秋アニメ『俺を好きなのはお前だけかよ』パンジー役・戸松遥さん×ひまわり役・白石晴香さん×コスモス役・三澤紗千香さんヒロイン座談会｜ギャグの中にたまにある大事なシーンも注目して――

恒例のベンチでの2ショットシーンにはある決まりごとが!?

――ジョーロは1話から表裏があるキャラとハッキリ見えているし、他のキャラも割とまっすぐに見える中、パンジーのミステリアスな感じは対照的な立ち位置で、その対比もおもしろいなと思いました。

戸松：パンジーと顔見知りになって、つっこまれるようにならなければ、白ジョーロのまま、隠し通せたはずだったと思うけど、パンジーの出現でジョーロの内面が暴かれてしまって、ジョーロや周りの歯車が狂い始めて、物語が動いていきますからね。高校生活はイケイケで、巨乳の女の子と、宣言していたけど、好意を表に出してくれたのはパンジーだけで、タイトル通り、「お前かよ」となったのはおもしろかったですよね。

――ひまわりとコスモスから好意があると手応えを感じて、どっちを選ぼうかと悩んでいたくらいだったのに、まさにジョーロの思惑は暗転して。

戸松：1話の主役は実はベンチですからね(笑)。

白石：ジョーロと各ヒロインが、2人でベンチに座って話すシーンがありましたが、ひまわりは演じ方や言葉の区切り方を似せられるように意識しました。

三澤：コスモスが先で、白石さんは「コスモスのマネをしてやってね」と言われていて。「ごめん～！」と(笑)。

白石：コスモスがやっていたのを見させていただいてメモをして、アドリブも似せられるように。私以降のベンチのシーンがあるヒロインたちも同じ感じで。サンちゃんも。

戸松：ヒロインではないけど(笑)。

三澤：前髪くるくるまで一緒でした(笑)。力が入るシーンですね。

各ヒロインの変化と見るごとにハマっていくパズルのピースを楽しんでください

――改めて本作の魅力や見どころ、皆さんへのメッセージをお願いします。

三澤：タイトルやキービジュアルから普通のラブコメではないという違和感は覚えていただけると思いますが、実際にアニメを見ていただくと毎週、小さなものから大きなものまで裏切りがあって、それが納得できたり、「そっちだったか!?」と爽快感さえ感じさせてくれます。

ちゃんと人間ドラマもありつつ、ギャグもあって、各話の中にいろいろな感情がギュッと詰まっている作品です。今後、各ヒロインはとんでもないことになっていきますが、特にコスモスはどんどんギャップが広がっていきますので、その部分も楽しんでいただけたらと思います。

白石：新しい感覚のラブコメであり、性別や年齢関係なく、幅広く楽しんでいただける作品だと思います。たくさんの裏切りが次のお話が見たいという欲求と興味につながっているので、最終話まで見逃さないでいただきたいです。

作品を見る中で、みなさんそれぞれ推しキャラがいると思うのですが、この作品ではエピソードごとに「あれ？　あれ？」の連続で最後まで推しキャラが定まらないかもしれません……。だってヒロインみんな、かわいいんですよ。

おもしろすぎて見逃されてしまうかもしれないので、ここで強調しておきたいと思います(笑)。そんなギャップがあるヒロインたちの中でもひまわりは割と安定感があるほうだと思いますが、現場ではたまに「ウザい」と言われることも多くて……。

一同：(笑)

三澤：アザとすぎるところがあるんですよね。「そんなこと普通しないよね？」と言われることもよくあって(笑)。

白石：そんなひまわりですが、ひまわりパワーをみなさんに充電するのでぜひ。

三澤：それが一番アザいんだよね(笑)。

白石：最後まで楽しんでください。

戸松：いろいろな意味で人間不信になっていくアニメだと思います。

一同：(笑)

戸松：あまりにもみんな、裏表がありすぎて、それぞれが計算で動いていくエピソードが続くので、新しいキャラが出てくるたびに「この子もウソをついているに違いない」と疑いの目で見てしまいます。裏がある人がいたり、ない人がいたりとそこがおもしろさでもあって。巧妙に作られた作品なのでパズルのピースがハマっていく感覚になると思います。

基本的にはギャグなのでテンポ感と、みんなの天然ボケ感に対して、振り回されるジョーロの気持ちで見ていただけたら。作中でそれぞれのキャラの心の中にある闇や葛藤も描かれていて、パンジーはジョーロの核心をつくシーンが結構あり、お話のキーになる瞬間でもあるので、ギャグの中にたまにある大事なシーンも注目して見てください。

パンジー自体も今のメガネおさげになった理由も明らかになっていきます。最後まで見た後にもう1回、最初から見ると「ああ、そうだったんだ！」と発見できることもあると思うので、まずは最後までご覧になっていただけたらうれしいです。

[取材・文／永井和幸]

連載バックナンバー

?インタビュー掲載情報?
アニメイトタイムズにて、駱駝先生（原作者）×#山下大輝さん（ジョーロ役）の対談記事を掲載中！

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■アニメイトタイムズ対談記事https://t.co/SqrhKeG9lE

「#俺を好きなのはお前だけかよ」は10/2(水)24:30～放送開始?
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— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) October 19, 2019

TVアニメ『俺を好きなのはお前だけかよ』作品情報

放送情報

TOKYO MX：10月2日（水）より毎週水曜24:30～
とちぎテレビ：10月2日（水）より毎週水曜24:30～
群馬テレビ：10月2日（水）より毎週水曜24:30～
BS11：10月2日（水）より毎週水曜24:30～
テレビ愛知：10月2日（水）より毎週水曜26:05～
読売テレビ：10月7日（月）より毎週月曜26:29～

※放送・配信日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
　

あらすじ

俺はパンジーこと三色院菫子が大っ嫌いだ。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ。もし、気になる子からデートに誘われたらどうする？

当然意気揚々と待ち合わせ場所に向かうよね。そこで告げられた『想い』から、とんでもない話が始まったんだ。
　

　

スタッフ

原作：駱駝（電撃文庫刊）
原作イラスト：ブリキ
監督：秋田谷典昭
副監督：守田芸成
シリーズ構成・全話脚本：駱駝
キャラクターデザイン：滝本祥子
美術監督：諸熊倫子
背景スタジオ：スタジオ天神
色彩設定：岡亮子
撮影監督：廣岡岳
撮影スタジオ：Nexus
3D監督：齋藤威志
3DCGスタジオ：ワイヤード
編集：坪根健太郎
編集スタジオ：REAL-T
音響監督：郷文裕貴
音響効果：中野勝博
録音調整：八巻大樹
音楽：藤澤慶昌
音楽制作：Aniplex
アニメーションプロデュース：BARNUM STUDIO
アニメーション制作：CONNECT
製作：「俺好き」製作委員会
　