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夏アニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』声優・髙木朋弥インタビュー【連載第4回】

榊?のイメージを掴みやすくなったのは原作者・丈先生との会話がきっかけ? 夏アニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』榊?逸仁役・髙木朋弥さんインタビュー【連載第4回】

2020年7月から放送がスタートした『宇崎ちゃんは遊びたい!』も、いよいよ最終回間近。アニメイトタイムズが実施してきたメインキャスト4名へのインタビュー連載、第4回目の今回は、イケメン大学生の榊?逸仁を演じる髙木朋弥さんが登場。

テレビアニメでメインキャラを演じるのは初めてという注目の新人声優は、親友の桜井真一と後輩の宇崎花の仲を進展させようと積極的に動く高スペック男子をどのように演じたのか? 第9話までの特に印象的なシーンなども含めて、語っていただきました。

榊?は、最初は本当にチャラいキャラクターなのかなと思った

──『宇崎ちゃんは遊びたい!』という作品を最初に知ったきっかけを教えてください。

髙木朋弥さん(以下、髙木):原作を読ませていただいて、どのような作品なのかをしっかりと知ったのは、榊?を演じさせていただけることが決まってからです。でも、お話を頂いた時に、タイトルや絵柄をどこかで見たことがあるなって思ったんですよ。

それで思い出してみたら、原作の第1巻が発売された時、テレビでCMを観たことがあって。その当時は、大空(直美)さんと赤羽根(健治)さんが演じられていたことは存じていなかったのですが、すごく軽快な二人のやり取りが印象に残っていたんです。

あと「ウザカワイイ」って言葉も印象的で、「どんな作品なんだろう」と気になっていたんですよね。実際に原作を読ませていただいて、「なるほど、ウザカワイイというのは、こういうことか」と理解できました(笑)。

 

──榊?については、どのような人物という印象を受けましたか?

髙木:ビジュアルも言葉使いもけっこうチャラいので、最初は本当にチャラいキャラクターなのかなと思いました。でも、収録を進める中、音響監督のえびな(やすのり)さんからディレクションをいただいたり、原作者の丈先生からお話を聞かせていただいたりしたことで、しっかりとした信念があるというか、(見た目とは違って)中身がしっかりしている人なんだなということに気づき、自分の中での印象もかなり変わりました。

──髙木さんは、テレビアニメでメインキャラを演じるのは、今回が初めてだと伺いました。出演が決まった時の率直な感想を教えてください。

髙木:正直、最初は不安が大きかったです(笑)。ものすごく活躍されている先輩方の中に一人だけ新人の僕が入ることで、(作品の)バランスを壊してしまわないかとか、いろいろと考えました。

でも、その後、「本当にありがたいことだ」という嬉しい気持ちがジワジワと湧いてきて。自分なりに今までやってきたことを信じて、できることをやるしかないという気持ちで収録に臨ませていただきました。

基本的には、いろいろな事を楽しんでいるキャラクター

──榊?が初めてセリフを話す第5話のアフレコには、どのような思いで臨みましたか?

髙木:今まで、モブキャラ(名前のないキャラ)や、ガヤ(群衆の声)などでアニメの収録に参加させていただいてきた時は、「スタジオのドアをいつ開けよう」とか、ある意味、新人としての動きのことを大事に考えていたところもあったんです。

でも、名前のある役をいただいて収録に臨ませていただくからには、それだけではダメだぞ、と。今まで以上に自分の役のことを考えたり、周りの方々の動きやお芝居を見たり、そういうところももっと意識していかなくてはいけないなという気持ちでした。

──榊?を演じる際、特に意識していることを教えてください。

髙木:視聴者の皆さんに「ノリの軽いヤツ」と思われないように、語尾とかが軽くなり過ぎないように気を付けています。あと、基本的にはいろいろな事を楽しんでいるキャラクターなので、「楽しい」という感情が強く出るように意識して演じました。

──宇崎と桜井のことも、馬鹿にして冷やかしたりしているのではなくて、二人を見ているのが本当に楽しいわけですよね。

髙木:そうなんですよね。楽しんでいるだけで、煽ったりしているわけではないので、そのあたりのバランスも難しかったです。

──榊?は根は良い人で好青年ですが、第一印象から好青年に見えるタイプでもないので、その表現も難しそうです。

髙木:先ほどもお話ししましたが、僕も最初に原作を読んだ時は、ちょっとチャラいヤツなのかなと思ったので、視聴者の方にも最初は「チャラそうだな」と感じてほしいところもあって。その変化をアニメでも感じ取れるように、僕が表現できていたら良いなと思っています。

──原作者の丈先生から榊?についてのお話を伺ったと仰っていましたが、どのような内容だったのですか?

髙木:原作ではまだ描かれていない榊?のバックボーンについて、お話を伺える機会がありまして。具体的にはお話できないのですが、「なるほど。そういう動機で、榊?はこういう風に動いているんだな」ということが分かったのは、本当にありがたかったです。榊?のイメージがグッとつかみやすくなりました。

(C)2020 丈/KADOKAWA/宇崎ちゃん製作委員会
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