声優
内田彩4thシングル「Reverb」発売記念インタビュー

内田彩さんがアーティスト活動5年間を振り返る! 4thシングル「Reverb」発売記念インタビュー

「声」

――MV撮影のお話もありがとうございます。今回のシングルは、ほぼ両A面と言ってもいいくらいにカップリングの「声」も印象的でした。こちらについてもお聞きしたいです。

内田:hisakuniさんの曲ですね。今回、カップリングでこの曲を歌います!ってなった時に「もっとあたためて、別の機会にバーンってやらない?今、歌うの勿体ないよ!今、歌えるかな...?」って色々な思いが溢れてきちゃって...。それくらい神々しく感じたんですよ。

先程、ソロ活動でのターニングポイントはライブってお話をしましたよね。

――ええ。

内田:ライブでファンの方から元気やいろいろなものを受け取って、私が少しずつアーティスト活動に自信を持ててきた頃に、この歌を歌いたいって選ばせていただいたのが、hisakuniさんの曲だったんです。たくさんのデモ曲から選ばせていただくときも、ことごとくhisakuniさんだったり。

そんなことがたくさんあって、hisakuniさん大好き! みたいな(笑)。

――あはは(笑)。

内田:私が好きな楽曲を選んで歌った時に、ファンの皆さんもそれが好きだって反応が返ってきた時が本当に嬉しくて。(私は)好きなことをやってもいいのかもしれない?って思った結果、コンセプト・アルバム(『Sweet Tears』&『Bitter Kiss』)が生まれたんですよ。

――楽曲面で内田さんとすごく相性がいいクリエイターさんがhisakuniさんなのですね。

内田:そうですね。去年の末にhisakuniさんのお子さんがご誕生されたんですよ。お子さんの写真見て可愛いなぁってお話したり。自分のことのように嬉しかったんです。それで、「子どもが生まれた時に新しく自分の中に生まれた気持ちを曲にしてみました」と言われて届いたのが今回の曲で。

――それはすごいですね……。

内田:そうなんです! 今歌えないかもしれない! って思うほどに壮大じゃないですか。でも、アーティスト活動の5年間のタイミングでこんな素敵な曲をいただけたので「....勇気を持って歌います!」と。

――とても素晴らしい曲なのはもちろんですが、とても難しい楽曲だろうなって思いました。

内田:すっごく難しかったです。仮歌の段階からもう完成してる感があったんですよ。本番用の歌詞まで出来上がったデモが届いて聴いてみたら、「いい歌...」って涙がこぼれてきちゃいそうになって。

「これどうやって歌おうかな」って迷っちゃうくらい。仮歌さんのモノマネになっちゃダメだなって考えたくらいだったんです。

――そこまでだったのですね。

内田:どうしたものか...と。楽曲は年末にいただいていて、年始の仕事はじめがレコーディングだったんですけど、年末年始はずっとこの曲のことばっかり考えてました。

私、みんなが求める内田彩像にずっと悩んでいたりもしてて。「声」を聴いたことで、あなたはあなたでいいんだよ。自分で自分の声を聞くことが大切なんだよって気付かされた気がします。うん。自分で自分を抱きしめるような感じ。

曲を通じて年末年始はこれからどうやって生きていこうかなって考えてみたり。

――かなり深いところまでいきましたね。

内田:色々な意味ですごく考えさせられた曲になりました(笑)。

――歌詞の中には内田さんのツイートに書かれていたメッセージも入っているそうですね。

内田:そうなんです。2019年に再スタートを切って発表したアルバムが「Ephemera」で。(※内田彩さんが所属していたレーベルZERO-Aが2019年3月に事業停止を発表)そのリード曲「DECORATE」もhisakuniさんにいただいて、「今の私が、今の私だから」歌えた曲だと感じたんです。

「声」もとてもいいタイミングでいただけたなって。しかも、タイトルが「声」じゃないですか。

――凄くシンプルですよね。

内田:じつはhisakuniさんから「タイトル『声』にしたいんですけど……」と相談されたんです。もちろん問題ないですってお返ししたんですけど。新しく5周年を迎える私の背中を押してもらえたような気がしていて。今まで5年間応援して来てくれた皆さんがいるから、自信を持って歩いて行こうって思える私になれました。そんな気持ちを代弁するような一曲になっていると思います。……でも無理なことはせず!

――一方で無理なことはしない、と。

内田:私だけじゃなくて日々頑張っている人たちに届く歌詞だなって思っていて。何か辛いことがあったら抗いたくなっちゃうじゃないですか。でも、無理はしなくていいんだよ、自分を大事にしていいんだよって。

――なるほど。「声」で内田さんが特にここを聴いて欲しいというパートはありますか?

内田:そうですねぇ……。特に2番の歌詞かなぁ。ダメな自分を受け入れてもいい。そんなメッセージが込められています。

私、毎日こうしよう、あぁしようって色々と考えちゃうタイプなんですよ。家に着いたら明日の予習して、洗濯機回して、身体にいいもの食べて、お皿洗って……みたいな。

――生活感ありますね(笑)。

内田:全然関係ない話してもいいですか?

――もちろんです。

内田:「声」をいただいて「そっか、自分のことをもっと褒めてもいい。ダメな自分も受け入れていい」と自分の(心の)声を聴いた結果、年始に食洗機を買ったんですよ(笑)。

――なるほど(笑)。使い心地はいかがですか?

内田:もうめちゃ便利!食洗機を動かすのが楽しくって。あれだけ嫌だったお皿洗いが楽しいな〜って(笑)。これから嫌だなって思ったことは、他の方法で解決していけばいいんだなって発見がありました。

「声」の歌詞に「例えばこんな歌が いつか 誰かを灯せたなら」というフレーズがあるんですけど、この曲を聴いた人がそんな風に思ってくれたらいいなって思います。

音楽活動の5年間、大変なこともたくさんあったんですけど、ライブで私を見守ってくれるみんなの笑顔に支えられてきたので。今までの私がギュッと詰まっている曲なので、じっくりと聴いていただきたいです。

――「声」をライブで聴けるのは3月14、15日の「AYA UCHIDA 5th ANNIVERSARY LIVE」になりそうですか?

内田:……かもしれないです(笑)。

――これは当日が楽しみですね。それでは最後にファンの方へメッセージをお願いします。

内田:2019年「Ephemera」で新しい一歩を踏み出して、2020年一発目のシングルです。今までとはまた違う私が詰まった楽曲になっています。自信を持っていいモノができたと言えるシングルができました! 楽曲もビジュアル面も隅から隅まで楽しんでいただければ嬉しいです。

――ありがとうございました!

[取材・文/川野優希]

内田彩 4thシングル「Reverb」CD情報

発売日:2020年3月4日(水)

初回限定盤:CD+DVD COZC-1631-2 ¥1,900+tax


 
通常盤:CD COCC-17745 ¥1,300+tax


 

収録内容

01.Reverb
作詞:大西洋平 / 作曲・編曲:黒須克彦

02.声
作詞・作曲・編曲:hisakuni

03. Reverb (Instrumental)

04. 声 (Instrumental)

※初回限定盤にはDVD「Reverb」ミュージックビデオ+メイキング収録
 

「Reverb」アニメエンディング映像公開中!

特典情報

メーカー特典:ポストカード(オリジナル特典実施店舗は対象外)

アニメイト・ゲーマーズ購入特典:ブロマイド2種よりランダムで1枚プレゼント

詳細はこちら

内田彩 -Aya Uchida- Music Channel
日本コロムビア公式サイト

タイアップアニメ情報

TVアニメ「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-」

【放送情報】

AT-X:2020年1月9日より毎週木曜日23:00~
TOKYO MX:2020年1月9日より毎週木曜日23:30~
BS11:2020年1月9日より毎週木曜日23:30~
サンテレビ:2020年1月9日より毎週木曜日24:30~

【配信情報】

dアニメストア: 2020年1月9日より毎週木曜日23:30~

【INTRODUCTION】

2043年7月15日、各々のプレイヤーによって千差万別、否、“無限”のパターンの進化を辿る

独自のシステム<エンブリオ>を有するダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>が発売された。

それまでのVRMMOが実現できず、技術的に不可能とされてきた要素を備えていた

<Infinite Dendrogram>は瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻した。

大学受験を終えて東京で1人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二は、長い受験勉強の終了を記念して、

かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を始めるのだった──。
 
【STAFF】

原作:海道左近(HJ文庫/ホビージャパン)
キャラクター原案:タイキ
監督:小林智樹
シリーズ構成・脚本:百瀬祐一郎
キャラクターデザイン:中田正彦[WHITE FOX]
背景:プロダクション・アイ
音楽:平松建治
音響監督:小泉紀介
アニメーション制作:NAZ

オープニング・テーマ:悠木碧「Unbreakable」
エンディング・テーマ:内田彩「Reverb」

【CAST】

レイ・スターリング:斉藤壮馬
ネメシス:大野柚布子
シュウ・スターリング:日野 聡
ルーク・ホームズ:小市眞琴
バビロン:高田憂希
ユーゴー・レセップス:村瀬 歩
キューコ:小倉 唯
マリー・アドラー:日笠陽子
リリアーナ・グランドリア:悠木 碧
ミリアーヌ・グランドリア:春瀬なつみ
チェシャ:井澤詩織
フィガロ:鈴村健一
迅羽:東山奈央
エリザベート・S・アルター:内田彩

ほか

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