アフレコ現場はリアル地学部!?　指出毬亜さんが作品を通して気がついた何気ない日常のキラキラ――冬アニメ『恋する小惑星』声優インタビュー連載第2回

『まんがタイムきららキャラット』（芳文社）にて連載中のQuro氏による4コマ漫画作品『恋する小惑星（アステロイド）』（以下、『恋アス』）。

本作のTVアニメが現在好評放送中！　高校の地学部を舞台に、“小惑星を見つけたい”という夢を持つ主人公を中心に展開される地学系女子（ジオジョ）による青春ストーリーです。

アニメイトタイムズでは、声優陣へのインタビュー連載を実施！　第2回は、イノ先輩こと猪瀬舞役・指出毬亜さん。キャラクターに懸ける想いや、収録・オーディションの裏話など、作品のこれまでやこれからを語っていただきました！

バックナンバー

第1回　木ノ幡みら役・高柳知葉さん＆真中あお役・山口愛さん
第2回　猪瀬舞役・指出毬亜さん
第3回　桜井美景役・東山奈央さん
第4回　森野真理役・上坂すみれさん

アフレコ現場はリアル地学部!?

―― 前回のインタビューや第1話の先行上映会では、メインキャストのみなさんが愛称で呼び合っていると伺いました。指出さんは「ちゅんるん」という愛称で親しまれているようですが、どのような由来があるのでしょうか。名前に「ちゅんるん」要素が見当たらないような気がして……。

猪瀬 舞役・指出毬亜さん（以下、指出）：お母さんが付けてくれたあだ名です！　「すずめの頭みたいに顔が丸いね」という話をきっかけに、鳴き声のチュンチュンがちゅんるんに変化しました（笑）。

―― なるほど！　現場では東山さんが率先してあだ名で呼び合おうと提案したり、雰囲気を作ってくれたんですよね。

指出：そうですね。最初は奈央さん（桜井美景役・東山奈央さん）がみんなのあだ名を決めたりと、現場を和ませてくれました。奈央さんとすみぺさん（森野真理役・上坂すみれさん）の存在がとても大きいですね。

奈央さんはみんなを引っ張ってくれることはもちろん、アドバイスをしてくれたりと、安心させてくださる存在です。すみぺさんもみんなをいつも優しく見守りつつ、たまに場を和ませるような一言を放つのですが、それに奈央さんがツッコミを入れて……と、まさに作中の桜先輩とモンロー先輩のような空気感で（笑）。現場に足を運ぶと地学部の雰囲気をそのまま味わえます！

―― ちなみに、先行上映会で上坂さんがおっしゃられていた、指出さんは差し入れのお菓子にアフレコをしている、というお話も気になっていて……。

指出：差し入れの「あんころりん」に顔が付いていて、食べようとしたときに「可哀想に……」と思い、食べる前に思い出を作ろうとして「僕、あんころりん！」みたいなアフレコをしました。そうしたら、その姿をすみぺさんに見つかりました（笑）。

―― どの現場でもされるんですか？

指出：そうですね。お菓子が大好きなので！　顔とか付いているとアフレコしちゃいますね。差し入れはいつも私が最初に見に行って「今日はバウムクーヘンだったよ！」とか、みなさんをお菓子の方に誘導しています（笑）。そうしてお菓子の周りでお話をして、仲を深めています！

―― 『恋アス』らしいほのぼのした現場なんですね。差し入れには宇宙食もあったそうですね。

指出：はい、初めて食べました！　チョコレートケーキや杏仁豆腐などの味があって。杏仁豆腐に関しては固形だったので最初は戸惑いましたが、口に入れたらそのままの味でびっくりしました（笑）。ほかにもお好み焼きがあったのですが、こちらもソースの味が濃厚で驚きました。

―― 差し入れの中で、特に印象的だったものは？

指出：個人的にも好きなバウムクーヘンですね。バウムクーヘンの地層のような形が『恋アス』っぽくて、視覚的にも印象深かったです！