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「アイドルマスターシンデレラガールズ 7thLIVE TOUR Glowing Rock!」Blu-ray発売記念!出演キャストインタビュー

「アイドルマスターシンデレラガールズ 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock!」Blu-ray発売記念! 出演キャストインタビュー|青木瑠璃子さんと高森奈津美さんが歩んだシンデレラロード

「*(Asterisk)」が見られるのはライブしかない

――お二人が演じるアイドルについても伺っていきたいのですが、改めて「*(Asterisk)」はどんなユニットだと思いますか?

青木:最初のころと印象が変わっているわけじゃないんですけど、難しいですね。

私たちは何年もライブをしているけど、「*(Asterisk)」の二人のエピソードは更新されていないので。

高森:その分、人付き合いは増えていってる。

青木:作品の中のアイドルとしての交流ってあんまりないじゃないですか。逆に私たちが作り上げてるくらいかもしれません。ダンスのときの掛け合いとかも、ほぼ100%私たちが考えているんですよ。

高森:「*(Asterisk)」が見られるのってライブでしかないからね。

青木:そう。ゲームではやらないので、アニメの延長線上を私たちがライブで表現している感覚なんです。ホントに難しいんです。

高森:ドラマが更新されないからね(笑)。

青木:そう(笑)。

高森:私たちあの曲だけでやっていってるからね。

――確かに……! ここは記事に書いてちゃんとアピールします。

一同:(笑)。

青木:うーん。なんていったら良いのかなぁ。

高森:難しいね。いつまで、こんなにやらせてもらっていいのかしら? って毎年思う。こんなにゲームのユニットとか増えていて、みんなが組み合わせを変え、手を変え品を変えみたいな中で、私たちはずっと(笑)。

青木:そうそう(笑)。まあでも、あんまりこういう組み合わせのユニットがないからかもしれませんね。

方向性が全然違っていて、めちゃくちゃ仲良しというわけじゃないけど、ユニットとしてはいいバランス。あんまり女友達っぽくないというか。

高森:ユニットを組まされてなきゃ特別仲良くなってないであろう二人なので(笑)。

青木:そうそう。だけどちゃんと仕事になるとできる、みたいな。頑張ろうって思っている方向性は違うけど、同じくらいの強さで頑張れる感じ。言い表すのが難しい……。

高森:難しいね。歴史だけはある。動かない歴史だけ(笑)。

一同:(笑)。

高森:ユニットとして曲が増えるわけでもないしね。

青木:なので印象がアニメのころからあんまり変わってないような気もするけど、私たちなりに温めてきた部分はあります。

――なるほど。そんな中でも「ØωØver!!」のように、かなりの回数歌われてきた楽曲があり、それだけ毎回お互いの理解を深めていきながらブラッシュアップしていってる印象を受けます。

高森:いやでも、本番で私たちっていつも正面を向いて歌うことが多かったので、実は知らなかったんですよ。瑠璃子がハイキックしてるのを。そんなカッコいいことしてたの……? って。

一同:(爆笑)。

高森:見せてくれよ! って。ゲネとか、私の見えるところでは絶対やってくれないんですよ。

本番でいきなり「めっちゃカッコよかった! 瑠璃子のハイキック!」みたいな話を聞いて「ええ!? いつやったのそんなの!?」って(笑)。「私だって見たかったよ!」と。まあ本番では見れないんだけど。

青木:まあね(笑)。

高森:私の知らない「ØωØver!!」やってる! って。

一同:(笑)。

青木:知らない「ØωØver!!」ではないだろ(笑)。でも、「-Heart Beat Version-」のようにバージョンが違うものもあるじゃないですか。

高森:歌詞も違ったりね。

青木:毎回まったく同じということはないので、逆に覚えるのが大変なのはありますね。

高森:「ØωØver!!」は『シンデレラガールズ』の中では古い曲だから振りも少なくて。だから自由度が高いんですよね。どう埋めていくか、新しくどんな埋め方をするか、みたいなことが難しい。

青木:がっつりとは振付けないもんね。サビくらいで。

高森:みんなが慣れちゃってるんですよ。だから安定感だけでやってはいけないな、というのがここ数年のテーマですね。どう更新していくか、ということを考えています。

――裏にはそういった苦労もあったんですね。創意工夫をしてステージで披露する、というのはまた違った楽しさもありそうです。

高森:そうですね。もちろんどの曲も楽しいですけど、「ØωØver!!」は少し気持ちに余裕が出るから。

青木:そうね。何回も歌ってきてるもんね。

高森:そういう意味での楽しみ方はできるかもしれません。

青木:4年くらい歌ってる?

高森:いや5年くらい歌ってる。なんだったらアニメの時期は鬼のように歌っていたので(笑)。今は年一くらいで歌ってるけど。

一同:(笑)。

青木:毎回のライブで録音もしてくださってるんですけど、その音源を聞くと「ØωØver!!」だけ完成度が高くて面白いんですよ。

高森:確かに迷いがない(笑)。

青木:「あれ、上手くない?」みたいな(笑)。

高森:そうそうそう! 迷いがないんだよね。今回は特にそうだった。他の曲が全部他のユニットの曲だったから迷いが見えてて。「あ、ちょっと探ってる」って思うけど、「ØωØver!!」は迷いゼロ(笑)。

青木:なんかもうちゃんとできてるから、「これは大丈夫だな」と謎の自信がわいてくる(笑)。

――他の公演の「ØωØver!!」と比べてみるのも面白そうですね。

青木:かもしれません。

高森:全部で何回やったんだろうね?

青木:西武ドームくらいからでしょ。トロッコでやってたもん。

高森:トロッコでやった! 遠かったわ〜。

青木:あれから比べたら成長しましたよ。

――調べられそうだったら何回歌ったか(※2)調べてみますね。

高森:わ~、とうとう数字で出てしまう!

青木:怖いね。

高森:逃げ道なくなっちゃう。


※2:「ØωØver!!」は何回歌われた?
「ØωØver!!」はTVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』第19話の挿入歌として初披露。CDとしては2015年4月15日に発売された。お二人がライブで歌った回数を調べてみた。

①2015年7月19日「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!! 2015」
②2015年8月2日「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SUMMER FESTIV@L 2015」東京公演
③2015年8月23日「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SUMMER FESTIV@L 2015」大阪公演
④2015年11月28日「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile -」
⑤2016年10月16日「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story -346 Castle-」(ØωØver!! -Heart Beat Version-)
⑥2018年4月7日「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Initial Mess@ge」
⑦2018年4月8日「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Initial Mess@ge」
⑧2019年10月10日「バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル」
⑨2020年2月15日「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock!」(ØωØver!! -Heart Beat Version-)

ということで全部で9回。初披露の「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!! 2015」から、お二人がライブで揃うと高確率で披露していることになる。


――では最後に、『シンデレラガールズ』のすごいところは、改めてどんなところだと思いますか?

青木:組み合わせが無限大なところですね。アイドルが最近も増えていますよね。

高森:算数得意な人はね、組み合わせの計算とかしてもらったら、ヤバい数字が出ると思います。

青木:新しい組み合わせが何通りあるか、みたいな(笑)。

高森:そうそうそう(笑)。ヤバい数になるでしょうね。

青木:いろんなパターンのアイドルがいるから、絶対好きな子が見つかるんだろうなって思います。

しかも、こんなにたくさんの演者がいるのに、ライブになるとみんなちゃんとできるところがすごいと思います。

――確かに「みんないい人ばっかり」とみなさん口々におっしゃられます。

青木:ホントに!!

高森:みんな大人だなって思います。若い子ほど大人だったり。

青木:それはあるね。

高森:あとは、やっぱり人数がすごい。

一同:(笑)。

青木:最近、人数を目の当たりにすることが多いからね。

高森:さすがの私たちもフルで揃ったところを見たことがないので。フルで揃ったら……そのうち運動会イベントとかやる? 宝塚歌劇団みたいに。

青木:今何十人くらいいるんだろうね?

高森:学年それぞれで3クラス分くらいにはなるんじゃないかな? 学年の運動会だよ。

青木:やるか。(運動会の放送部風に)「赤組頑張っています! 白組も頑張って!」って。

高森:いいね!(笑)「キュート組」みたいに属性ごとに分かれて。「キュートも頑張れ! クールも頑張れ! パッションも頑張れ!」って(笑)。

青木:確かに一回揃っているところは見てみたい。

高森:今や『アイドルマスター』の中でも一番の人数になっていますよね。最初は『ミリオンライブ!』がすごいいっぱいいるんだってビックリしてたのに、私たちって今何人いるの!? みたいな。

青木:『シンデレラガールズ』の中でもお会いしたことがない方もいるので、一度みんなで「オールスター感謝祭」みたいなのもできたらいいですね(笑)。

一同:(笑)。

[インタビュー/石橋悠]

 

この記事をかいた人

石橋悠
1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。『店舗貸切!お小遣いアニメイト』『BL塾』などを担当。

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