声優
RAISE A SUILEN レイヤ役 Raychellさん 5thSG発売記念インタビュー

RAISE A SUILEN レイヤ役 Raychellさんインタビュー|5thSG『Sacred world』を控えたRaychellさんがこれまでを振り返る! まず私たちのサウンドを聞いてもらおう、私たちはリアルバンドだから

 

コロナ禍の中で行われたライブは、いつも以上に熱かった。

――そして舞台の次は富士急ハイランド・コニファーフォレストにて「BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYS『THE DEPTHS』が開催されました。

Raychell:会場は野外で、スタッフさんも来場者も全員必ず検温を徹底してくださったおかげで、感染者も出ずにライブをさせていただいて。みんなもルールを守って声を出さずに応援してくれました。

マスクをしてペンライトを持って、ソーシャルディスタンスを保ちながらのライブでしたが、凄く熱量を感じたんです。それこそ、マスクを取ったみんなの笑顔が見えている気持ちになったり、みんな声は出していないけど、みんなの拳の高さから歓声を感じられるほどの熱量が届いていました。

普段と変わらない、むしろ普段以上の熱量で私たちもライブをすることができたので、いつもの日常が戻ってきたら、さらに良いぶつかり合いというか、魂の会話ができるのかなと楽しみにしています。

――今となっては、それまでの日常の幸せを再確認させられますよね。

Raychell:本当に思いますね。「SOUL SOLDIER」という曲の中に、「嵐が過ぎ去りし後の景色は どんなモノよりも美しく在るさ」といった歌詞があるんですけど、この状況とリンクしていて。

いま終わらせちゃダメだし、ここから先に向けて生きて頑張ろう、進んでいこうという、曲と言葉と気持ちがリンクすることもあって、「8th☆LIVE」で何度もグッと来る場面がありましたね。

今回、RAISE A SUILENとしては、アルバムを引っさげてライブをさせていただきました。1st Albumをリリースした直後だったので、初めてアルバムのセトリ通りにやらせていただいたんです。

今までアーティストとして活動してきた中でもアルバムのセトリでなんてやったことなかったので、私たちにとっても結構なチャレンジで。1曲目から相当ぶち上げていきましたが、RAISE A SUILENとしての新たな課題が見えたライブでもありました。

ただ、前回のライブから半年以上経ってからのライブだったことや、初の野外ということもあって、しっかりしたものを届けたい気持ちがありました。舞台や1stアルバムのリリース、さらに半年以上ぶりのライブということで、成長したものを私はしっかり見せたくて。

3DAYSあった中で私たちは真ん中で、Roseliaさんから受け継いだバンドリ!の絆をしっかりと届けていきたいと思っていました。メンバーともライブ前の円陣では、バンドリ!の絆や私たちらしさをしっかり届けて、明日に繋がるようなライブにしようねって。そういう思いでステージに立たせていただきました。

――バトンは繋げられましたか?

Raychell:繋げられたと思います。スタッフの方やバンドリーマーの方々、ポピパさんやRoseliaさん、そして他のバンドさんも全部含めて、これが『バンドリ!』なんだって想いは届けられたんじゃないかなって。それは、みなさんのお力添えあってのことなので、今は感謝の気持ちでいっぱいです。


 
 

TVアニメ『アサルトリリィ BOUQUET』主題歌となる新曲はRASにとって新しい扉だった

――そんなRAISE A SUILENの次のステージはニューシングル『Sacred world』のリリースです。表題曲の「Sacred world」は、TVアニメ『アサルトリリィ BOUQUET』のOPテーマに起用されています。

Raychell:『バンドリ!』という枠を超えて、別作品である『アサルトリリィ BOUQUET』のOPテーマを歌わせていただけたのは光栄に思いました。メンバーの紡木吏佐ちゃんがキャストとして参加しているので、そういう繋がりもあって凄く嬉しいなって。

――楽曲に対する印象はいかがでしたか?

Raychell:正直、今までのRAISE A SUILENのサウンドとはまた異なるもので、バンドとして新しい扉が開いた感覚がありました。レコーディングの時も今までのテイストと異なっていて。

今までの楽曲ってどちらかと言うと荒さや強さがメインに出ていたんですけど、(今回は)強さの中にも美しさとか繊細さがあるサウンドで。私も歌い方の部分でファルセットを細かく使ったり、ブレスを多く使ったりしているので、その点では新しいなと思っています。

先日の「8th☆LIVE」で初披露させていただきましたが、一番神経を使った歌でしたね。

――たしかにこれまでのRAISE A SUILENの楽曲とは異なるテイストの楽曲だと感じました。それまでの強さも兼ね備えつつ、サウンド的には少しキャッチーになったといいますか。

Raychell:それはありますね。スタッフさんにも言ったんですけど、昔のアニソンぽいなと思って、どこか懐かしさを感じるというか。

――アニメファンには親しみやすい部分がありますよね。90年代に流れていてもおかしくないような。

Raychell:そうなんです! 口ずさんでいたような気がするメロディだなっていうように感じます。『アサルトリリィ BOUQUET』には敵と戦う場面がありますが、歌詞も攻め攻めでアグレッシブなもので、サビの部分ではリズムも乗ってきたりと、また素敵な曲に出会えたと思いますね。

――ちなみに別作品の主題歌をレコーディングされる際は、普段のRAISE A SUILENとは心持ちが異なったりするのでしょうか。

Raychell:正直に言ったらそこまで変わらないですね。ただ、やっぱり今回の「Sacred world」は繊細さの部分は凄く大事にしていましたし、ただ強さの部分はしっかり強さを出すようにしていました。

喉のコンディション的には一番デリケートというか、難しいんです。あと、自分も『アサルトリリィ』の戦士の一人みたいな、そういう気持ちで歌わせていただきました(笑)。

――なるほど。歌詞はより作品に寄り添った内容に感じましたが、こちらはいかがでしょう。

Raychell:今回のこの歌詞……画数の多い漢字がたくさん出てくるんですよ(笑)。あまり聞いたことのないような歌詞が多くて、「断末魔の嘶き(いななき)に 蘇る」とか、歌詞が難しいなって(笑)。

一同:(笑)。

Raychell:難しいけども、格好良いんです! Bメロに「容赦なく猛るspecter 選ぶべき Right choose」とありますが、自分が使っているベースがスペクターで響きが同じなので、個人的にお気に入りのフレーズだったりします(笑)。

あと、その懐かしさを感じるメロディもBメロ部分に色濃く表れているので、Bメロがお気に入りです。私は今までR&Bやバラードを歌ってきたので、読みやすく感じ取りやすい歌詞が多かったんですけど、『バンドリ!』に参加してからいただく楽曲は難しい漢字や言葉が多くて。

辞書を引いて、歌詞カードの横に意味を書きながら歌わせていただくことが多いですね。読めない漢字が多いです(笑)。ただ、それが“THE アニソン”という感じがして格好良い部分だなって。そこが愛される理由なのかなと思います。

――ちなみにアニメのオープニングはご覧になりましたか?

Raychell:見ました! アニメ放送時もリアルタイムで感想をツイートさせていただいたんですけど、やっぱり感動しますね。格好良さの中に美しさもあって。

また、映像と歌詞のリンクが素晴らしく、作ってくださったスタッフのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

――そして、その映像を見た作品ファンの方がRAISE A SUILENのライブに来るかもしれませんからね。

Raychell:来ていただけたら嬉しいですね。そういう意味では『アサルトリリィ』からRAISE A SUILENを知ってくださる方も、もちろん多いと思います。『アサルトリリィ』の良さも知っていただきつつ、そこからRAISE A SUILENを通して『バンドリ!』の魅力も伝えていけるように私たちは頑張りたいなって思います。

――そのほか、「REIGNING~The Stage ver.~」「R・I・O・T~The Stage ver.~」も収録されます。これはステージで披露されたアレンジバージョンが収録されるんですよね。

Raychell:そうなんです。だから、CD録音のものとはまたちょっと違う、生の生きたサウンド、生だからこその熱量で歌って、演奏しています。その時にしか聴けないものだと思うので、ぜひぜひ聴いていただいて、リリース済みの音源と舞台の音源を聴き比べもしていただけたらと。私も歌い方のアレンジを変えているので、見つけていただけたらと思いますね。

――こればっかりは実際に手に取って聞かないと分からないですからね。

Raychell:そうなんです! 手に取っていただかないと! 分からないので!(笑)

一同:(笑)。

Raychell:ちなみに、「R・I・O・T」の後半の歌いまわしなど、その場の熱を感じてアドリブを入れていたりします。

あと、舞台の後半でロックが加入するストーリーがあって、ロックが加入したあとのライブという設定での音なんです。ロックが入って5人になったRAISE A SUILENの音は、舞台だからこそできたサウンドでもあるので、そこはぜひチェックしていただければと。

ギターアレンジもCDから変わっているので、この盤じゃないと聞けません。そして、聞いたらSNSなどで感想を呟いていただきたいですね。「ここ違うじゃん、気付いちゃった!」とか「あ、ここRaychellさん間違えてる」でもいいので(笑)。

生のライブで出した音を感じていただいたら、今度は実際にライブに来て、全身に刺さるような音を聞いていただきたいなと思いますね。

 

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