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秋アニメ『魔王城でおやすみ』声優・水瀬いのりインタビュー

かわいい「すやぁ…」に萌え、小悪魔的な発言にドキッ! そして水瀬いのり式快眠法は? 秋アニメ『魔王城でおやすみ』スヤリス姫役・水瀬いのりさんインタビュー

寝息をどう演じるかに「?」。今後、様々なキャラとの出会いでどんな表情を見せてくれる楽しみ

――収録の時に心がけたことや苦戦した点はありますか?

水瀬:オーディションの時から不思議なスヤリス姫の言い回しに悩むこともあって。例えば眠る時、「すやぁ…」というセリフがあるんですけど、「これはそのまま『すやぁ…』って読むのかな? 寝息でお芝居するのかな」とアフレコの時も迷いましたが、監督から「『すやぁ…』と言ってください」というディレクションをいただきました。

その時から正解が1つではないキャラだなと思いましたし、オーディションでも「これがスヤリス姫」と実感や手応えを感じることがないまま、終わってしまって。その後、スヤリス姫を演じさせていただくことになり、第1話の収録はすごく緊張しました。自分の中で確固としたスヤリス姫を作って臨んだというよりも、「今日、皆さんが作ってくれるはず」と信じる気持ちでアフレコ現場に向かいました。

また最初は長くセリフをしゃべるというより、割とモノローグで進むため、他のキャラとの会話も少なかったので、内心すごくドキドキしました。第1話の収録を無事に終えて、「大丈夫だ!」と安心しました!スヤリス姫が今後いろいろなキャラと出会って、様々な感情や一面を見せてくれるので、今後がとても楽しみです。

――毎回、いろいろと思いついて、行動・制作するスヤリス姫のDIY力もポイントですよね。

水瀬:機転や発想力がすごいですよね。自分の城にいた時は周りの人たちが何でもやってくれて、不自由なく生活していたのに、魔王城では快眠のために必要なものが思い浮かんで、そのために材料集めをしたり、作る器用さはさすがだなって。

被害を受けたり、振り回される魔族たちも迷惑がりながらも「しょうがないな」と許してしまうところは保護者みたいな感覚なのかも。そんなところがハートフルだし、スヤリス姫の魅力なのかなと思います。いろいろあってもあの寝顔を見たら言えないですよね。

――実際にアニメのPVでも「すやぁ…」と言っているカットがあって。私もヤラれました(笑)。

水瀬:あの「すやぁ…」はこだわりのシーンで、何度も録り直したところでもあって。「すやぁ…」の音程をつかむのが難しかったです。

――またスヤリス姫が何気なく発した言葉に、魔族たちを勘違いさせたり、ドキドキさせるエピソードもあって。魔族ではないけど、魔性の女だなと(笑)。

水瀬:聞き手の受け取り方によっては大胆だなと思わせるシーンもありますね。原作のバレンタインデーや快眠のツボを押してほしいと悩むエピソードとか。普通の人なら恥ずかしくて言えないことでも、いつものテンションで言うので、勘違いする魔族続出で。そこもおもしろいし、気付かないスヤリス姫の天然さもかわいいと思います。

姫をよみがえらせる、あくましゅうどうし、魔王城の主・魔王タソガレ、マスコット的なポジションのでびあくまなど魅力的なキャラもいっぱい!

――いろいろな魔族の犠牲の上にスヤリス姫の安眠が生まれるわけですが、魔族をよみがえらせることができる、あくましゅうどうしがいなければ、ホラーですよね?(笑)

水瀬:そうなんです! そのため、あくましゅうどうしさんの負担の大きさと言ったら(笑)。物語的にもどこか抜けたキャラが多い中で、ツッコミ役としてこちらのボケに全力で向き合ってくれるあくましゅうどうしさんの存在の大きさと不びんさは愛すべきところがあります。

――たくさんの魔族がいますが、お気に入りのキャラは?

水瀬:まず、でびあくまはスヤリス姫のそばにいてくれる存在で、見た目もかわいくて、作品のマスコット的なキャラで、大好きです。あとシザーマジシャンも時々、スヤリス姫の元に来て、体調や精神状態を察してくれるお姉ちゃんみたいな安心感があって。「あんら~」という独特の口グセもインパクトがあるし、性別がわからない空気感などアニメ化でどんな感じになるのか、楽しみにされている方も多いのかなと思います。

――魔王城の主、魔王タソガレも一般的な魔王のイメージとは違っていて……。

水瀬:魔王タソガレだけでなく、直属の部下の十傑衆など肩書と実際の印象が違うんですよね。元々、スヤリス姫も姫っぽくないけど(笑)。魔王タソガレはスヤリス姫だけではなく、クセのある部下たちにも振り回されて、かわいそう。魔王というと悪くて非道なイメージがあるけど、優しそうで人間っぽい面も見えてくるのも魅力的ですね。

第1話からアットホームな雰囲気。プレスコ方式の収録でのびのびとお芝居

――収録現場の雰囲気はいかがですか?

水瀬:山﨑みつえ監督やスタッフさん、共演するキャストの皆さんは、他の作品でもご一緒している方々だったので、現場の雰囲気はアットホームで、1話目の収録なのにそうじゃないような安心感があって(笑)。クレジット的には上にいますが、座長感みたいな緊張につながるものもなくて、皆さんに助けていただいています。

――十傑衆をはじめ、どんどんキャラも増えてきて、にぎやかになりそうですね。

水瀬:第1話の時点でたくさんのキャラがいますが、今後も続々と登場するので「あのキャラはどの方が演じて、どんな声やお芝居をされるんだろう?」と私も楽しみですし、皆さんも期待してほしいです。

また収録は、第1話はプレスコ方式で、監督からも「現状入っているカットナンバーも気にせず、後ろにどんどん下がっていっても大丈夫です」と言っていただいて。私たちのお芝居ありきで絵を描いていただけるので、自分のテンポ感で、キャラを演じやすい収録でした。完成した映像を見るのを楽しみにしています。

(C)熊之股鍵次・小学館/魔王城睡眠促進委員会
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