』を思わせるアニメのような3Dで再現された纏流子や鬼龍院皐月を、キャラクターデザインを手掛けたすしおさんが直接監修する一幕も……!?

【出演者】
若林広海さん
すしおさん
山中丈嗣さん
溝田英明さん

アニメファンも楽しめる簡単操作の対戦アクション

登壇者が揃ったところで、まずは本作がどういったものかを解説。アニメ放送から5年を経てのゲーム化となりましたが、山中さんは「5年経ってもファンの熱量が高い」と驚いた様子でした。

当初は不安もあったようですが、トリガー側としても放送から5年後にゲーム化するとは思いもよらなかった様子。

本作は『BLAZBLUE』や『GUILTY GEAR』といった対戦格闘ゲームの“アークシステムワークス”制作となりますが、アニメファンのみなさんがプレイすることを想定し、難しいシステムや操作を排除した簡単操作の対戦アクションがコンセプトにあるそう。


また原作再現が徹底しており、3Dモデルやバトル演出などは、原作アニメでキャラクターデザインを担当したすしおさんが、細かいところまで拘りを持ってチェックしているとのこと。



加えてほぼ毎週のように監修会を開いているそうで、その際には印刷したモデルデータの上に紙を置き、すしおさんがそれに書き込んでいくという形で進行。

このステージでその模様を実際に見せてもらえるというとで、今回は流子と皐月の“戦維喪失奥義”のカット修正を行うことに。この“戦維喪失奥義”は、発動条件があるもののヒットするだけで対戦相手に勝利できるという代物で、特殊な演出を見られるそう。

理想的なものをさらに上の段階へ

その間にステージでは、本作の企画が動き出すまでの裏話や作品へのこだわりが明らかに! 大変な監修作業とそれを受けての修正作業について若林さんは、アニメ制作における作画監督修正のような作り方を行っていることを明かしてくれました。

また、アークシステムワークス側が上げてくれた基本の段階で理想的な『キルラキル』にはなっているそう。しかし、トリガー側としてその理想的なものをさらに良くしたいという欲がでてきてしまうくらいだと語っており、本作がアニメからのファンが満足できるものになっていることを窺わせます。

本作の企画についてはなんと2014年頃から動いていたようで、『BLAZBLUE』シリーズの森利道プロデューサーのツイートがキッカケになったとのこと。


そして新情報の解禁も! なんと今回のゲームのストーリーは原作脚本の中島かずきさん書き下ろしの新作エピソードとなっており、原作のある地点から分岐したifになっているようです。

さらに主人公は流子ではなく皐月になるそうで、テレビアニメでは登場しなかった皐月の神衣“純潔”の最終形態“純潔神髄”が登場します。そのシルエットを解禁したところで、すしおさんによる監修が終了に。



スクリーンショットからの修正点としては、たなびく髪や皐月の愛刀“縛斬”についている飾りをはじめとした揺れものの表現や、刀を握る手など細かいところに手がが加わっており、これを受けてどのようにブラッシュアップされるのか期待したいところ。

流子のほうもさらにダイナミックでケレン味の効いたポージングとなっており、『キルラキル』らしさがさらに溢れていました。


こだわり抜かれた原作再現が熱いバトルを生む!

先日行われたばかりだという収録の裏話も挟みつつ、ここでトークセッションが終了。若林さんとすしおさんによる本作の体験コーナーへと移っていきます。

ここではおふたりが4回ほど対戦を行い、各キャラクターが動いている様を実際にみることができました。



本作ならではのシステム“血威表明縁絶”では、“挑発”“愚弄”“罵倒”の3すくみで対戦相手との読み合いを行うことになり、勝つことでキャラクターが強化されるなど色々なリターンを得られる模様。


原作再現もバッチリで、流子には第1話に登場した袋田隆治(CV:岩田光央さん)戦の再現があったり、猿投山渦(CV:檜山修之さん)にはあの「面!胴!小手!」も……!?

もちろん蟇郡苛(CV:稲田徹さん)の極制服のモードチェンジも完全再現! 縛(しばり)の装で自らに鞭打ちゲージを貯め、死縛(しばき)の装に変身することができました。


アニメさながらにキャラクターを動かして遊べることがわかったところで、そろそろイベント終了の時間に。アニメの『キルラキル』で副監督を務めた雨宮哲さんによる『SSSS.GRIDMAN』の紹介を挟んだところでひとことずつコメントを述べていくことに。

すしおさんは自身の愛する作品『AKIRA』が2019年を舞台とした物語だと述べると、そんな年に自身の関わった『キルラキル』のゲームで遊んでもらえることが嬉しいと話しました。

新たな参戦キャラクターも判明し、まだまだこだわりを持って制作中の本作。アニメとはまた違ったストーリーが描かれるという事なので、待ち焦がれたファンの方が多いことと思います。ぜひとも2019年の発売に期待しましょう。
 
[取材・文・撮影/胃の上心臓]
 
『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』公式サイト
テレビアニメ『キルラキル』公式Twitter(@kill_la_kill)

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