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『映画刀剣乱舞』脚本家・小林靖子さんインタビュー

『映画刀剣乱舞』脚本家・小林靖子さんインタビュー|精鋭ぞろい! 刀剣男士たちは戦闘のプロフェッショナル集団

名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』。

2015年のゲームリリースからこれまでにアニメ2本、ミュージカル、舞台など数多くのメディアミックスを成功させ、2018年紅白歌合戦にはミュージカル『刀剣乱舞』の刀剣男士らが出演するなど、今まさに社会現象となっている大人気コンテンツ。

発表からおよそ一年、初の実写映画化作品『映画刀剣乱舞』がいよいよ2019年1月18日(金)から全国公開となります。

脚本を務めたのは『侍戦隊シンケンジャー』『烈車戦隊トッキュウジャー』『仮面ライダー電王』『ジョジョの奇妙な冒険』『進撃の巨人』など、特撮、アニメにて数多くの人気作品を手がける小林靖子さん。

アニメイトタイムズでは、そんな小林靖子さんにインタビューを実施!『映画刀剣乱舞』のストーリーを作り出す上で意識したことや、“『映画刀剣乱舞』の本丸”について伺いました。

映画刀剣乱舞としてゼロから作ったストーリー

――『刀剣乱舞-ONLINE-』を実写映画化してシナリオを書く際に、どんな点を意識されましたか。

小林靖子さん(以下、小林): まず原案のゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』が、RPGのように物語があるものではなく、しかし登場するキャラクターや設定は決まっているという形だったので、それを崩さないよう意識しつつもストーリーはゼロから作る、という形でした。

――初の実写映画化へのハードルはありましたか。

小林:ゲーム内容の情報収集という点においては少し時間がかかりましたが、ストーリーを作る上で特にハードルはなかったですね。

キャラクターを掴むための参考資料が舞台作品かゲームでのセリフなどで、『ゼロよりはあるけれど漫画ほどは無い』という状態でした。

またキャラクターを演じるのが舞台版と同じ役者さんで、その舞台上でのキャラクター、そしてゲームでのキャラクターと、その二つがすでに固まっていたので、その部分を映画作品として自分の中に落とし込むのに苦労したという感じです。

――大胆な設定の歴史ミステリー、これはどのように作られていったのでしょうか。

小林:ある程度のベースは私が提案しましたが、制作陣みんなで話し合って決めていきました。

最初は、『メインは三日月宗近』という事以外は決まっていなかったので、どの時代にするか、どういう方向性でいくのかなど、色々話していく中で段々とストーリーが決まっていった感じです。

途中で一度決めたものを「でも何か違うな」など熟慮し、いったんストーリーを壊して作り直したりもしました。

刀剣男士たちは戦闘のプロフェッショナル集団

――『映画刀剣乱舞』の本丸には、舞台『刀剣乱舞』と同じキャストが多く出演していますが、展開を考えていく上で舞台版を意識された部分はありますか。

小林:舞台『刀剣乱舞』は拝見していましたが、特に寄せることはしなかったですね。シナリオを書いている人間が違うと自ずとキャラクターも変わってきますのであまり意識はせず、 “『映画刀剣乱舞』の本丸”を作っていきました。

原案であるゲームでの各刀剣男士の性格など、基本的な部分はしっかり踏襲しつつも、シナリオを書きながら刀剣男士たちの会話をやり取りさせてみて、キャラクターを掴んでいったという感じです。

他の作品で刀剣男士たちがの葛藤はかなり描かれていたので、今作ではその段階はすでに踏まえた上で『戦闘のプロフェッショナル集団』として描き出しました。

もちろん刀剣男士たちそれぞれの確執や感情などは色々あるので、その部分はきちんと残しています。

――刀剣男士たちと、歴史上の人物が発するセリフを書き分けるなどはありましたか。

小林:言葉づかいという点で刀剣男士たちは昔の刀剣でありながら、ちょっと今風なんですよね。そういうところは原案に寄せるようにして、織田信長や羽柴秀吉らは完全に昔の言葉づかいにしました。

――ちなみにもし小林さんが側に近侍を置くなら、どの刀剣男士が良いですか。

小林:あまり詳しくはないのですが、もし料理が得意な刀剣男士がいるならそれで……。

――料理好きというと燭台切光忠というのが一振りいますが……?

小林:あっじゃあそれでお願いします(笑)。

一同:(爆笑)。

ファンも、初めて『刀剣乱舞』に接する人も一緒に楽しめる!『映画刀剣乱舞』

――今作で小林さんが表したかったテーマ、または軸は何でしょうか。

小林:三日月宗近の流れ、そして織田信長と三日月宗近の関係性ですね。そこに全てが集約されています。核となる部分なので、二人が格好良く見えれば良いなあ、と思って書いていました。注目して観て頂きたいです。

――歴史ミステリーとしても衝撃のストーリー展開のようですが、いかがでしょうか。

小林:そうですね、詳しいことは言えないのですが、そっちの部分もしっかり作りつつ、アクションの方もかなりボリュームがあるのではないかという作りになっています。

――最後に『映画刀剣乱舞』の見どころ、そして皆様へのメッセージをお願いします。

小林:見どころは、もう全てと言っても良いです。先入観を持たずに観て頂きたいですし、「初めて“刀剣乱舞”に接する人が観ても分かる」という作品にする、というのも重要なポイントとして作ってきましたので、そういうお客様にも楽しんで頂けたら大成功かなと思います。

そして『刀剣乱舞』のファンの方は、そうでない方も連れて一緒に観て頂けたら嬉しいです(笑)。

個人的には、あちこちに散りばめられているアクションシーン・戦闘シーンも見どころだと思います。監督が刀剣男士たち皆をものすごくカッコ良く撮ってくださっているので、是非そういう場面も含め、お客様にも楽しんで観て頂きたいと思います。

映画公開を楽しみにしているお客様への先入観やネタバレがないよう、配慮しながらも丁寧にインタビューに応じてくださった小林さん。自分に近侍を置くならば料理と家事が得意な刀剣男士が良い! とのことで、思わず取材の場が笑いに溢れるキュートな一面も!

歴史ミステリーとして様々な『もしも』がストーリーに潜み、さらにボリューム満点のアクションで刀剣乱舞のファンも初めて観るお客様も、皆が楽しめることを目標としたと言う『映画刀剣乱舞』、今から公開が待ち遠しいかぎりです!

[取材・文/加藤日奈 写真/鳥谷部宏平]

『映画刀剣乱舞』作品情報

2019年1月18日(金)全国ロードショー
 

 
■原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
■監督:耶雲哉治
■脚本:小林靖子
■配給:東宝映像事業部

『映画刀剣乱舞』公式サイト
『映画刀剣乱舞』公式ツイッター(@toukenmovie2019)

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