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秋アニメ『くまクマ熊ベアー』河瀬茉希、和氣あず未 声優インタビュー

秋アニメ『くまクマ熊ベアー』最終回&特別ED曲配信記念! 河瀬茉希さんと和氣あず未さんがデュエット曲に詰まった魅力を解説&これまでの物語を振り返り

河瀬さん&和氣さんが選ぶベストシーンは?

――1話から最終話までで、お気に入り、または印象深いエピソードのベスト3を挙げてください。では河瀬さんの第3位から。

河瀬:5話で孤児院の子たちが育てた卵をクリフにだけ売らなかった件で言い合いになったシーンです。

最初にクリフに真意を確かめていれば誤解が解けていたかもしれませんが、最初に領主であるクリフを信用していなかったけど、いい人かもしれないと思い始めたところで孤児院への補助金の打ち切り。

「やっぱり」という気持ちと、目の前で苦しんでいる人を見ていたから我慢できなくなっての行動で、真っ直ぐな15歳の子らしいなと思いました。

あと今までは冷静に判断していたし、大人びた発言をすることが多かったけど、この時は感情むき出しで。

ト書きに「目をうるませる」と書いてあったのを見て、クリフへの怒りだけでなく、裏切られた悲しみもあるんだなと考えたら私もうるっと来てしまって(笑)。

クリフ役の遊佐(浩二)さんとマイク越しに言い合ったのも生っぽくて、私もしばらく忘れていた感覚だし、大事なシーンでした。

――和氣さんの第3位をお願いします。

和氣:2話のユナとフィナの出会いのシーンです。

「食べますか?」「食べません」の最終回につながる掛け合いも好きですが、見た目はふわふわしているのに、病気のお母さんを看病しつつ、妹の面倒をみなくてはいけなくて、一家を支えなくちゃいけない必死に生きてきた中でユナと出会い、2話の最後では頼れる存在として「ユナお姉ちゃん」と素直に言えたシーンは素敵だなと。

フィナがまだ10歳の幼い子なんだなと再確認できたし、言われて照れるユナの顔もかわいいし、フィナや彼女の家族のことを気にかけてくれるところも温かくて。最初の出会いから最後まで2話全部が好きです。

――河瀬さんの第2位は?

河瀬:11話のクラーケンとの死闘ですね。これまで対峙してきたモンスターの中でも唯一、苦戦した相手で、息を切らしながら「米! 味噌! しょう油!」を連呼しつつ、倒した後には倒れ込んでしまうほど強くて。

戦い方も悩んで、いろいろ想像しているところもおもしろくて、シリアスになり過ぎず、強い敵を退治するのはこの作品らしいなと感じました。あとあの海を沸騰させるのは大変だろうなと(笑)。ユナがすごく頑張った回だったと思います。

――和氣さんの第2位をお聞かせください。

和氣:4話でお母さんのティルミナの病状が悪化したエピソードです。フィナはふわふわしていて演じやすかったんですけど、フィナにとって初めてのシリアスなシーンで。2話でユナが倒したウルフの解体をフィナが代わりにした時も売って得られるお金をくれると言われて。

「でも」と言うフィナに、ユナが「街の中を案内してよ。案内料も合わせればちょうどよくない?」と言ってくれたけどまだ申し訳なさそうで。

だけど、4話ではお母さんの病気を治してくれたユナに働いてお金を払うと言うと、ユナは「いいよ。お金なんて」と断って、「わたしはフィナを助けたかっただけだよ」と。

その言葉を聞いて「ユナお姉ちゃん、ありがとう」と厚意を素直に受け止められて。出会った時は他人だから頼りすぎてはいけないと思ったけど、そのシーンでお互いを家族みたいに感じられたと思うし、フィナ自身も成長したのかなと思いました。

河瀬さんの第1位は納得の最終回!

――では河瀬さんの第1位を教えてください。

河瀬:これは和氣さんも一緒じゃないかな? 最終回のユナとフィナが想いを打ち明け合うシーン……う~ん、でも終盤全部かもしれない。現実世界のユナは誰にも期待せず、1人で生きていたけど、異世界に来て、出会った人たちのために行動するようになって。

最初は握手を求められるだけで顔を真っ赤にしていた彼女がクラーケンを倒した後にいろいろな街の人に囲まれて。親心でよかったなと思ったし、一緒にいられなくてモヤっとしているフィナもかわいいし、そんな気持ちに気付かないユナもかわいいなと思うし。

私自身、最初から演じ方もどんどん変わっていった印象もあって、「好き」とか「嫌い」とか言うタイプの子ではないけど、「やっぱりフィナがいい」と口にしたところは熱い! エモい!

和氣:私も嬉しかった!

河瀬:2話のユナからは考えられない姿だなと思うし、フィナに両親のことを尋ねられた時も「いろいろあって」と口を濁したり、自分のツラさを人に決して話そうとしないけど、最後に初めて想いを打ち明けた時、心をゆるせる相手に出会えたんだなと温かい気持ちで心がポカポカになりました。

和氣さんが選んだのはフィナ一家の感動エピソード

――それでは和氣さんの第1位ですが、河瀬さんと同じですか?

和氣:もちろん、12話もいいんですけど……

河瀬:え~っ!?

和氣:印象深いのは6話です。4話でティルミナの病気が治って、ゲンツおじさんがプロポーズしてお父さんになって、その直後に夫婦ゲンカするという。調味料のかけすぎとか家事をまったく手伝ってくれないとかリアルだなと(笑)。

子供にとっては一大事で、ユナにどうしようと相談するけど、「大丈夫だよ」と。まだ15歳なのにもう悟っているような。

河瀬:「犬も喰わないよ」って(笑)。

和氣:客観的に見えていて、本当に頼りになるなと。フィナとシュリ姉妹は仲直りしてもらうために、ティルミナとゲンツが初めてパーティを組んだ時に見つけた雪結晶の花をユナと一緒に見つけに行って。

その後にも感動的なドラマがあって、大好きエピソードです。

(C)くまなの・主婦と生活社/くまクマ熊ベアー製作委員会
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